本や書店に関する利用意識を調査。紙の書籍は「大切な本」 電子書籍は「持ち歩き」と使い分け(マクロミル調べ)

株式会社マクロミル

From: PR TIMES

2018-09-25 12:06

株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役グローバルCEO:スコット・アーンスト)は、旬な情報や話題のネタについてアンケートを行い、ニュースレター「HoNote通信」として調査結果をお届けしています。
vol.149の調査テーマは「本」。「読書の秋」が到来!“紙の書籍”と“電子書籍”それぞれの利用状況や使い分けについて調査しました。また、インターネットで気軽に本が買える今、リアル店舗「書店」を利用する消費者のニーズとは?「本」にまつわるアレコレを調査しました。



<HoNote通信 vol.149>
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■Topics


紙の書籍」は84%、「電子書籍」は34%、併用率は33%
電子書籍は「スマホ」で読むのが主流、若い年代ほど高い利用率
「大切な本、思い入れが強い本」は“紙の書籍”、「持ち歩く」場合は“電子書籍”と、使い分け
“紙の書籍“は「小説・文芸書」、”電子書籍“は「コミック・マンガ」が1位
なぜ書店に行く?「書籍購入」や「情報取集」のほか、「時間つぶし」39%、「雰囲気が好きだから」27%
書店での購入の決め手は、“作品自体の魅力“が上位。「書店のおすすめやランキング」「POPの内容」が2割程度

■調査結果
I.読書実態
【1】「紙の書籍」は84%、「電子書籍」は34%、併用率は33%

“紙の書籍”と“電子書籍”、それぞれの利用率を確認すると、“紙の書籍”は85%、“電子書籍”は36%で、今もなお“紙の書籍”の方が圧倒的であることがわかります。併用している人は33%でした。

続いて、読書をする人の頻度を見てみると、“週に1冊以上“読書をする層は、“紙の書籍”で32%、“電子書籍”で40%と、“電子書籍”の方がやや多い結果でした。特に「1日に1冊以上」と最も高頻度の層では、“電子書籍”の方が9ポイント高くなっています。 “紙の書籍”の方が、ユーザー数が多くメジャーであると言えますが、ユーザーの読書頻度では“電子書籍”の方が高いという実態が明らかになりました。
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【2】電子書籍は「スマホ」で読むのが主流、若い年代ほど高い利用率

“電子書籍”の利用端末※1について年代ごとに見ると、全年代の過半数が「スマートフォン」を利用し、若い年代ほど利用率が高く10代では実に9割に上ります。「タブレット」は50~60代、「PC」は60代で利用率が4割を超え、他の年代よりも高くなっており、そもそもの端末の保有状況や、文字の視認性や操作性といった点も背景にありそうです。

※1:全体の回答の上位4位を抜粋
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【3】「大切な本、思い入れが強い本」は“紙の書籍”、「持ち歩く」場合は“電子書籍”と、使い分け

それぞれの書籍を選ぶシーン上位5位を比較したところ、2つの特徴が見えてきました。

1点目が「利用場所」です。“紙の書籍”は「家で読む」が最多の60%に対して、“電子書籍”は「家で読む」41%のほかに「電車やバスなどで読む」42%、「旅行や出張などで読む」28%などが上位に入りました。“電子書籍”は、持ち歩きが必要なシーンで選ばれているようです。

2点目は「本の大切さ、思い入れの強さ」です。“紙の書籍”は「保管・保存しておきたい本を買う」48%、「何度も読み返しそうな本を買う」37%、「大好きな作家、漫画家などの本を読む」35%と思い入れに関する選択肢が選ばれているのに対し、“電子書籍”は「面白いかどうかわからない本を買う」25%がランクインしました。

●”紙の書籍” ”電子書籍”、それぞれを選ぶシーン 上位5位
ベース:“紙の書籍”、“電子書籍”を両方とも利用している人(n=666)/複数回答

”紙の書籍”を選ぶシーン
順位  選ぶシーン             (%)
1位   家で本を読む            59.5
2位   保管・保存しておきたい本を買う   48.3
3位   何度も読み返しそうな本を買う    37.1
4位   大好きな作家、漫画家など本を読む  35.4
5位   勉強用の本を買う          32.1

