完全Web化した最新版でソフトウェア設計業務を大改革 設計書作成CADツール「SI Object Browser Designer 19」リリース

株式会社システムインテグレータ

From: PR TIMES

2019-05-07 10:40

株式会社システムインテグレータ(本社:さいたま市中央区 代表取締役社長:梅田弘之、東証1部 証券コード3826、以下「当社」)は、設計書作成ツール「SI Object Browser Designer」の最新版、「SI Object Browser Designer 19」を2019年6月14日から販売開始いたします。



「SI Object Browser Designer(以下「OBDZ」)」は、ソフトウェア開発におけるCAD(Computer-aided design)ソフトです。CADとは、人の手によって行われていた設計作業を、コンピュータを用いて設計するためのツールで、建設、機械、家電、家具、自動車、アパレルなどの業界ではCADで設計するのが当たり前となっています。しかしソフトウェア業界は、いまだにExcelやWordなどによるワープロ作業で設計していることから、属人化や修正時に影響箇所を修正し忘れるといった設計ミスが起きています。

当社は、この非効率な状況を改革するためにソフトウェア設計のためのCADツール「OBDZ」を独自開発し、2013年4月にVer1.0をリリースしました。2015年2月には特許も取得しています(特許番号:第5702824号)。

OBDZは、リリース後も多くの企業に使われながら改良を続けておりましたが、大規模なプロジェクトで設計の作業場所が分散するケースや、重要書類である設計書を集中管理したいニーズなどが増えてきたことから、完全Web化のフルモデルチェンジを行いました。さらに、パフォーマンス速度を従来の約150%と大幅に向上しました。

■「SI Object Browser Designer 19」の新機能
(1)完全Web化
従来モデルは、クライアント/サーバー(C/S)モデルでしたが、「OBDZ 19」は完全Web版としました。ユーザーはクライアントごとにアプリケーションをインストールする必要なく、WebブラウザでURLにアクセスするだけで設計情報の閲覧や編集、設計書の出力が可能となりました。


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「OBDZ 19」の画面(Google Chromeで動作)

(2)クラウドサービスのサブスクリプションモデル
従来モデルは、自社コンピュータにアプリケーションをインストールするオンプレミスモデルが中心でしたが、「OBDZ19」はWeb化によりクラウドサービスのサブスクリプションモデルで提供します。ユーザーは、場所を選ばずに素早く設計情報の閲覧・更新ができるようになった他、案件の状況に応じて柔軟に契約ユーザー数の増減を行うことが可能です。

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図1.「OBDZ19」のクラウドサービスモデル

(3)パフォーマンスの大幅強化
設計支援ツールはサクサクと動くことが非常に重要です。「OBDZ 19」では最新技術を駆使したWeb化により、パフォーマンス速度を従来の約150%と大幅に向上しました。

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図2.「OBDZ19」と旧バージョンの速度比較

(4)既存設計データの互換性
「OBDZ 19」は、従来の「OBDZ」との互換性を持っていますので、これまでに「OBDZ」を使って作成した設計書データは、そのまま「OBDZ 19」でも利用することができます。

■「SI Object Browser Designer」の導入効果
「OBDZ」でワープロ設計の無駄をなくすことで、生産性を向上することができます。例えば、ExcelやWordでレイアウト設計を行う場合、罫線や図形オブジェクトを組み合わせて作成する必要がありますが、「OBDZ」は専用のレイアウト設計画面により素早く設計が可能となります。また、「OBDZ」ではレイアウトを定義すると項目定義が自動で作成されるなど、関連情報は自動生成、相互反映されます。図3はある社内プロジェクトで計測した「OBDZ」導入前と導入後の比較結果です。従来よりも約30%以上の生産性が向上できています。

