<劇場映画鑑賞者に関する調査結果>18年興収1位『ボヘミアン・ラプソディ』他作品との違いは鑑賞前の期待を大きく超える評価

GEM Partners 2019年01月31日

From PR TIMES

観た理由として「映像・音楽」「話題性」が上位

映画・映像エンタテイメントに特化したマーケティングデータ分析・レポート提供を行っているGEM Partners株式会社(ジェムパートナーズ、所在地:東京都港区、代表取締役:梅津 文)は1月11日、劇場鑑賞者調査「作品別 ポストサーベイレポート」(以下、ポストサーベイ)に2018年9月~2018年12月に公開された39作品を追加しました。これにより同レポートの作品ラインナップ数は、全730作品となります。



ポストサーベイは、劇場公開された作品の鑑賞者を対象に、属性、満足度、続編意向、鑑賞行動、動機を調査するとともに、「作品を認知しているが観てない人」の属性やその理由もわかるレポートです。今回は、アカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされ、まだまだ動員を伸ばし市場の熱が継続している『ボヘミアン・ラプソディ』もラインナップに追加しています。日本映画製作者連盟の発表によると、2018年の本作の興行収入は104.6億円。邦画・洋画をあわせて唯一の100億円超えとなり、興収1位の大ヒットを記録しました。そこで、そのヒットの要因を探るべく、ポストサーベイを活用し、2018年公開作品における本作の位置づけを分析しました。注目の調査結果としてお知らせいたします。


観た理由で高かったのは「映像・音楽」と「話題性」

『ボヘミアン・ラプソディ』を “観た理由”の1位は「映像・音楽が楽しめそうだった」でした。鑑賞者の46%が本項目を選択しており、これはポストサーベイで調査した2018年公開の156作品中1位となります。このことから、本作が2018年公開作品のなかで最も「映像・音楽」が楽しめる作品として意欲を獲得したことが分かります。
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『ボヘミアン・ラプソディ』を“観た理由”の2位は「話題になっていた/話題になりそうだった」でした。本作がまさに「話題作」となっていたことが数値からも裏付けられます。

2018年公開の調査作品を四半期ごとに区切り、「話題になっていた/話題になりそうだった」に関して1位を獲得した作品を振り返ってみます。1月~3月期は、アカデミー賞で話題となった『シェイプ・オブ・ウォーター』(年間3位)。4月~6月期は、カンヌ最高賞受賞で話題となった『万引き家族』(年間2位)。7月~9月期は、300万円という低予算ながら興行収入30億円を超えた『カメラを止めるな!』(年間1位)(※1)。そして、10月~12月期は『ボヘミアン・ラプソディ』(年間4位)でした。
(※1)『カメラを止めるな!』の公開日は6月ですが、全国公開は8月のため、7月~9月期で集計

2018年に公開された音楽映画には、興行収入50億円を超える大ヒットとなった『グレイテスト・ショーマン』も挙げられます。本作の“観た理由”で「映像・音楽が楽しめそうだった」が選ばれた割合は、『ボヘミアン・ラプソディ』に次ぐ、年間2位でした。しかし、「話題になっていた/話題になりそうだった」は年間12位を記録。2018年に公開された156作品の中では高い割合なのですが、年間4位の『ボヘミアン・ラプソディ』には及ばないという位置づけとなりました。

上記より、『ボヘミアン・ラプソディ』は、2018 年で最も「映像・音楽」が期待され、そして冬映画でも最も「話題作」であったことが読み取れます。


鑑賞前の期待を上回る高評価を獲得

前述のように、『ボヘミアン・ラプソディ』は鑑賞前から極めて高い期待を獲得していました。通常、鑑賞前の期待が高いと鑑賞後の評価は厳しめになることが想定されます。しかし、本作を実際に観た後の評価は鑑賞前の期待をさらに上回りました。「満足度」は80%(※2)を記録し、2018年公開の調査作品中1位。「宣伝・予告編からの期待より良かった」は55%と年間2位の位置づけとなっています。
(※2)「満足」「少し満足」「どちらでもない」「少し不満」「不満」のうち「満足」した割合

「話題性」で年間1位の『カメラを止めるな!』、2位の『万引き家族』、3位の『シェイプ・オブ・ウォーター』は、「満足度」「宣伝・予告編からの期待より良かった」ともに年間10位内にランクインしていません。このことから『ボヘミアン・ラプソディ』が、鑑賞前の高い期待と鑑賞後の高い評価の両方を獲得していることは、際立った特徴と言えます。


普段映画を観ないライト層まで多く動員

『ボヘミアン・ラプソディ』を観た人の「映画館での鑑賞本数区分」をみると、年間1~2本のライト層の割合が33.1%と特に大きくなっています。
[画像2: (リンク ») ]

話題作の同セグメント割合をみると、『グレイテスト・ショーマン』は19%、『カメラを止めるな!』は23%、『万引き家族』は26%、そして『シェイプ・オブ・ウォーター』は9%でした。これらの作品と『ボヘミアン・ラプソディ』を比較しても、本作は特にライト層を動員したと言えます。

以上のように、ポストサーベイを読み解くことで、『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットの背景が明らかになります。本作は宣伝や口コミなどで鑑賞前に高い“期待”を獲得。さらにその期待を超える作品内容が鑑賞後の高い“評価”につながり、期待と評価がかみ合います。その結果、普段は映画館へ足を運ぶことのないライト層までをも大きく動員し、大ヒットにつながったのではないか、と考えられます。


■「ポストサーベイレポート」について
ポストサーベイレポートでは、上記データ以外に、「鑑賞者の性年代」「年間鑑賞本数」「同伴者」「続編鑑賞意向」「観た理由」「観なかった理由」「鑑賞者の映画に求めるもの」「口コミ、グッズ・パンフ購買状況」などの項目を、2014年12月以降公開の洋画・邦画/実写・アニメの全730作品について調査したレポートを作品ごとにご用意しています。さらに深掘りした調査も別途行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。


[表1: (リンク ») ]




■調査概要
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】全国に住む15~69歳の男女のうち年間1本以上映画を観た人
【回答者数】4000~5000人(鑑賞者サンプル数は作品ごとに異なる。最低30~)
【調査日】2018年12月29日(土)~2018年12月30日(日)

【商品名】作品別 ポストサーベイレポート
【ファイル形式とページ数】PDFファイル 2ページ
【価格】50,000円(税別)※契約に応じた割引あり

■会社概要

[表2: (リンク ») ]


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