ファッションは、消費者主導の時代に。Webファッションメディア「Dorris」正式リリース

株式会社トリノ

From: PR TIMES

2018-10-10 13:40

大人女性のためのWebファッションメディア「Dorris(ドリス)」が正式リリースしました

株式会社トリノ(神奈川県横浜市 代表取締役社長:村井愛子 以下トリノ)は、大人女性のためのWebファッションメディア「Dorris(ドリス)」を10月10日(水)より正式リリースいたしました。
ファッションを取り巻く環境はインターネット登場以降、消費者主導の形に変遷しています。今回ファッションメディアをスタートするにあたり、背景と意図をお話させてください。
(メディア概要は末尾に記載しています。)



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■ファッションの発信元は、パリからスマホになった
女性ファッション誌の編集部で働く女性を描いた映画「プラダを着た悪魔」で、ファッションに興味のない主人公が編集長のアシスタントに就任します。主人公が撮影するドレスに合わせるベルトの色がどれも同じに見えて、笑ってしまうシーンがあるのですが、編集長は、主人公の着ているブルーのセーターを指してこう言います。

「そのブルー、ターコイズでもラピスでもないセルリアンカラーは8つのコレクションに登場。たちまちブームになり全米のデパートや安いカジュアル服の店でも販売され、あなたがセールで購入した。そのブルーは巨大市場と無数の労働の象徴よ。“ファッションと無関係”と思ったそのセーターは、そもそもここにいる私たちが選んだのよ」
(映画:プラダを着た悪魔より)

ファッションの中心現は、長らくファッションブランドが開催するコレクションでした。パリコレを代表とするファッションウィークという期間中に、有名なブランドたちがシーズンごとのアイテムを発表する期間があります。パリ、ニューヨークなどで開かれるこのファッションウィークで各ブランドのトレンドが発表され、老舗のファッション雑誌などがそのトレンドを広めるのです。
アパレルメーカーは、シーズンごとのファッショントレンドを反映した既成服を大量に生産します。冒頭の編集長の言葉は、このファッションの流通経路をひとことで言い現わしているのです。しかし、2018年現在においてこの流れは変わりつつあります。

■インスタグラマーの登場。消費者主導の売り場づくり
2018年現在、もっとも洋服を売り上げている小売りといえばZARAを展開するインディテックス社です。製造から販売、流通を全て手掛けるSPAという手法を取る同社もまた、消費者主導の販売戦略を取っています。製造の段階で少ロットだけ洋服を生産し、売り場に並べてみます。そのテスト販売におけるデータを集約してさらに新商品を開発するという、売り場起点のデータドリブンな製造・販売手法を取っているのです。世界最大のアパレルメーカーも、デザインの良し悪しという主導権を消費者による購買数にゆだねていることが分かります。

[画像2: (リンク ») ]



洋服を提供するアパレルメーカーが変遷する一方で、メディアもまた大きく変わろうとしています。女性向けのファッション雑誌の部数は、年々減少し続けています。雑誌メディアがシュリンクする中で、ファッション情報を取得するツールはスマホーインスタグラムやコーディネイト投稿アプリなどに場を移しています。
数万から数十万のフォロワーをかかえるファッションインフルエンサーたちは、それぞれの好みのアイテムを着こなし、フォロワーたちはそれをファッションの参考にして実際に購買を行っています。トレンドを伝達してきた雑誌という媒介の手段が、人へと移り変わろうとしているのです。

■ファッショントレンドの消失
製造から販売に至るまでのスキームが変化し、トレンドを伝えるメディアが人へと移行することで、ファッション全体の潮流も変革することになります。それは、消費者をくくる大きなトレンドの枠が消失し、ファッションがベーシック化したことです。2000年代前半までは、シーズンごとに明確なトレンドが打ち出され、そのトレンドアイテムを誰しもが所有しているという状況が起こり得ました。例えば、キャミソールブームが起こったときは街ゆく人がみなキャミソールを購入しましたし、秋冬にフォークロアブームが起こった時は、多くの人がフォークロアなアイテムを手にしていました。さらにギャルブームが起こった際、いわゆるギャルと呼ばれる女子中高生たちは、ココルルのロゴがお尻にプリントされたデニムか、大きなハイビスカスがプリントされたアルバローザのワンピースのいずれかを持っていました。
メーカーがトレンドを作り出し、雑誌メディアやテレビがそのトレンドを伝達するというスキームが、上手く機能していたからです。しかし、インターネットの登場以降は人々の嗜好が細分化し、マスでくくれなくなるという現象が発生します。ひとつのトレンドを生み出して、それを多くの人に喧伝できるスキームは消失しつつあるのです。この現象と同じく進行しているのが、ファッションのベーシック化です。

