ペッパー君がコンサルになる前に

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018年07月12日

From PR TIMES

コンサルはこのままではAIに負ける!? 二大コンサルの頂点を見た唯一の証人・名和高司による、問題解決のこれまでとこれからがわかる「これからのビジネスの教科書」

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(取締役社長:干場 弓子、 本社:東京都千代田区)は、『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』(著:名和高司)を7月12日に発売します。



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本書は、マッキンゼーに二十年弱、ボスコンのシニアアドバイザーを六年間務めた一橋大学大学院教授・名和高司氏による『世界二大コンサルの問題解決の基本技とその限界、そしてそれを超える価値創造の技術とビジネスの最新潮流を紹介した「これからのビジネスの教科書」』です。

先行発売した「東京の最先端」丸善丸の内店、丸善日本橋店で売れ行きが好調なことから、今後、より広くビジネスマンに求められていくことが期待されます。
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「問題解決請負人」から「機会発見請負人」へ
ところで、コンサルタントとは何だろう? いったい何をする人か?
まずは、「問題解決請負人」と定義できるだろう。コンサルが呼ばれるときというのは、「問題」が生じたときだ。会社がうまくいっているときには、依頼されない。自覚症状があってはじめて人々が訪れる医者のようなものだ。
基本的には、病んでいる人たちの病気の原因を突き止めて、治療法を示し、回復に導くのが仕事だ。要するに、病から復活して普通の状態になりました、企業でいえば、企業再生しました、で終わるわけだ。
けれども、本来は、そこからどうやって楽しい人生を送るのか、どうやってより快適な企業戦略を展開していくかが重要だ。つまり、そこからどれだけ伸ばしていけるか、そこをいっしょに考えていくのもまた、コンサルの仕事だと思う。すなわち、「機会発見請負人」、「機会の最大活用の請負人」、「成長の請負人」、「価値創造の請負人」だ。
コンサルはいまのところ、残念ながら、「問題解決請負人」の域を出ていない。しかし今後もコンサルが発展していくためには、「機会発見請負人」になっていかなければならないだろう。

第一部 コンサルの基本技
第一部では、「問題解決力」「仮説構築力」「インパクト力」「フレーミング力」などビジネス書のタイトルとしても馴染みのある基本技を八章にまとめた。いわば「問題解決請負人」の部分だ。ここでは、一橋ビジネススクールのMBAコース並びに、EMBA(エグゼクティブMBA)コースでの講義資料を初公開している。

第一部では、まず、論点思考、仮説思考、インパクト思考など、コンサルのロジカル・シンキングの基本から、MECEからアンゾフのマトリクス、ボスコンのマトリクス、マッキンゼーの7Sなどの主要フレームワーク等々、ビジネスパーソンの間ではお馴染みのコンサルの基本技をご紹介する。コンサルの問題解決基本技法集としても十分、お役立ていただける内容だ。

しかし、それだけなら、すでに十二分すぎるほどの類書があるなか、わざわざ本書を著す必要はない。実際、基本技をセオリーどおりに使うのだったら、AIにもできてしまう。問題は、セオリーどおりに使うだけのコンサルが多いことだ。

ここでは、基本技を紹介しつつも、その限界と、その限界を超える技の使い方も述べていこう。


第二部 超一流コンサルのスゴ技
現在のコンサルはこの基本技が中心となっているわけだが、それだけではいずれAIに取って代わられる。ペッパー君にもかなりの部分、できてしまうだろう。そこで、続く第二部、応用編の登場だ。
問題解決を行っていくと、表面には出てこない各企業に固有のさまざまな真の問題が潜んでいることに気づくことがある。基本技で問題を要素分解することでは見えてこない問題がいくつもある。そうした問題をいかに解明していったらいいのか? ここではじめてペッパー君にはできない領域が登場する。同時に、「機会発見請負人」への途が開けるときでもある。若い頃、私が師事した大前研一氏からの学びが大きい部分でもある。

第一部でご紹介したコンサルの基本技は、わかっていてもなかなか現実の問題解決には生かせない、という方も少なくないかもしれない。

そこで、この第二部では、ただのコンサルではない超一流のコンサルのスゴ技をご紹介する。超一流のコンサルとは、すなわち、大前研一さんだ。少しでも大前さんに近づければと、かれの技の本質を分析してみた。

さらには、経営学の巨匠マイケル・ポーターのポジショニング理論と競争戦略にあえて異を唱えてみた。非連続の時代の経営戦略と、脱構造、マインドフルネスまで、ビジネス界の新しい動きをご紹介する。


第三部 コンサルを目指す、コンサルを超える
最後の第三部では、一部二部で学んだ技を、どのように活用していったらいいのか、そもそも個人や企業がコンサルの武器を身につける目的は何なのか? さらに言えば、個人の生きる目的、企業の存在理由は何なのか? 個人と企業の志と人間力について述べていく。さらに、社会的事業を行う人たちに向けて、社会課題解決にコンサルの手法を用いていくことも提唱する。実際、マッキンゼーを辞したのち、社会起業家となり、従来のNPOなどとは異なる経済的にも余裕のある企業を設立、社会貢献にマッキンゼー流を取り入れて、成功させている人はいまや珍しくない。アメリカの若い世代では、優秀な人から順に社会的企業を起業していくほど主流となっている。

