アスタリスクがスマートフォンの内蔵カメラで、専用リーダーに匹敵する高速・高精度なバーコード読み取りを実現。

株式会社アスタリスク

From: PR TIMES

2018-04-10 14:00

狙いうちするレーザーポインター装着で、スマートフォンをそのままハンディターミナルにできる「AsReader CAMERA Type(アズリーダー カメラタイプ)」の製品化を発表。

 スマートフォン端末を用いたIoT機器 AsReader の製造元 株式会社アスタリスク(本社:大阪市淀川区、社長:鈴木規之、以下 アスタリスク)は、スマートフォン内蔵のカメラを使用して、超高速・高品質なバーコード読み取りを可能にするアプリケーションの開発に成功しました。
 このアプリケーションは、ソフトウェアベースのバーコードスキャナーであり、iOSだけでなくAndroidOSも含め、専用のバーコードリーダーに匹敵する読み取り性能を実現します。
 アスタリスクでは、目標をターゲティングするために、このスマートフォンにアタッチメント型のレーザーポインタをセット。これによりスマートフォンの画面を覗き込むことなく、専用端末での業務同様に、ターゲットであるバーコードを目視しながらスキャンを行えるようになります。
 文字通り、お手元のスマートフォン内蔵カメラがそのまま高性能バーコードスキャナーに変身する、という意味を込めたこの「AsReader CAMERA Type」は、6月に世界同時発売の予定です。



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開発の背景
近年、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスは、著しく高機能化しています。端末内蔵のカメラも同様で、「コンパクトデジカメは姿を消すかもしれない」や「もはやデジタル一眼ですら安泰ではない」といった声も聞こえるくらいに進化してきました。ただ画素数やレンズのF値と相まって、画像センサー(CMOS)も高性能化しているにも関わらず、バーコードのデコーダー(バーコード解析ソフトウェア)だけは、その進化が著しく遅れていました。

それ故か、スマートフォンのカメラを利用している現場では「スマホのカメラ機能でバーコードを利用できると思っていたが、読み取り性能は悪いうえに、遅くて使い物にならない」といった声も多く、「なんとかできないだろうか」という切実な要望も耳にしました。

そんな市場のニーズに応えるため、アスタリスクは、バーコードリーダー「AsReader」で培った自動認識のノウハウを活かして、スマートフォン内蔵カメラとソフトウェアスキャナーによる、専用端末レベルのバーコードリーダー開発に着手。2年以上の研究開発期間を経て、このたび超高速・高品質の処理を実現することができました。

今まで、スマートフォンのカメラを利用してバーコードを読み取る上での弱点は、大きく2つありました。1つ目は、カメラを用いたスマートフォンの画像処理速度。そしてこの速度とは別に、もう1つの大きな弱点が「読み取り時に、対象のバーコードを ”スマートフォンの画面を覗き込み” 確認する必要がある」ということです。人間工学的にも、ターゲットを画面越しに捉えることは困難で、現物を目視する方が、よほどやりやすいのです。そこでアスタリスクでは、目標物をターゲティングするために、スマートフォンにレーザーポインターを付けることを考案しました。現物を見て読み取りができますので、作業者は、画面を覗き込んでバーコード等の位置を合わせる必要がなくなります。(国際特許出願済)

AsReader CAMERA Typeの特徴

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AsReader CAMERA Typeは、字のごとくスマートフォンにあるカメラでバーコードを読み取ります。大別して2つの特徴があります。

(1) 圧倒的な超高速の読み取りスピード
既存のバーコードアプリは読み取りに時間がかかり、業務利用として使うことは困難でした。アスタリスクは、このカメラの性能を最大限に活かすソフトウェアを2年以上にも亘って研究し、超高速の読み取りを実現しました。例えばバーコード読み取りにかかる分析時間は、JAN13で1ミリ秒以下です。

(2) 狙いうちをするためのレーザーポインター
バーコードをカメラで読み取る際のもう1つの欠点としては、人が画面を覗き込んでバーコードを読み取る姿勢です。通常のバーコードリーダーは、ターゲットを目で見て、そこに手をもっていき読み取りをします。しかしカメラで読むときは、画面のディスプレイを覗き込みながらターゲットに合わせに行かざるを得ません。
これらを解決すべく、アスタリスクでは、シンボルをターゲティングするレーザーポインターモジュールをスマートフォンに装着しました。

AsReader CAMERA Typeの登場で、ハンディターミナルの歴史が変わる

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アスタリスクは、製造業や物流業、店舗系企業や大学病院など、様々な分野でスマートフォンを用いたハンディー端末を供給してきましたが、このカメラタイプをラインナップへ追加することにより、バーコードリーダーとして今まで使われていた専用のハンディー端末から、スマートフォン利用への移行が加速化するものと予想しています。

「専用端末」であった「ハンディーターミナル」「PDA」の歴史を塗り替えるものだと思われます。

ユーザーにとっては、従来のAsReaderのようなアタッチメントタイプか、今回発売するカメラタイプか、利用用途により選択できるようになり、バーコードの種類や品質、物理的なボタンの有無、連続稼働時間(バッテリー)など、環境によって選択が変わってくるでしょう。

アスタリスクのソリューションでは、スマートフォン装着型のRFID AsReaderとセットで利用することにより、手持ちのスマートフォンでバーコード運用にもRFID運用にも対応する、1台2役の高機能ハンディターミナルとしての活用が可能になります。

発売に先駆けて、4月から世界各地の展示会にて順次実物を展示
本製品は、本日から米国フロリダ州にて開催される下記展示会で世界初お披露目をし、引続き5月に日本、6月にドイツ、7月には中国深セン市での展示会にて展示予定です。

・RFID Journal LIVE! 2018(アメリカ フロリダ)4月10日(火)~12日(木)
・Japan IT Week 春(東京ビックサイト)5月9日(水)~11日(金)
・CEBIT 2018(ドイツ ハノーバー)6月11日(月)~15日(金)
・IoT China 2018(中国深セン市)7月31日(火)~8月2日(木)

AsReader CAMERA Typeの概要
【商品名】  AsReader CAMERA Type
【カテゴリー】 スキャンシステム(ソフトウェア)+レーザーポインターモジュール
【発売】  当社専用サイトで、6月配布開始予定(最大2ヶ月無料、世界同時公開)
【特徴】  ソフトウェアスキャナー最速クラスの読み取り
      レーザーポインターによる、ターゲット照準レーザー(クラス2)照射
      低品質バーコード、破損や曲面のバーコード、低照明環境下の読み取り可能
【対応コード】 1次元コード:JAN 8、JAN13、CODE39、NW7、ITF、GS1 Databar他多数
     2段バーコード等の複数バーコードの一括での読み取り
        2次元コード:QRコード、PDF417、Data Matrix他
        数字認識(OCR)

[動画: (リンク ») ]


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