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図3.「OBDZ」の導入効果

設計コストは「設計⇒設計書の作成⇒レビュー⇒修正」と繰り返し作業となることから、通常プロジェクト全体コストの30%~40%の割合を占めます。仮に1億円規模の案件で設計工程にかかる割合が全工程の40%、設計の生産性が30%向上した場合、本製品の導入効果は12百万円となります。このように大きな導入効果が見込まれますので、近い将来IT業界においても他の業界と同様にCADを使うのが常識となり、その時に当社が取得した特許が大きく貢献できるものと考えています。

■AI画像認識で設計書を作成する「AISI∀ Design Recognition」
昨今では、設計書を仕上げてから製造に入るウォーターフォール型開発から、画面イメージをつくるプロトタイプ、設計、製造を繰り返すアジャイル型開発が主流となり、「開発終盤で設計書を一気に作成する」、「要件定義はモックアップで進め、その後、設計書を作成する」等のケースが増えています。

そこで当社では、AI画像認識サービス「AISI∀ Design Recognition(以下、「AISI∀-DR」)」を提供しています。「AISI∀-DR」は作成済のソフトウェア画面から、テキストボックス・ボタンなどの部品の種類および文字情報等をAIで解析し、設計データを自動生成するオプションサービスです。「AISI∀-DR」と「OBDZ」を組み合わせることにより、出来上がった画面から設計情報をリバースすることができ、後から設計書の作成が可能となります。アジャイルやプロトタイプ型の案件でもスムーズに「OBDZ」の導入が可能となります。

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図4.「AISI∀-DR」と「OBDZ」の連携

■「SI Object Browser」シリーズ製品について
当社は、ソフトウェア開発の近代化を推進し、日本のIT産業の国際競争力強化を目指しています。「SI Object Browser」シリーズは、その目標のための製品群で、ソフトウェア・ライフサイクル・プロセス(SLCP)全体をカバーする総合支援ツールです。現在の「SI Object Browser」シリーズは、次の5製品です。

・総合プロジェクト管理システム  「SI Object Browser PM」
・データベース設計支援ツール   「SI Object Browser ER」
・データベース開発支援ツール   「SI Object Browser」
・設計書作成CADツール      「SI Object Browser Designer」
・データベース運用ツール     「SI Object Browser ReadOnly Edition」

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図5.「SI Object Browser」シリーズのカバー範囲

■「SI Object Browser」シリーズ製品の販売計画
「SI Object Browser」シリーズは、1997年の販売開始以来、日本国内で17,000社、390,000を超えるライセンスの販売実績(2019年4月末時点)があり、幅広く使用されています。「SI Object Browser Designer」は2019年度から3年間で1.5億円、「SI Object Browser」シリーズ全体では、同年から3年間で約25億円の販売を見込んでいます。

■「SI Object Browser Designer 19」の価格(税抜)
ご利用ユーザー数に応じたライセンスが必要となります。
[画像7: (リンク ») ]

※契約および請求単位は1年となります。保守サービス料金は上記価格に含まれています。
※旧バージョンではオンプレミス版、クラウド版がありましたが、本バージョンからクラウド版のみのご提供となります。

【システムインテグレータについて】
会社名:株式会社システムインテグレータ
証券コード:3826 (東証1部)
所在地:埼玉県さいたま市中央区新都心11番地2 ランド・アクシス・タワー(明治安田生命さいたま新都心ビル)32階
設立:1995年3月
代表者:代表取締役社長 梅田 弘之
資本金:3億6,771万円
URL: (リンク »)
事業内容:
・パッケージ・ソフトウェアおよびクラウドサービス(SaaS)の企画開発・販売、コンサルティング(ECソフト、ERP、開発支援ツール、プロジェクト管理ツール、プログラミングスキル判定サービスなど)
・AIを使った製品・サービスの企画開発および販売、AI関連のソリューションの提供・支援およびコンサルティング

※記載されている商品名は、各社の商標または登録商標です。
※本広報資料の転送/引用は、ご自由にご利用下さい。

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