■ファッションのベーシック化
多くのファッションインスタグラマーたちが、好んで着用するブランドがあります。ユニクロとGUです。ファッショントレンドがマスへ浸透しなくなった結果、ファッションは固有のトレンドを持たないベーシックな流れへと進んでいきます。その立役者になっているのが、ユニクロやGUといったベーシックなファッションウェアを提供するメーカーです。メディア主導のファッショントレンドが喧伝されていた時代は「流行のアイテムをどう着こなすか」というテーマでしたが、人が主導になった今は「プチプラでベーシックなファッションアイテムをどう着こなすか」というテーマに変わっています。SPAを行うアパレルメーカーが発表する定番アイテムは、シーズンごとにマイナーチェンジが重ねられています。「ノーカラーのファージャケットを、ニットパンツと合わせてみた」など、インスタグラマーたちは、シーズンごとにベーシックなアイテムを購入し、組み合わせの妙を楽しんでいるのです。

■ファッションのベーシック化の中で目指す、ファッションメディアとは
このような潮流の中で、大人女性のためのWebファッションメディア「Dorris(ドリス)」を立ち上げました。大人女性のためのメディアである理由があります。10代から20代前半の若年層は、今も昔もファッションやライフスタイルのロールモデルをインフルエンサーに求めてきました。若年層向けの雑誌には、必ず看板読者モデルが存在していて、ファッションのみならずそのライフスタイルが読者のお手本になっていました。現在ではその場が、インスタグラムに場を移しただけであって、若年層のロールモデルは常にインフルエンサーなのです。

一方、20代後半から30代以降の女性にとっては、純粋にインフルエンサーのファッションを参考にするためにフォローしている傾向が強いのです。「Dorris」は、ベーシックアイテムをオシャレに組み合わせて発信していく女性にスポットを当てて、丁寧にそのファッションを解説するメディアを目指します。フォロワー数が三桁に満たなくても、素敵なコーディネイトを投稿している人はたくさんいます。シーズンごとの着こなしを丁寧な解説とともに集約するメディアを目指し、365日、ワードローブの参考になる情報をお届けしていきます。

■メディア概要
Dorris(ドリス)~365日のファッション~
365日のファッションをサポートするメディア。外行きのファッションの提案から、何気ないふだんの日に着るワードローブを選ぶためのアドバイスを。インスタに投稿されたスナップのコーディネイト解説など、ベーシックアイテムの着こなしを提案する等身大のメディアです。

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ファッションイラストでもコーデを解説
イラストだから、コーディネイトのポイントが分かりやすい。ファッションイラストでもコーデを解説しています。
[画像4: (リンク ») ]


3つのカテゴリで記事をお届け
〇ファッション
シーズンごとのトレンドアイテムやコーディネイトの紹介、ベーシックアイテムの着こなしなどファッションに関する記事をお届けします。インスタなどのオシャレなコーディネイトスナップを、コーデのポイントをまじえながら丁寧に紹介します。トレンドのアイテムとのおすすめの組み合わせや着こなしのコツなども、テキストで説明します。

〇ヘアスタイル
人気のヘアスタイルから今トレンドのヘアスタイル、時短で出来るヘアアレンジなどの記事をお届けします。ロング、ミディアム、ボブ、ショートといったヘアスタイルのタイプ別のおすすめや、タイプ別に出来るアレンジのコツを紹介します。お団子ヘアや無造作ヘアなどのアレンジや、髪を巻きたい時のコテの使い方、結婚式や成人式などシチュエーション別のアレンジも紹介していきます。

〇エンタメ・カルチャー
毎日の生活がもっと楽しくなるエンタメ、カルチャーに関する情報をお届けします。おすすめの小説やエッセイなど本の話題から、人気のスマホアプリ、映画まで。趣味の時間にひたれる面白いコンテンツから、仕事や生活に役立つものまで幅広くご紹介します。

インスタグラムもスタート
公式インスタグラムもスタートしています。ファッションイラストによるコーディネイトの解説や、ヘアアレンジの分かりやすい4コマメソッド、インスタグラムのオシャレな投稿のリポストなどをお届けしてきます。
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■ メディア名:Dorris(ドリス)
■リンク: (リンク »)
■公式インスタグラム: (リンク »)
※本サイトに掲載する画像、インスタグラムでリポストしている画像は、全て掲載許諾を得て掲載しております。

■本件に関するお問い合わせ先
提供会社:株式会社トリノ
代表者:村井愛子
連絡先:info@torino-inc.jp

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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