テラドローン LGU+と韓国初 ドローン管制システムを事業化

テラドローン株式会社

From: PR TIMES

2017-11-24 14:43



PRESS RELEASE

平成29年11月24日


          
テラドローン株式会社(本社;東京都渋谷区、代表;徳重 徹、以下テラドローン)は、韓国の通信企業LG U+(本社:韓国ソウル、代表: クォン・ヨンス)と協業し、韓国初のクラウド型ドローン管制システムの事業化をいたしました。クォン・ヨンス氏は21日、ソウル龍山(ヨンサン)社で記者懇談会を開き、ネットワークを介して目視外飛行や夜間でも安定的に災害監視および測定、物流輸送などのドローン飛行をすることができる「U +スマートドローンクラウド型ドローン管制システム」を、韓国で初となる商用化を本格的に開始しました。

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LG U+は、韓国の3大通信業社の1つであり、自律飛行ドローンを前面に出して5G時代をリードするために無人機事業に本格的に進出します。また、管制センターからワンクリックで遠隔地にあるドローンを離陸させ、目的地での任務を遂行して帰還まですることができる自律飛行ドローンを披露し、関連事業計画を発表しました。


◆事業内容詳細
・目視外地域でも、クラウド型ドローン管制システムを通し、位置を確認・操縦
・PC /タブレット /携帯 など様々な携帯機器で、クラウドドローン管制システムに接続
・世界初、ドローンが撮影中のFHD高画質映像をIPTVを通して、リアルタイムで視聴が可能

LG U+ チェ・ジュシクFC(Future and Converged)部門長は、「クラウドドローン管制システムは、ドローンの産業が運送や物流業界では、警備・測量・安全点検や災害監視などの既存産業のパラダイムを変えることができる起爆剤になるだろう。ネットワークとソリューション力に集中し、5G時代の中核サービスとして位置づけたい」と述べました。

■ 自律飛行デモ成功 3分で迷子を見つける

クラウド型ドローン管制システムのデモンストレーションでは、韓国ソウルにある上岩洞空公園で、赤いジャンパーを着用した6歳男児が行方不明と想定し行われました。LG U+龍山本社に連絡が入ってからリモートで自律飛行ドローンを飛ばし、わずか3分で見つけだす事に成功しました。
ドローンが上岩洞空公園の上空をジグザグと飛行したり、また高度を変更するなど、自律飛行の様子のリアルタイムで確認できます。

グォン・ヨン・フン ドローン事業部長は、「サッカー球場約20分の大きさである上岩洞空公園のような広い場所をわずかな時間でスキャニングできるソリューションはドローン以外にない」とし、「失踪した子供を見つけるといった社会貢献の分野でも、クラウド型ドローン管制システムの活用が大きく増えると考えている」と述べた。

ドローンからリアルタイムに送ってきた映像で行方不明の子供を確認し近くの安全要員に引き継がれることを確認したドローンは、計画された経路の走行を終えて無事復帰。クラウド型ドローン管制システムでは、空の公園周辺の電波状況、ドローンの飛行速度、バッテリー残量などの情報と風向と風速、温度等の気象情報がリアルタイムで把握でき。また、ドローンの飛行経路上の緯度と経度の情報も表示されます。


■ 数百キロメートル先の遠隔操作も可能

LG U +スマートドローンクラウドドローン管制システムは通信網を活用し、ドローンの位置情報をリアルタイムで把握するという、航空機の管制システムと同様な仕組みでドローンの飛行を運用する事ができます。ネットワークさえ接続されていれば、数百キロ離れているドローンを自由自在に操縦することが可能です。
手動で操作する従来のドローンとは異なり、目的地を入力するだけでドローンの離陸から飛行、帰還までの全過程が自律的に行われます。 PCやタブレット、スマートフォンなどの端末からでも、自由にドローンの飛行計画を実現。
また一台のドローンを、複数の人が同時にモニタリングしたり、一人が複数のドローンの飛行計画を立てることも可能で、効率的なドローン管制体制が必要とされる様々な産業分野に適用。
■様々な機能で最適化

クラウド型ドローン管制システムでは、湿度、風向、風速などの気象情報を随時確認することができます。また電波強度を確認し、受信電波強度が強い地域へ飛行経路を設定。ドローンの飛行高度と速度、バッテリー残量もリアルタイムで情報を得ることが可能です。飛行の日付と飛行時間指定ができるため、予約飛行も実現。


U +スマートドローンの特徴の一つとして、他のドローンや飛行体、鳥類などを認知し、その場で止まり停止飛行を行います。飛行中の状況に応じて旋回飛行・緊急帰還し、緊急時には搭載されているパラシュートを活用して、安全な地域に着陸させる機能も搭載。
世界初となる、ドローンで撮影したデータをフルHD級の高画質映像で、リアルタイムにIPTVで確認することができます。また、Webを介し様々な端末で、全世界どこでもライブ視聴が可能。

5G時代には、LTEより10倍速いデータ転送が可能になるため、ドローンが送信する大容量4K、8K級のきれいな高画質映像を遅延なくリアルタイムで見ることができ、遠隔からでもさらに洗練された操縦が可能。


■ ドローン規制緩和をきっかけに、国内外の優れた技術力を保有しているドローン関連企業との連携により、5G時代中核事業として育成

LG U+は、今年の初めから本格的なクラウド型ドローン管制システムの事業化のために、国内外のの優秀な技術力を保有している様々な企業と協業を推進してきました。
UTM(無人航空機運行管理システム)などを開発するテラドローンは、今回の協業により、目視外でも効果的で安全にドローンを制御することができる管制システムを実現。また、ドローンを製造する株式会社プロドローン(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:河野雅一)が、クラウド型ドローン管制システムに最適化されたスマートドローンの機体の開発をしました。


これまで韓国では、ドローン運航は操縦者や監視者の肉眼で確認できる範囲で飛行が限られていたが、「ドローン特別承認制」が今月10日から施行されたことにより、安全基準を満たしていれば、夜間および目視外飛行は可能となりました。
航空安全法改正案の施行に合わせ、山間地域における宅配サービスや緊急物資配送などの運輸/物流領域と、災害脆弱地域モニタリングなどの安全点検、海岸水深測定と建築などの測定領域に本格進出で、セキュリティ/航空撮影/環境モニタリングなど、様々な産業分野での領域を拡大予定。 また、今後システムの高度化を推進し、2018年までに3D地図、上空電波地図、ドローン道案内システムを順次開発・リリースすることを発表しました。

今後5Gが導入されれば、ドローンを管制しているWebサーバーとドローンとの間の処理反応速度が速くなり、より安定的に大量のデータ転送が可能。また、5Gネットワークを通すことで、複数のネットワークとリアルタイムで通信できるため、安全管制モニタリング事業など、鮮明な映像と正確なコントロールを必要とする様々な産業において、活用の需要が急速に高まることが予想されています。


■ 4G/5Gネットワーク比較
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テラドローンは日本国内はもちろん、世界中でドローンの安全な飛行の実現に向け、ドローン運行管理システムの開発を進めてまいります。


■本件に関する問い合わせ
テラドローン株式会社
電話 : 03-6419-7193
メール: info.jp@terra-drone.co.jp
HP : (リンク »)

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