2017年8月1日から10月31日までの応募期間中、26カ国から合計227作品が集まり、その中からグランプリ1点、準グランプリ1点、一般部門賞1点、学生部門賞1点、HAPTIC DESIGN賞1点、ファイナリスト15点が選出されました。
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グランプリは、アメリカのバイオアーティストであるエイミー・カール(Amy Karle)の作品「Regenerative Reliquary(再生可能な聖遺物)」が受賞しました。3Dプリンターとヒトの幹細胞で作られた人間の手です。ヒトの間葉幹細胞が3Dプリントされた手の骨格に植え付けられ、細胞は手の形に沿い徐々に骨へと成長していきます。アート、デザイン、科学、テクノロジーの垣根を越え「人間であることの意味」を探り、生命の神秘を示唆する作品です。
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準グランプリは、アメリカのMARC FORNES / THEVERYMANYによる、わずか6mmの薄い骨組みでできた13mの建築物、「Minima | Maxima(最小値|最大値)」が受賞しました。この建築物は3層の薄いアルミニウム製の細い帯を交互に重ね合わせてできており、柱や梁を必要とせず、自立しています。
「触覚(HAPTIC)」に通じる作品を募集した「HAPTIC DESIGN賞」には、イギリスのDani Clodeによる「The Third Thumb」が選ばれました。「The Third Thumb」は3Dプリンターで作られた3本目の親指で、両足に装着したフットコントローラーを使い操作します。人工装具を人体の延長ととらえ、社会での人工装具の受け止められ方を変えていくことを目指しています。
一般部門賞は立体構造を織るために設計された織機3D Weaver(クリエイター:Oluwaseyi Sosanya)が受賞、学生部門賞にはペンにバネ構造を組み込み、ブラシのような感覚が味わえる「Spring-Pen」(クリエイター:田中賢吾)が受賞しました。
全ての受賞作品と、受賞作に対する審査員のコメントは以下のページよりご覧ください。
・結果発表ページ(英語) (リンク »)
・結果発表ページ(日本語) (リンク »)
・受賞作品一覧PDF資料 (リンク »)
2月9日(金)から2月23日(金)まで、GOOD DESIGN Marunouchiにてグランプリをはじめとする20の受賞作品の展示会「COLLABORATIVE FUTURES - Design, Technology and Art 境界を越えた “つくりかたの実験” 」を開催します。また2月9日(金)19時より、渋谷100BANCHにてYouFab2017 授賞式 & アフターパーティーを開催、来日するグランプリ受賞者エイミー・カールと、審査員によるクロストークを行います。
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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