宿泊業界における技術投資への優先度のばらつきが明らかに

エクスペディアホールディングス株式会社

From: PR TIMES

2019-10-04 19:15

チェーンに所属するホテルの77% は技術投資を増やす見込み。独立系ホテルは客室の改装を優先する傾向。

世界最大のオンライン旅行会社であるエクスペディアグループ(以下、同社)はこの度、1,200 人を超える宿泊施設の担当者を対象にした調査(以下、当調査)を実施しました。その結果、チェーンホテル[1]は中小規模の独立系ホテル[2] に比較して、技術投資を優先する確率が約2 倍となった一方、中小の独立系ホテルが客室の改装を優先する確率がチェーンホテルの1.5 倍と、宿泊施設の規模により技術投資戦略にばらつきがあることが明らかになりました。



宿泊業界において、競争優位性を確保するにあたり、戦略的な技術投資の重要性は認識されています。Hospitality Technology社[3]が手掛けた最新のレポートによると、54% のホテルが 2019 年の技術関連予算を増やす見込みであり、減らす見込みがあるのはわずか 8% でした。

一方で、多くの宿泊施設にとってコストは依然として技術導入の大きな障壁であります。当調査対象の中小規模独立ホテルの半数近くが、技術投資に関する決定は費用と導入価値の両面を基準に行うと回答しています。対照的に、半数以上のチェーンホテルは、既存システムとのシームレスな統合を実現可能とする技術を優先して導入していることが判明しています。

「チェーンホテルは多額の技術投資を行っており、結果として同レベルの投資余力のない宿泊施設様との格差がさらに広がる可能性があります」と、同社日本現地法人の代表取締役 マイケル・ダイクスが述べています。「テクノロジーには、あらゆる規模の宿泊施設様に公平な競争環境を提供する力があります。たとえ中小規模の宿泊施設様でも、効果的に競争し成功する機会を見い出せるよう、弊社はパートナー様のニーズに常に耳を傾け、より一層手厚くお手伝いできるよう、技術投資を続けています」。

調査対象となった中小の独立系ホテルのうち、4 軒に 1 軒が技術採用に際して最大の障壁として「複雑さ」を挙げており、3 軒に 1 軒がソリューションの評価基準として「使いやすさ」が優先事項であると回答しています。エクスペディアグループは、このような障壁をクリアできるよう、直感的で使いやすいツールを介して必要な情報をいつでも、どこからでもアクセスできるよう、テクノロジープラットフォームの強化をし続けています。

「小規模宿泊施設の運営には、複数の役割をやりくりする必要性があります。エクスペディアグループはこの事実を理解しており、非常に優れたテクノロジーをいくつも開発しています。特に、Partner Central のモバイルアプリケーションは使い勝手もよく、料金や空室状況の更新やゲスト管理が移動中でも簡単に行えます」と、本陣平野屋 花兆庵(岐阜県)、予約営業課長の細谷和生氏が述べています。

日々の業務の更なる効率化を図ると共に、必要な情報をリアルタイムに提供することで、宿泊施設がデーターに基づく意思決定を行えるよう、エクスペディアグループは宿泊施設向けの管理ツールであるPartner Central ( (リンク ») )に下記の新機能をリリースしました。


Partner Central モバイルアプリの改良 – 今後予定されている一連の拡張機能により、部屋や料金が従来よりも管理しやすくなります。カレンダー ナビゲーションが改良され在庫と空室状況ができるほか、リアルタイムな更新が可能になることで間違いを減らすことができます。また、サプライヤーは予約、キャンセル、お客様からのメッセージに関する通知をスマートフォンで受信でき、使いやすいフィルター機能で優先順位を付けることもできます。
新「部屋および料金」概要ページ – 部屋、料金および在庫に関連する情報やタスクが、シンプルで分かりやすい表示になりました。リンクの数が削減されているほか、宿泊施設によるアクションの判断に、ビジネスアラートやインサイトを活用することができます。
新「マーケティング」概要ページ – 現在マーケティングツールを活用いただいている宿泊施設は結果レポートを参照でき、また現在ツールのご活用がない宿泊施設も、空室状況や転換率の改善に役立つさまざまなマーケティングツールに関する知識を得ることができます。 当ページでは予約の可能性が高い上位5カ国に関する情報が追加され、宿泊施設の露出向上に役立てることができます。
高い適応性のある新ホームページ – Partner Centralのご利用状況に基づき、カスタマイズされたレコメンデーションを宿泊施設へ提供します。これにより、宿泊施設は緊急度の高い作業項目を特定し、予約の拡大に繋げることができます。当ホームページは、2019 年中に主要宿泊施設で利用可能になる予定です。
複数施設に対応したダッシュボード – 2 軒以上の施設を管理する宿泊施設向けのポートフォリオ スナップショットが利用できます。当ダッシュボードでは、管理下にある宿泊施設リストのほか、各宿泊施設に関する知見や、対応が必要な項目に関する情報が表示されます。


宿泊施設は Discover EPC ( (リンク ») ) 上で Expedia Group Partner Central について詳しく知ることができるほか、Partner Central モバイルアプリ ( (リンク ») ) のダウンロードが可能です。

[画像: (リンク ») ]



当調査について
当調査は、技術投資支出を宿泊施設がどのように優先付けしているかを調べるため、2019 年 7 月に世界中の宿泊施設の担当者1,215 人を対象に実施したものです。世界中の宿泊施設名簿をもとに、チェーンホテルと中小規模独立系ホテル間の技術関連支出を比較しています。チェーンまたはホテルグループに属し、客室数が 100 室を超える宿泊施設をチェーンホテルと分類。チェーンを持たない、客室数が 100 室以下の独立系ホテルを中小規模独立系ホテルと分類しています。

[1]チェーンホテル : ホテルチェーンまたはホテルグループに属し、客室数が 100 室を超える宿泊施設。
[2]中小規模独立系ホテル : チェーンを持たない、客室数が 100 室以下の独立系ホテル。
[3] 2019 年ホテルテクノロジー調査、Hospitality Technology 社

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編集各位へのメモ : 当調査の手法に関するの詳細については、ブログ (リンク ») をご覧ください。


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