広範な電圧範囲に対応した車載アプリケーションの堅牢性と柔軟性を向上させる新しいスイッチング・レギュレータを発表

STマイクロエレクトロニクス

From: PR TIMES

2019-07-11 09:20



[画像: (リンク ») ]

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、車載用スイッチング・レギュレータのA7987を発表しました。同製品は、入力電圧範囲が広く、トラックやバスなどの大型車に使用できる一方、出力電圧を調整できるため、柔軟でありながら安定した性能でボディ、インフォテインメント、テレマティクスといった車載アプリケーションの多数の電圧レールに給電することができます。

最大入力電圧が61VのA7987は、従来型自動車とハイブリッド車 / 電気自動車の24Vバッテリで動作が可能で、ロード・ダンプなどの異常が生じても安定した出力を維持します。出力電圧は0.8Vから入力電圧まで調整でき、ドロップアウトも低いため、ロジック回路から照明まで多様な負荷に最大3Aの電流を供給することができます。

外付けのプルダウン抵抗には、電流制限と最大1.5MHzのスイッチング周波数が設定されているため、出力インダクタのサイズを最適化することでコンパクトなパワー・モジュールを設計できます。短絡時にはデジタル周波数フォールドバックによるパルス・バイ・パルス方式の電流検知が動作し、パワー素子への負荷を最小限に抑えることで信頼性が向上します。また、過熱保護機能を組み込み、シャットダウンと自動復帰を備えているため、外的な介入を最小化します。

A7987は、低抵抗のNチャネル・パワーMOSFETを内蔵しています。軽負荷時には、パルス・スキッピングにより、出力が制御されます。また、内蔵スイッチオーバー機能を備えたバイアス電圧入力が、外部電源からアナログ回路へ給電し、効率を最適化します。

同期ピンによりスイッチング・フェーズの切り替えが可能となり、ノイズ影響の緩和および入力キャパシタに流れる実効値電流を抑えることが可能です。1つの同期ピンで最大5個のレギュレータを制御できます。イネーブル・ピンと、遅延時間を調整できるパワーグッド・インジケータが、パワーアップ・シーケンシングを可能にします。さらに、調整可能なソフト・スタート機能により、突入電流が制限されます。

AEC-Q100認証を取得済みのA7987は、現在量産中です。HTSSOP16露出パッド・パッケージ(5 x 6.4mm)で提供され、単価は1000個購入時に約2.00ドルです。

また、STは、A7987を利用した新製品の開発期間を短縮する評価ボード「STEVAL-ISA207V1」もリリースしました。この評価ボードは、STのウェブサイトまたは販売代理店から入手可能です。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
( (リンク ») )

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2018年の売上は96.6億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( (リンク ») )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]