JVCケンウッド社のカーナビ新製品に、テックポイントの車載用半導体が採用決定

“彩速ナビ”「TYPE M」新モデルの高画質リアカメラ連携に貢献

テックポイント・インク（米サンノゼ　代表者：社長兼CEO　小里文宏　以下当社）は、当社製の車載用半導体「TP2912」および「TP2825」を、カーエレクトロニクス国内大手メーカーである株式会社JVCケンウッド（神奈川県横浜市　代表者：代表取締役 会長執行役員　辻 孝夫　以下JVCケンウッド社）のカーナビ新製品に採用頂いたことを発表致します。

キーワード：車載用、カーナビ、リアカメラ、ビデオエンコーダー、ビデオデコーダー、TP2912、TP2825、半導体



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運転のしやすさや乗り心地、安心、安全を高いレベルで実現することが求められる自動車や車載機器※1。なかでもカーナビゲーションシステムやドライブレコーダーなどの車載機器は年々、音質向上や表示解像度の向上など機能向上が進み、世界で市場規模を拡大しています※2、3。

このような市場環境のなか、国内大手カーエレクトロニクスメーカーであるJVCケンウッド社は、更に快適な運転環境の実現に向け、カーナビゲーションシステム“彩速ナビ”の新「TYPE M」を2019年3月上旬から市場投入します。同カーナビ「MDV-M906HDL」とリアカメラ「CMOS-C740HD」のハイビジョン（HD）映像伝送用途で、当社製HD対応ビデオエンコーダー「TP2912」およびビデオデコーダー「TP2825」が採用されました。

当社は2012年の創業以来、車載カメラシステム向けや監視（防犯）カメラシステム向けに、映像送信および受信を担う半導体の設計を行ってきました。特に、半導体の小型化、および映像の高解像度化と低コスト化の両立を実現する設計力や、独自のHD解像度クラスの映像送受信規格「HD-TVI」を開発する技術力に強みを持っています。既に国内やアジア地域の車載機器メーカーに採用実績がありますが、JVCケンウッド社のカーナビ新製品シリーズに採用頂くのは今回が初となります。

今回採用されたのは、ビデオエンコーダー「TP2912」およびビデオデコーダーの「TP2825」です。リアカメラ（バックカメラ）などに組み込んだ「TP2912」で映像信号を符号化処理して伝送し、カーナビゲーションシステムに組み込んだ「TP2825」で復号し、ディスプレイでの表示や、映像データ記録に活用されます。

当社独自の伝送規格である「HD-TVI」を使った「TP2912」「TP2825」は、快適なHD映像伝送の実現はもちろん、伝送に既存のケーブルを活用できる点を強みにしています。カーナビゲーションシステムやリアカメラにおけるHD映像伝送は今後さらに利用シーンが拡大する見込みであり、JVCケンウッド社への採用を通じて、カーエレクトロニクス機器の進化に貢献していきたいと考えています。

当社は今後も、市場のニーズを踏まえた製品開発を進めるとともに、車載カメラシステム用製品を拡充し、安心・安全に関わるさまざまなシーンで利用されるカメラを支えていきます。


※１　クロス・マーケティング社　「自動車に関する調査（2017年）」（2017年4月） (リンク »)
※２　矢野経済研究所社　「カーナビ世界市場に関する調査」（2018年1月）　 (リンク »)
※３　GfKジャパン社「ドライブレコーダー販売動向」（2018年2月）　 (リンク »)


【製品概要】
製品名：HD-TVIビデオエンコーダー「TP2912」
伝送規格：HD-TVI 4.0（当社独自規格）
パッケージ：40ピンQFN
品質規格：「AEC-Q100」対応

製品名：HD-TVIビデオデコーダー「TP2825」
伝送規格：HD-TVI 4.0（当社独自規格）
チャンネル数：１チャンネル
パッケージ：48ピンQFN
品質規格：「AEC-Q100」対応


【JVCケンウッド社概要】
社名：株式会社JVCケンウッド
設立：2008年10月1日
所在地：神奈川県横浜市神奈川区守屋町
従業員数：3,055人（単体）、17,801人（連結）（2018年3月末現在）
事業内容：オートモーティブ分野、パブリックサービス分野、メディアサービス分野の事業等
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【当社概要】
社　名：テックポイント・インク（Techpoint　Inc.）
設　立：2012年4月
所在地：アメリカ合衆国　カリフォルニア州　サンノゼ
従業員数：71名（2018年9月末時点）
事業内容：監視（防犯）カメラシステムと車載カメラシステム向け半導体の設計および販売
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プレスリリース提供：PR TIMES (リンク »)