アジレント・テクノロジー、Lasergen, Inc. 買収で合意

アジレント・テクノロジー株式会社

From: PR TIMES

2018-04-09 15:24

診断分野での成長、および包括的でルーチンのためのクリニカルNGSワークフロー構築というアジレントの戦略的意図に沿った買収

※このお知らせは、米国時間2018年4月3日にアジレント・テクノロジーズ・インクが発表したニュースリリースを、アジレント・テクノロジー株式会社が和訳・要約したものです。


アジレント・テクノロジーズ・インク(社長兼CEO:マイク・マクマレン、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、NYSE:A、日本法人:アジレント・テクノロジー株式会社)とLasergen, Inc. (Lasergen) は、2018年4月3日、両社が、Lasergenの残りの株式を1億500万米ドルでアジレントが買い取る最終合意に署名したことを発表しました。Lasergenは、革新的なDNAシーケンシング技術の研究開発にフォーカスした新興バイオテクノロジー企業です。

2016年3月、アジレントは、この非上場企業に最初の投資を行い、2年以内に残りの全株式を取得できる権利(コールオプション)付きで全株式の48 % を取得していました。アジレントはこの権利を行使する旨を、2018年2月23日に通知しました。

Lasergenおよびアジレントは、LasergenのLightning Terminators™ ケミストリーをベースとしてシーケンシング技術を活用して、クリニカルアプリケーション向けの次世代シーケンシング ワークフローを構築するべく協業を進めてきました。Lightning Terminators は現在商用化されている他の技術と比較して、ゲノム シーケンシングを高速化、高精度化、低価格化できる可能性を秘めています。

アジレントの診断・ゲノミクス グループ プレジデントのジェイコブ・タイセン (Jacob Thaysen) は次のように語っています。
「クリニカルアプリケーション向けに次世代シーケンシング ワークフローを構築することは、がんや遺伝性疾患と戦うというアジレントの診断分野の戦略にとって、重要な要素となります。我々は、クリニカルにおける意思決定のために、患者様中心の実用的な情報を提供することにフォーカスしています。すべての診断様式で、統合型カスタマーエクスペリエンスを確保することは重要であり、将来的に大きな差別化要素となることでしょう。」

アジレントのゲノミクス事業本部 バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーで、博士号を有するカムニ・ビジェイ (Kamni Vijay) は次のように語っています。
「過去2年にわたり、アジレントとLasergenは密接に協力し、強力なパートナー関係を構築してきました。Lasergenの残りの株式を取得するという決定は、チームと技術に対するコミットメント、および包括的でルーチンのためのクリニカルNGS (次世代シーケンシング)ワークフロー構築という当社の戦略的意図を表すものです。」

Lasergenの社長兼CEOで博士号を有するミミ・ヒーリー (Mimi Healy) は次のように語っています。
「Lasergenおよびアジレント両チームのコラボレーションの成功により、NGSにおけるLasergenの専門性と、ターゲットエンリッチメント、クリニカルのためのインタープリテーション サポート ソフトウェア、自動化およびマイクロフルイディクスの強力な技術におけるアジレントのリーダーシップとを結びつけ、統合された1つのチームとして展開し続けていけることに期待を寄せています。NGS向け分子診断市場はまだ初期段階であり、われわれは独自の立場で、統合型クリニカルワークフローを構築していきます。そして、最終的にはより良い治療方針決定やプレシジョン・メディシン(精密医療)につなげていきます。」

Lasergenは2002年に米国テキサス州ヒューストンで設立され、米国カリフォルニア州サンディエゴにも拠点を有しています。

Lasergenの従業員は45人です。

この買収を完了するには、規制当局の承認と慣習的な成立条件を満たす必要があります。

Lasergen社 について
Lasergen, Inc.社は新興バイオテクノロジー企業で、ライフサイエンス ソリューション向けにまったく新たなケミストリーを商品化することにフォーカスしています。ヌクレオチド ケミストリーおよび次世代シーケンシングにおけるLasergenの専門性は数多くの発見につながっています。その成果物である、シーケンシング ケミストリー (Lightning Terminators™) および正確なシーケンシング プラットフォームは、いずれも市場を大きく変えるものとなっています。Lasergen社は2002年に米国テキサス州ヒューストンに設立され、このほど、米国カリフォルニア州サンディエゴに第2の拠点を開設しました。詳細は、lasergen.com でご覧いただけます。

アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー (NYSE:A)は、分析ラボ向け技術のグローバルリーダーです。50 年以上にわたる知見と技術革新にもとづき、機器、ソフトウェア、サービス、ソリューション、そして深い知識と経験により、お客様が抱えるきわめて困難な課題にも信頼できる答えをお届けします。2017 年度の売上高は 44 億7000万米ドルでした。従業員は全世界で 14,200 人となります。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
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将来性の見通しに関する記述について
このニュースリリースには、Securities Exchange Act of 1934 で定義された将来見通しに関する記述があり、同法で定めるセーフハーバーの規定の効果が及びます。この将来見通しに関する記述には、当社の将来の売上高・利益・収益性、新製品計画、市場動向、当社製品・サービスの将来需要、お客様の見込み、2018 年度第 2 四半期および 2018 年度通期の売上高および非 GAAP ベースの利益についてのガイダンスなどが含まれますが、これに限定されません。この将来に関する見通しの記述にはリスクと不確かさが含まれており、アジレント・テクノロジーの実績が、結果として経営陣の現在の予想と大幅に異なることになる可能性もあります。ここで言及しているリスクと不確かさには、当社のお客様の事業状況における予測不能の変化、現在および将来の製品・技術・サービスの要求における予測不能の変化、為替市場における予測不能の変化、お客様の購入意思決定やその時期、統合および事業再構築による費用削減が期待どおりとならないリスクなどが含まれますが、これに限定されません。さらに、アジレントが事業を行なっていく上で直面する他のリスクもあります。たとえば、ビジネスサイクルに適切に対処していく能力、コスト削減の目標を達成しその利益を享受し、この実現が難しい場合はビジネス状況の変化に合わせたコスト構造を適切に採用していく能力、競合・価格・粗利益に対する圧力、コスト削減が製品開発力、競合力維持、業務効率に影響を与えるリスク、地政学上の不透明さや全世界の経済状況が当社の営業、市場およびビジネスを運営する能力に与える影響、需要の変化に合わせて資産管理を改善していく能力、当社のサプライチェーンが需要の変化に対応していく能力、新製品を適切なタイミング、適切な価格、適切な方法で成功裏に投入していく能力、当社が最近の買収にともなう統合を成功させる能力、当社がある複雑な規制に適切に対応していく能力、その他のリスクがあります。これらのリスクの詳しい説明は、2018 年 1 月 31 日に終了した第 1 四半期の Form 10-Q 年次報告書などの米国証券取引委員会の書類に記載されています。将来見通しに関する記述は、アジレントの経営陣の考えや仮定に基づいており、現在有効な情報に基づいています。アジレントは、将来見通しに関する記述を公に更新する義務を負いかねます。


※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

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