”電子書籍”を選ぶシーン
順位  選ぶシーン             (%)
1位   電車やバスなどで本を読む      41.7
2位   家で本を読む            40.7
3位   旅行や出張などで本を読む      27.5
4位   面白いかどうかわからない本を買う  24.8
5位   暗いところで本を読む        18.8


【4】“紙の書籍“は「小説・文芸書」、”電子書籍“は「コミック・マンガ」が1位

“紙の書籍”と“電子書籍”では、どのようなジャンルの本が読まれているでしょうか。

“紙の書籍”は多いものから、「小説・文芸書」60%、「コミック・マンガ」43%、3位「趣味・生活関連の実用書」41%、4位「雑誌」36%、5位「エッセイ・ノンフィクション」26%でした。

一方の“電子書籍”は、「コミック・マンガ」59%、「小説・文芸書」29%、「雑誌」23%、「趣味・生活関連の実用書」19%、「ライトノベル」15%でした。「コミック・マンガ」のスコアが突出しています。

●”紙の書籍” ”電子書籍”、それぞれで読むジャンル 上位5位
ベース:“紙の書籍”、“電子書籍”を両方とも利用している人(n=666)/複数回答

”紙の書籍”で読むジャンル
順位  ジャンル              (%)
1位   小説・文芸書            60.4
2位   コミック・マンガ          42.9
3位   趣味・生活関連の実用書       40.5
4位   雑誌                35.7
5位   エッセイ・ノンフィクション     26.3

”電子書籍”で読むジャンル
順位  ジャンル              (%)
1位   コミック・マンガ          58.7
2位   小説・文芸書            29.1
3位   雑誌                22.5
4位   趣味・生活関連の実用書       19.4
5位   ライトノベル            15.2

【5】なぜ書店に行く?「書籍購入」や「情報取集」のほか、「時間つぶし」39%、「雰囲気が好きだから」27%

書店に足を運ぶ理由を尋ねると、上位5位は「紙の書籍を買うため」58%、「情報収集のため」45%、「時間つぶし」39%、「試し読みをするため」33%、「書店の雰囲気が好きだから」27%でした。特に若い世代では、時間つぶしや雰囲気を楽しむなど“購買や検討に直接的には結びつかないこと”が高い傾向にあります。


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【6】書店での購入の決め手は、“作品自体の魅力“が上位。
「書店のおすすめやランキング」「POPの内容」が2割程度

最後に、書店で本を買うときの決め手を確認しました。「好きな作品・シリーズ」54%、「好きな作家」47%、「表紙やタイトル」42%と、本そのものが持つ魅力が上位3位に、そして「本の帯の情報」28%、「書店のおすすめや、書店のランキングで上位であること」21%、「POPの内容」15%が続きました。

● 書店で本を買うときの決め手 上位7位
ベース:紙の書籍を買うために書店行くことがある人(n=1,062)/複数回答
順位  決め手                         (%)
1位   好きな作品・シリーズ                  53.7
2位   好きな作家                       47.3
3位   表紙やタイトル                     42.2
4位   本の帯の情報                      28.3
5位   書店のおすすめや、書店のランキングで上位であること   21.3
6位   ネットやSNSで話題になっているもの           18.8
7位   POPの内容                       15.2


▼”もっと詳しいデータグラフ集”を、以下URLから無料ダウンロードいただけます!
(リンク »)

■ご覧いただけるその他の調査結果
・数年前に比べ、“紙の書籍”“電子書籍”を読む頻度は増えたか、減ったか
・併用者へ、“紙の書籍”“電子書籍“どちらのほうが好きか
・“電子書籍”を利用する理由、利用しない理由
・将来的に、「紙の書籍」はなくなっていくと思うか
・書店に行く頻度
・カフェが併設された書店の利用状況 ・・・など

▼調査概要
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国15~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計2,000サンプル
調査期間:2018年8月14日(火)~2018年8月15日(水)

※本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
※百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。
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プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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