本書も、終盤に近づいてきた。ここまで、問題解決の手法について、そのプロフェッショナルたる戦略系コンサルの最高峰であるマッキンゼーとボスコンの手法を、私自身の経験をもとにお話ししてきた。それらの優位性とともに、その限界についても、明らかにしてきたつもりだ。と同時に、これからの時代の問題解決の課題やコンサルに求められる能力についても、随所で述べてきたつもりである。

本書をお読みになろうと決めた理由はさまざまだろうが、だいたい次の三つのいずれかに該当するのではないだろうか。

ここでの学びをもとに、
・コンサルになりたい
・コンサルを超えたい
・問題解決の手法を世の中の課題の解決に用いたい
それぞれの目的に応じて、これから順に、その方法論をお話しする。

問題解決師ではなく、価値創造者に
二一世紀のバリューをつくっていくのは、問題解決のプロではなく、何が価値なのかを判断できる人だ。つまり、磨き上げたJQ(※JQ:Judgement Quality(編注))を持っている人。

真善美の善を理解せず、真ばかりを追求していると、IQだけの世界になってしまう。逆に美だけ追求すると、EQだけの世界になって、何でもありになってしまう。本当の価値とは何か、価値の軸をどう持つのか。そういった視点にこだわったうえで、問題解決をしていかなくてはいけない。

そのためにはどうすればいいのか?

やはり、何かにとらわれている自己をいったん無にして、自分のミッションや、本質的に何が必要なのかといったことを深く追求する努力を続けることだろう。

個人個人が自分の本来のミッションに目覚めていけば、これまでとはまったく違う人生なり、国民なり、社会になっていくはずだ。教育や環境を変えていく力になる。

そのためには「問題解決のスキルを磨く」ところにとどまらず、「自分だけが本当に生み出せる価値は何か」ということにこだわり続ける必要がある。

あなたの志は何ですか?
―明治維新の精神的指導者・吉田松陰の口癖だったという。

いま、答えがなくてもいい。重要なのは考え続けることだ。たとえ、いま、答えを持っていると思っている場合でも、考え続けることだ。現状に満足することなく、つねに破壊し、新しく構築し直すことだ。

実際、私自身も、あいかわらず漂流状態だ。大学を出て一〇年間の商社マン生活、二〇年のコンサル人生、そして一〇年の教職。リンダ・グラットンさんの「一〇〇年人生」説ではないが、あと一、二回は新しい可能性に挑戦することになりそうな気がする。ひょっとしたら、最後まで「天職」が見つからないままかもしれない。
でも、未完のままでいること自体が、とても大事なことだと思っている。せっかく可能性が広がっているのに、妙に大人ぶって、完成してしまったように振る舞っている人を見ると、もったいなく感じてしまう。

大学一年のときに、朝日新聞社の編集委員だった亡き父・名和太郎の手伝いで、その著作『評伝・松下幸之助』の原稿書きをしたことがある。そのときに出会ったのが、幸之助翁の次のような座右の銘である。

青春とは心の若さである
信念と希望にあふれ、勇気にみちて日に新たな活動を続けるかぎり
青春は永遠にその人のものである

未来のバリュー・クリエイターである読者とともに、私も、これからも考え続けたいと思う。
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【目次】
はじめに
第一部 コンサルの基本技
 第一章 問題解決力
 第二章 課題設定力「論点思考」
 第三章 仮説構築力「仮説思考」
 第四章 インパクト力「インパクト思考」
 第五章 フレーミング力1.MECEとロジックツリー
 第六章 フレーミング力2.定番フレームワーク
 第七章 分析の切れ味
 第八章 ストーリーとしての戦略
第二部 超一流コンサルのスゴ技
 第九章 大前研一の「ワープする脳」
 第一〇章 IQ・EQ・JQと「真善美」
 第一一章 システム思考
 第一二章 非線形思考
第三部 コンサルを目指す コンサルを超える
 第一三章 コンサルを目指すあなたへ
 第一四章 コンサルを超えたいあなたへ
 第一五章 社会課題を解決したいあなたへ
おわりに

【著者情報】
名和高司(なわ・たかし)
一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。
1957年生まれ。
80年東京大学法学部卒業後、ハーバード・ビジネススクールにてMBA取得(ベーカー・スカラー授与)。
三菱商事の機械グループ(東京、ニューヨーク)に約10年間務めたのち、マッキンゼーのディレクターとして約20年間、コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、多様な業界において次世代成長戦略、全社構造改革などのプロジェクトに幅広く従事する。
2011~16年は、ボストン コンサルティング グループのシニアアドバイザーも務める。2010年6月より現職。同校においては、「問題解決」「グローバル戦略」「イノベーション戦略」「グローバルガバナンス」「デジタルトランスフォーメーション」「CSV経営」を担当。また、ファーストリテイリング、デンソー、味の素、 NECキャピタルソリューションズの社外取締役、ダイキン、日立、花王、三菱ケミカル、ピジョン、インターブランドなどのシニアアドバイザーを兼任。
おもな著作に、『CSV経営戦略』『学習優位の経営』『失われた20年の100社の勝ち組企業100社の成功法則~X経営の時代』『日本企業をグローバル勝者にする経営戦略の授業』『戦略の進化』『高業績メーカーはサービスを売る』『成長企業の法則―世界トップ100社に見る21世紀型経営のセオリー』などがある。

【書籍情報】
タイトル:コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法
定価:2,400円(税抜)
発売日:2018.7.12
判型:四六判・並製/512P
ISBN:978-4-7993-2314-4
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
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