《新・WEB連載》文筆家/書評家・門賀美央子さんによる、文豪の「死」から「生」を見つめる『文豪の死に様』がスタート! 

株式会社誠文堂新光社

From: PR TIMES

2019-01-25 13:40

誠文堂新光社が贈る無料WEBマガジン「よみもの.com」にて、このたび、文筆家/書評家・門賀美央子さんの新連載『文豪の死に様』がスタートしました。



[画像: (リンク ») ]

【文豪の死に様】1月25日(金)スタート。
隔週金曜日更新。この連載はのちに書籍化されます。

・「はじめに」
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・「第1回 二葉亭四迷 ―元祖意識高い系が迎えた孤独な死」
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【連載の内容】
文筆家/書評家の門賀 美央子さんによる、新連載が始まります。

「死に方を考えることは生き方を考えること」
『文豪』という言葉にどんな印象がありますか? ここ数年、文豪をモチーフにしたゲームやアニメの影響による『文豪ブーム』で、文豪の人柄に関心が高まっています。この連載では、文豪の末期、すなわち『死』に注目をしていきます。芸術家は追い立てられるように生きて薄命な印象がありますが、文豪はどうなのでしょうか。『死』を見つめることはすなわち『生』を見つめること。それぞれの『死』から、多様な生き方を見ていきます。

近代文学の二大巨頭・夏目漱石と森鴎外はそれぞれ享年49歳と60歳で、当時はともかく現代の感覚でいうと早死にだ。五千円札の肖像になった樋口一葉にいたっては24歳で病死している。
 青春の読書に欠かせない太宰治は38歳で心中。芥川龍之介、川端康成、三島由紀夫……彼らも自死だ。
「早死にと自殺」イメージは、間違っていないのかもしれない。
(略)
 たとえば、幸田露伴は80歳、志賀直哉は88歳、井伏鱒二に至っては95歳まで生きた。みんな、自然な老衰死だ。
 そこに至って、ふと思った。
「文豪」を、その死を起点に眺めてみたら、結構おもしろいかも、と。
 生物である限り絶対に避けようがない死。人生最大の苦ではあるが、時には救済となることもある。
だからこそ、気になるのだ。
 文学という手段で人生に取り組んできた文豪たちが、どんな死を迎えたのかが。
(略)
迫りくる死の影は、作品に何らかの影響を与えたのか。自死組は死を前にした心情をうかがわせる小説や随筆を書いていることが多い。一方、老衰組は絶筆と絶命の間にしばし時間が開いている場合もある。
死の直前、彼らが見ていたのはどんな風景だったのだろう。(はじめにより)

■連載予定
第1回 二葉亭四迷(享年46歳) ―元祖意識高い系が迎えた孤独な死
第2回 永井荷風(享年79歳) ―偉大なる孤独死の先駆者
第3回 林芙美子(享年47歳) ―誰が芙美子を殺したか
第4回 森鴎外(享年60歳) ―成功者の死の裏側 げに恐ろしきは家族関係
第5回 樋口一葉(享年24歳) ―貧困と病が潰した才能 社会的セーフネットの必要性
第6回 川端康成(享年72歳) ―殺を巡るミステリー 尊厳死と安楽死
第7回 三島由紀夫(享年45歳) ―天才が選んだ馬鹿な死 天才/秀才はなぜしょうもない思想にハマるのか
以降順次更新予定

【著者プロフィール】
門賀 美央子(もんが・みおこ)
1971年、大阪府生まれ。文筆家/書評家。主に文芸、宗教、美術関連の書籍/雑誌記事を手掛ける。主な著書に『自分でつける戒名』『ときめく妖怪図鑑』『ときめく御仏図鑑』など。共著に『史上最強 図解仏教入門』『仏教人物の事典』など多数。

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雑誌:「愛犬の友」、「アイデア」、「MJ無線と実験」、「子供の科学」、「月刊天文ガイド」、「陶工房」、「農耕と園芸」、「フローリスト」、「デザインノート」

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