アカマイ、AbemaTVのIPv6化で動画配信のパフォーマンスを約4割改善

アカマイ・テクノロジーズ合同会社

From: PR TIMES

2019-02-26 11:40

加速するインターネット動画の高画質化をサポートさらに快適なユーザー体験の実現へ

アカマイ・テクノロジーズ合同会社(本社:東京都中央区、職務執行者社長:徳永信二、以下「アカマイ」)は、アカマイのクラウド配信プラットフォームを活用して、株式会社AbemaTV(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、以下「AbemaTV」)が運営する無料で楽しめるインターネットテレビ局「AbemaTV」のIPv6配信を開始し、動画配信のパフォーマンスを38%改善(当社調べ)したことを発表しました。



[画像: (リンク ») ]

近年、国内において夜間帯を中心に一部のインターネットへの通信速度が遅くなる事象が起こることが知られています。また、今後4Kコンテンツのネット配信やインターネット同時配信などによって、さらなる高画質化、データ量の増加が見込まれており、インターネット経由での動画配信における通信速度の改善、再生品質の向上は重要な課題となっています。この課題に対処する方法の一つとして、IPv6 IPoE通信方式による混雑回避策が知られていますが、これには動画配信などのサービス事業者側のインフラでも対応が必要となり、それにかかるコスト面への懸念から、なかなか普及していないのが現状です。

世界130ヵ国以上に設置したサーバー群により、世界最大規模の配信プラットフォームをクラウド上に展開するアカマイは、2012年よりIPv6によるサービスを提供しており、多くのお客様にIPv6化のサポートをしてきました。その中で多数の動画配信のパフォーマンス改善事例を確認しています。当社調べでは、2018年12月よりIPv6配信を開始したAbemaTVの場合、IPv4経由での接続と比較してスループットが平均で38%改善、夜間に限定すると平均で67%*改善しました。また、IPv4/IPv6のデュアルスタックに対応しているため、シームレスな移行を実現します。

*夜間帯改善率の測定条件
2019年2月10日から12日の同時間帯(23:00から1時間)にIPv4とIPv6を通ったトラフィックのスループットの数値を比較した際の改善率の平均。なお、本データは同様の結果を必ずしも保証するものではありません。

アカマイIPv6サービスの効果と特長
● パフォーマンスの改善
通信速度の改善、および動画配信の再生品質の向上が期待できる。
● 容易な導入
クラウドサービスのため、お客様側での煩雑な作業は不要。管理ポータル上で設定するだけでIPv4/IPv6のデュアルスタック化となり、エンドユーザ側でIPv6に対応次第、切り替わる。
● 追加費用は不要
新規でご契約される場合はデフォルトで利用可能。既存のお客様もポータル上でオプションを選択するだけで利用可能。

AbemaTV開発本部 本部長の長瀬慶重氏は、「この度AbemaTVは、アカマイ様のご協力で動画配信のIPv6化へ非常にスムーズに移行し、より快適な視聴体験を提供することが可能となりました。AbemaTVはユーザーの快適な視聴体験を大切にしております。今後もアカマイ様との連携で視聴体験のさらなる向上に取り組んでまいります」と語っています。

アカマイ 社長の徳永信二は「今回、国内最大規模の無料インターネットテレビ局を運営する株式会社AbemaTV様における、より快適な視聴体験の実現をサポートさせていただきましたことを大変うれしく思います。インターネット動画のパフォーマンスに対するユーザーの期待が今後さらに高まる中で、アカマイのソリューションはますます重要な役割を担うことになると確信しています。アカマイは、より速く、より安全かつ安定したインターネットソリューションを提供することにより、なお一層お客様に貢献してまいります」と語っています。

アカマイ について:
Akamai は世界中の企業に安全で快適なデジタル体験を提供しています。Akamai のインテリジェントなエッジプラットフォームは、企業のデータセンターからクラウドプロバイダーのデータセンターまで広範に網羅し、企業とそのビジネスを高速、スマート、そしてセキュアなものにします。マルチクラウドアーキテクチャの力を拡大させる、俊敏性に優れたソリューションを活用して競争優位を確立するため、世界中のトップブランドが Akamai を利用しています。Akamai は、意思決定、アプリケーション、体験を、ユーザーの最も近くで提供すると同時に、攻撃や脅威は遠ざけます。また、エッジセキュリティ、ウェブ/モバイルパフォーマンス、エンタープライズアクセス、ビデオデリバリーによって構成される Akamai のソリューションポートフォリオは、比類のないカスタマーサービスと分析、365日/24時間体制のモニタリングによって支えられています。世界中のトップブランドがAkamai を信頼する理由について、< (リンク ») 、< (リンク ») およびTwitterの@Akamai_jpでご紹介しています。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社について:
アカマイ・テクノロジーズ合同会社は、1998年に設立された、アカマイ・テクノロジーズ・インク(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、最高経営責任者:Tom Leighton)が100%出資する日本法人です。アカマイは、ウェブサイト/モバイルアプリの最適化、快適なユーザー体験、堅牢なセキュリティを実現する各種ソリューションを提供しており、日本国内では約600社が当社サービスを利用しています。

※アカマイとアカマイ・ロゴは、アカマイ・テクノロジーズ・インクの商標または登録商標です
※その他、記載されている会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です
※本プレスリリースの内容は、個別の事例に基づくものであり、個々の状況により変動しうるものです

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社の関連情報

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]