超音波診断装置EPIQに新解析ソフトウェアおよび小型コンベックス・トランスジューサ搭載

株式会社フィリップス・ジャパン 2019年07月03日

From PR TIMES

「AutoStrain LV/RV/LA」「3D Auto RV」「4D Mitral Valve Assessment」「mC7-2」



株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸、以下 フィリップス)は「2030年までに30億の人々の生活を向上させる」をビジョンに掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち「もっと健やかな未来へ」をコンセプトとして、すべての人の健康に貢献していきたいと努めております。

このたびフィリップスは、超音波診断装置EPIQに搭載可能な心機能解析ソフトウェア 「AutoStrain LV」「AutoStrain RV」「AutoStrain LA」「3D Auto RV」「4D Mitral Valve Assessment」、および小型コンベックス・トランスジューサ「mC7-2」の販売を7月3日より開始します。


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右心機能は肺高血圧の評価のみならず、成人先天性心疾患や心臓弁膜症、左心不全の予後規定因子になるという報告があり、日常臨床での評価が治療方針の決定に有用であると考えられています。特に先天性心疾患は、2000年に小児と大人の患者数がほぼ同じ割合になりました。そして2020年には大人になった先天性心疾患患者が小児を超え、さらに重症の複雑性先天性心疾患患者が著しく増えると予測されています。(※1)

(※1)成人先天性心疾患の最近の動向と今後の方向性 著者:丹波公一郎Shiina Y, et al: Prevalence of adult patients with congenital heart disease in Japan. Int J Cardiol, 146:13-16, 2011

現在、右心機能評価にはMモード法による三尖弁輪収縮期移動距離(以下、TAPSE)や、組織ドプラ法による三尖弁輪収縮期移動速度(S’)などがあります。しかし、これらの計測方法は、超音波入射角と三尖弁輪の移動方向が乖離する場合や心臓全体の動きが顕著な場合計測誤差が生じ、TAPSEについては心臓の大きさにも影響を受けるといわれています。そこで、これらの問題点を克服する右心機能評価法としてストレイン法が注目されています。AutoStrain RVは、従来法の問題点を克服し、短時間に再現性の高いストレイン解析をしていただけるツールです。さらに、3D Auto RVを用いることで、右室容積の定量評価も自動で行うことが可能になります。AutoStrain LV/RV/LAはASE/EACVIスペックルトラッキングTask Forceの推奨に準拠しています。(※2)

(※2)Jens-Uewe Voigt, et al. Definitions for a common standard for 2D speckle tracking echocardiology: consensus document of the EACVI/ASE/Industry Task Force to standardize deformation imaging. Eur Heart J Cardiovasc Imaging 2015; 16, 1-11. doi:10.1093/ehjci/jeu 184
(※2)Badano LP, et al. Standardization of left atrial, right ventricular, and right atrial deformation imaging using two-dimensional speckle tracking echocardiography: a consensus document of the EACVI/ASE/Industry Task Force to standardize deformation imaging. Eur Heart J Cardiovasc Imaging. 2018 Jun;19(6):591-600. doi: 10.1093/ehjci/jey042.

1.AutoStrain RVの特長
心エコーを用いた右心機能評価は、多数の肉柱が発達し内膜同定が困難であること、解剖学的に複雑な構造であることなどから困難であるとされてきました。AutoStrain RVは、TomTec社のスペックルトラッキング技術とPhilipsのアナトミカルインテリジェンス技術(A.I.)の融合により、ワンボタンで右室の境界を自動認識し解析を行います。これにより、簡便かつ迅速にGlobal Longitudinal Strain(以下、GLS)を算出でき、ルーチン検査で診断に役立てていただくことが可能です。

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2.3D Auto RVの特長
3D Auto RVは、Philipsの3D左心機能解析ソフトウェア: Dynamic HeartModelA.I.をTomTec社の右室解析ソフト(4D RV Analysis)に応用したアプリケーションです。3D Auto RVは自動で右室のセグメンテーションを行い、わずか十数秒で右心機能解析を行うことが可能です。3Dデータから求めた右室容積や駆出率(EF)、さらにTPASEや短軸断面積収縮率(FAC)が算出されます。

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3.AutoStrain LV、AutoStrain LAの特長
2019年1月にリリースしたAutoSTRAIN 4.0がAutoStrainシリーズとして生まれ変わりました。従来の左室機能の解析に加え、右室、左房機能の解析が可能になります。AutoStrain LVでは、心尖部3断面を同時に自動解析し、ワンボタンで簡便かつ迅速にGLSを算出することが可能です。がん治療関連心不全(CTRCD)の心機能評価などに活用が期待されます。
新しく搭載されたAutoStrain LAは、左房のReservoirストレイン(リザーバー機能)、Conduitストレイン(導管機能)、Contractionストレイン(収縮機能)を算出することが可能です。左房ストレイン解析は、左室の動きに影響を受けにくいパラメータとして、心房細動による左心機能低下の予後予測に役立つと期待されています。

