住宅・小規模太陽光発電設備に特化したソーラーパネル測定器「eソラメンテ」を発売。 「eソラメンテ-Z(eZ-10)」2019年8月より16万円(税別)で販売開始。

株式会社アイテス

From: PR TIMES

2019-07-10 09:00

メガソーラー保守で実績のある「ソラメンテ」シリーズのコンパクトモデル

日本アイ・ビー・エム野洲事業所の品質保証部門を母体に1993年に設立された株式会社アイテス(本社:滋賀県野洲市、代表取締役:五十嵐 靖行)は住宅・小規模太陽光発電設備向けソーラーパネル測定器「eソラメンテ」を発売します。
 メガソーラーを中心に国内市場で2,000台以上の導入実績を持つ「ソラメンテ」シリーズの測定技術を採用したコンパクトモデル「eソラメンテ」は、住宅・小規模発電設備向けに機能を絞り、従来のソーラーパネル専用測定器(IV測定器やソラメンテ等)の半分以下の価格に抑え、全国の太陽光パネルの保安・保全活動をサポートします。

2019年8月、インピーダンス測定により故障ストリングを迅速に特定できるストリングチェッカー「eソラメンテ-Z(eZ-10):16万円」を販売開始します。パネルチェッカーとしてストリング内の故障パネルの位置特定が可能となる拡張製品「電流センサー(eA-10):6.7万円」は2019年10月発売予定です。



[画像1: (リンク ») ]



■太陽光発電システムの状況
2012年の再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)の施行により全量売電を目的とした大規模太陽光発電所が全国各地に建設されています。
太陽光発電所が急速に普及する一方で、施工不良による設備の倒壊(※1)や、太陽光パネルの不具合などによる火災事故(※2)も報告されており、太陽光発電所の保安・保全強化が求められています。
特に全国50万件以上に及ぶ、発電容量50kW未満の小規模太陽光発電設備は、電気主任技術者の選任が不要で、メンテナンスが十分に行き届いていないのが実状です。そのような背景の中、2017年施行の通称改正FIT法(※3)では、50kW未満の太陽光発電においても、保守点検の実施が義務化されました。
また、同法で点検が義務化された住宅向け太陽光発電設備について、2019年1月、消費者庁から、「住宅太陽光発電システムから発生した火災事故等」についての事故等原因調査報告書(※2)が公表されました。

■「eソラメンテ」の誕生
アイテスは、2012年より中・大規模太陽光発電所向け太陽光パネル測定器「ソラメンテ」シリーズを開発・販売しています。
「ソラメンテ」は、太陽光パネルメーカーの市場でデファクトスタンダートとなっているEL、PL(※4)検査装置の販売実績、知見を元に開発し、中・大規模太陽光発電所を中心に、EPC・O&M事業者から発電事業者、電気主任技術者、太陽光パネルメーカーまで幅広い方々に使用実績があります。
また2019年1月、中国の大手パネルメーカー、インリーグループの日本法人インリー・グリーンエナジージャパン(東京都港区)と提携し、海外販売を開始しています。

このたび、保守点検義務化によるニーズを受け、基本性能はそのままに、太陽光発電設置導入件数の約98%を占める住宅・低圧発電設備に向けに機能を特化した「eソラメンテ」を開発しました。

ストリングチェッカー「eソラメンテ-Z(eZ-10)」を用いて、太陽光パネルが直列接続されたストリングのインピーダンス測定(※5)を行うことで、故障パネル(クラスタ故障(※6))の有無が判定できます。さらに拡張機能として、2019年10月発売予定の電流センサー(eA-10)を組み合わせることで、パネルチェッカーとして故障パネルの位置を効率よく特定することが出来ます。
「eソラメンテ-Z」は2019年8月販売開始し、年間予定販売台数を1,000台見込んでおります。
[画像2: (リンク ») ]



(注釈):
(※1):経済産業省 産業保安グループ 電力安全課
平成30年11月26日 今夏の太陽電池発電設備の事故の特徴について
(リンク »)
(※2):消費者庁
住宅用太陽光発電システムから発生した火災事故等
(リンク »)
(※3):「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」
(※4):EL(Electro-Luminescence)、PL(Photo-Luminescence)
(※5):ソラメンテ-Zのインピーダンス測定法はアイテスの特許技術です。
(※6):結晶型太陽光パネルはクラスタと呼ばれる通常3つの回路より構成されており、クラスタ単位で出力不良となっている状態。


■新製品の概要
製品名:eソラメンテ-Z(eZ-10)
発売日:2019年8月5日
販売予定価格:16万円(税別)
目的:住宅・小規模太陽光発電設備の故障パネルをストリング(グループ)単位で特定する
検査項目:直列抵抗、開放電圧
機能:直列抵抗測定 0~1000Ω、開放電圧測定 0~750V
対象パネル:単結晶・多結晶・ヘテロ接合型

(拡張製品)
製品名:eソラメンテ 電流センサー(eA-10)
発売予定:2019年10月
販売予定価格:6.7万円(税別)
目的:eソラメンテ-Z(eZ-10)に接続し、太陽光パネル表面から発電電流の有無を判断


製品の特長:

インピーダンス測定にて太陽光パネルの故障(クラスタ故障)を検出
天候や設置環境の違いによる影響を抑えることで測定結果の判断が容易
ボタン操作なしで自動測定、テスター感覚の簡単操作
携帯性に優れたコンパクトサイズ
「電流センサー(eA-10)」と組み合わせて故障パネル位置の特定も可能

製品情報URL
(リンク »)


【株式会社アイテスについて】
本社:〒520-2362 滋賀県野洲市市三宅800
代表者:代表取締役 五十嵐 靖行
設立:1993年1月
電話番号:077-599-5015(代表)
URL: (リンク »)
事業内容:検査装置の開発、電子部品の解析・評価サービス、電子機器修理サービス、ウェハー加工サービス


【お問い合わせ先】
企業名:株式会社アイテス
担当者名:製品開発部 営業課 谷畑 潤
TEL:077-599-5040
Email: sales02@ites.co.jp

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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