■Office365利用時の課題
近年、企業内でのクラウドサービス利用が急速に進んでいます。「運用負担の軽減」、「安価な初期導入コスト」、「安定性・可用性」など、オンプレミスに比べて、多くのメリットがありますが、一方で、移行後の運用にはいくつかの課題があります。
例えば、オンプレミス環境下で使用していたOfficeアプリケーションをクラウド型サービスのOffice365に移行した場合、Office365使用中は常にインターネットへの通信が発生しており、複数人がOfficeアプリケーションを起動した状態になると、アプリケーション自体の動作が遅くなり、また、通信負荷によりネットワーク全体に負荷がかかることで、他のオンラインサービスまで遅延するケースが増えています。これは、多くの企業が採用するネットワーク形態(支社や支店、営業所から本社/データセンターまでをVPNで結び、プロキシサーバーを経由してインターネットに接続)は、使用するアプリケーションがオンプレミスのサーバーやPCで実行されることを前提にしているため、プロキシサーバーの能力(セッションテーブル数)が十分でないケースが主な要因であり、単純に回線増強などの対策を採っても改善効果が出にくいのが現状です。
■「Office365専用 F5プロキシ設定自動化サービス」による課題解決
この課題を解決するためには、社内ネットワークの再構築が理想的ですが、構成の見直しや機器の更改にはコストや時間、そしてネットワーク管理者に負担がかかってしまいます。
そこで本サービスでは最小のコストと時間、そして手間をかけずにこの課題を解決する手段として、BIG-IPの機能を活用します。
具体的には、BIG-IPが通信内容を判別し、Office365の通信のみプロキシサーバーをバイパスさせて直接、Office365と通信することによってプロキシサーバーの負荷を軽減します。
この方式にはFQDN*1の更新情報の取得と登録を行う必要があるため、本サービスではマイクロソフト社から提供されるOffice365のURL、およびIPアドレスのリストをBIG-IPが識別できるDataGroup形式に変換するiCall*2スクリプトを提供します。スクリプトによってBIG-IP本体が変換したリストファイルをクラウド上から自動で取得し、不定期に変更されるOffice365の更新を自動化できるため、ネットワークの遅延とネットワーク運用に関わる保守の煩雑さを同時に解消することが可能になります。
■構成例
[画像: (リンク ») ]
【本サービス導入前後のネットワーク構成例】
■提供サービス
・DataGroup形式のURL/IPリスト配信
・BIG-IPに自動設定するためのスクリプトサンプルの提供
■提供価格
・定価50万
※サービスについての詳細は、弊社サイトをご覧ください。
「Office365専用 F5プロキシ設定自動化サービス」
URL: (リンク »)
*1:FQDN
⇒Fully Qualified Domain Name(完全修飾ドメイン名)の略。
*2:iCall
⇒BIG-IPの操作を自動化することができるプログラミング言語。
※記載された会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
■関連情報
・BIG-IP 紹介
(リンク »)
・BIG-IP (R) LTM(負荷分散) 紹介
(リンク »)
・製品サポートのご案内
(リンク »)
・BIG-IPに関する質問
(リンク »)
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。