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4.4D Mitral Valve Assessmentの特長
僧帽弁の構造は複雑であり、従来の2Dエコー画像では評価が非常に困難でした。このたび、TomTec社の4D MV-AssessmentがPhilipsの超音波装置に搭載されました。3次元エコー画像から解析することで、僧帽弁の弁輪および弁尖の正確な形状、および経時的変化を定量評価可能です。

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「AutoStrain LV」「AutoStrain RV」「AutoStrain LA」「3D Auto RV」「4D Mitral Valve Assessment」は、超音波診断装置EPIQ CVx、EPIQ Elite、EPIQ 7、フィリップス解析ソフトQLAB13に搭載可能なオプションです。


小型コンベックス・トランスジューサ 「mC7-2」
日本人は小柄で欧米人に比べ肋間が狭いため、狭い肋間から穿刺やラジオ波焼灼療法(RFA)を行う目的で、小型のコンベックス・トランスジューサ(以下、マイクロコンベックス)が開発され使用されました。しかし、マイクロコンベックスは通常のコンベックスに比しコンパクトであるが故に画質が劣るという問題点があり、ルーチンで使用されることは殆どありませんでした。
Philipsがリリースした最新のマイクロコンベックス「mC7-2」は、“ルーチンで使用できるマイクロコンベックス”をコンセプトに開発を行いました。開発当初より日本で医師・技師の皆様にご協力いただき、デザイン、画質、造影設定、治療時の画像フュージョンなど様々なニーズを製品に反映させました。

mC7-2の特長
・ 高画質:薄型で幅の狭い形状は、肋間でTilting走査を行う際に開口部全体を皮膚に密着させることができ画質を向上させます。EPIQ超音波診断装置に新しく搭載された次世代画像処理技術XRes Proは、アーチファクトを低減し組織性状を際立たせ病変などの境界を明瞭にします。さらに、Philipsのビームフォーミング技術であるnSIGHTイメージングにより、浅部から深部まで均一でノイズの少ない画像を実現しました。

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・微小血流イメージング(MicroFlow Imaging):微小血流からの信号を組織からのクラッタノイズから分離することで、非常に流速の遅い微小血流のイメージングが可能です。

・Sonazoid(R)造影:2007年1月に世界に先駆けて日本で発売された第二世代造影剤Sonazoid(R)(ソナゾイドは、現在では肝腫瘍の早期診断や鑑別診断、治療支援にアジアの国々で使用されています。mC7-2は、日本でSonazoid(R)造影のための設定を開発いたしました。近位部は多重反射によるアーチファクトが少なく、深部まで感度の良い均一な造影画像がえられます。穿刺や治療前の腫瘍の評価などにも有用です。

・穿刺:穿刺ニードルガイドはCIVCO社製Verzaダイレクトアタッチメント(製造販売元:センチュリーメディカル株式会社)に対応しています。ダイレクトアタッチメントは、トランスジューサに直接アタッチメントを取り付けるため、従来のようにブラケットを必要としません。これにより、穿刺ルートのblind zoonが少なくなり、トランスジューサが把持しやすくなります。

・センサーイン設計:治療時に病変が見えにくい場合、CT/MRI画像と超音波画像をフュージョン(位置合わせ)し、CT/MRIで確認された病変の部位を参照しながら超音波ガイド下で治療を行うことがあります。mC7-2は、センサーイン設計です。これにより、フュージョンの際に必要な磁場センサーを外付けする必要がなくなり、診断から治療までシームレスなワークフローを実現しました。さらに、Philipsのフュージョン技術Auto Registrationで、精度の高いフュージョンを自動で行うことが可能であり、超音波ガイド下の治療を積極的にサポートします。

フィリップスについて
1891年オランダで創業し、ビジネスモデル変革と長い歴史の中で培った技術と知見を生かしながら、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」においてイノベーションを実現してきたヘルスケア・カンパニーです。フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルステックカンパニーとして、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいます。今後、「病院」というプロフェッショナルな分野におけるフィリップスの先進医療機器と、パーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がり、デジタルプラットフォーム上でビッグデータが解析されることで、総合的な医療、リアルタイム分析、付加価値サービスが可能になります。これにより、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供し、医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指しています。

ロイヤル フィリップスについて
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2018年の売上高は181億ユーロ、オランダを拠点に全世界に77,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。

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