創造的なスマート・コネクテッド機器に向けたBluetooth(R)/LPWAN対応 無線開発キットを発表

STマイクロエレクトロニクス

From: PR TIMES

2019-01-25 09:20



[画像: (リンク ») ]

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、Bluetooth(R) Low EnergyとSub-GHz無線の同時通信に対応した無線開発キットのSTEVAL-FKI001V1を発表しました。この開発キットは、さまざまな無線ネットワーク・トポロジ、プロトコルを使用し、機器自体の設定や、更新、遠隔制御、追跡を必要とするスマート・センサ、スマート・トラッカーのようなIoT機器の設計の開発、評価を容易にします。

STEVAL-FKI001V1には、STのBluetoothシステム・オン・チップ(SoC)であるBlueNRG-1と、Sub-GHzトランシーバICであるS2-LPが搭載されており、スマート・ホームやスマート・ビルディングのほか、アセット管理、エネルギー管理、スマート農業、産業用モニタリング、産業機器制御などの用途で、創造的な機器開発が可能になります。デュアル無線アーキテクチャにより、柔軟に無線周波数帯域とプロトコル(Bluetooth Low Energyまたは独自規格の2.4GHz、Sub-1GHz、Sigfoxなど)を選択することが可能です。

ユーザは、メッシュ・ネットワークやポイント・ツー・ポイント通信で接続され、かつクラウドにも柔軟に接続可能なIoT機器を簡単に開発することができます。例えば、利便性の高いスマート・ホーム向けのセンサ・エコシステムを考えた場合、Bluetooth Low EnergyまたはSub-GHzによる無線リンクを使ったローカル・センサ・ネットワーキングとローカル・ゲートウェイあるいはシームレスなSigfoxネットワークによりクラウド接続されたシステムを組み合わせ、監視・遠隔モニタリングなどのアプリケーションを構築する事が可能です。

BlueNRG-1は、Bluetooth 5.0認証取得済みのソリューションのため、機器の導入時やメンテナンス時のセットアップ、設定、修正が容易な上、AndroidやiOSデバイスで動作するスタイリッシュなアプリでネットワーク・ノードのセンサをモニタリングできます。

Sub-GHzトランシーバICのS2-LPは、ローカル・ネットワークだけでなくグローバルなSigfox通信などのLPWANも導入できるため、イベントのリアルタイム通知といった機能を実現できます。さらに、Sigfox通信は細かい設定なしで利用できるため、機器やアセットのトラッキングと位置検出を迅速に始めることができます。

この開発キットは、Arduino(TM) Uno V3コネクタを搭載しているため、MEMSセンサ、モータ制御、GNSSレシーバ、産業用入出力ドライバ、パワー・ドライバを搭載した広範かつ包括的なX-NUCLEO拡張ボードなどを使用して、簡単に機能拡張することもできます。

また、STEVAL-FKI001V1は、最近発表されたBlueNRG-Tileボードとの完全な相互運用が可能なため、センサ・ノード、ローカル・ゲートウェイ、クラウドとのグローバル接続など、エンド・ツー・エンドのスマート・センサ・ソリューションを簡単に構築することができます。

BlueNRG-1 SoCの多様なインタフェースと、超低消費電力のArm(R) Cortex(R)-M0プロセッサ(256KBのプログラム・メモリ内蔵)を活用することにより、任意の外付けセンサを接続し、ローカルでリアルタイムにデータを取得して処理することができます。STEVAL-FKI001V1には使いやすいSDKが付属しているため、開発の簡略化と期間短縮が可能になる一方、柔軟性と拡張性も確保されています。ST BlueNRG-Meshソフトウェア・パッケージと組み合わせて使用することにより、ネットワークを拡張して大規模に展開することも可能です。Bluetooth Low Energy通信により、OTAによるファームウェア更新が可能です。

STEVAL-FKI001V1は、Jorjin社のWS2118 RFデュアル無線モジュールをベースとしており、コンセプトの検証段階から、試作、実証試験および量産へと迅速に移行できる、利便性の高い認証取得済みのソリューションを提供します。プログラム可能な超低消費電力無線モジュールには、柔軟性の高いパワー・マネジメントおよびイベント発生時に起動する機能が搭載されており、小型の一次電池で複数年の動作が可能です。

STEVAL-FKI001V1は、STの販売代理店またはウェブサイトから入手可能で、価格は約56.00ドルです。

詳細については、www.st.com/STEVAL-FKI001V1-pr をご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2017年の売上は83.5億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( (リンク ») )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]