Answer ALSとアバナード、世界最大のALS研究プログラムをテクノロジー活用で加速

アバナード株式会社

From: PR TIMES

2019-12-19 12:05

ALS治療法の解明に向け、医学研究センター、テクノロジー企業、1,000人のALS患者がグローバルに協働



※本リリースは、米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。

【2019年12月10日 -シアトル発】 医学研究機関のコンソーシアムであるAnswer ALS (筋萎縮性側索硬化症) 研究プログラムは、アバナードを含むテクノロジー企業とALS患者1,000人の協力の下、ALS治療において潮目となりうる巨大なテクノロジーインフラ構築の第一段階を完了しました。これにより、世界中の医学研究者達がセキュアな環境下で、ALSの原因を解明し治療法の開発に協働できるようになります。

Answer ALSは、ジョンズ・ホプキンズ大学とロバートパッカードALS研究所による世界最大のALS研究プロジェクトで、クラウド、AI、機械学習をALS治療法解明にも役立てようという熱意を持つテクノロジー企業と協力することで、これまでにない高度な生物学的解析を実施することを目的としています。

Answer ALSの中核となるのが、オープンコラボレーションと想像をはるかに超えた膨大なデータです。Answer ALSは、アバナードをはじめとするテクノロジー企業と協力し、数兆ビットのデータを安全に運用するだけでなく、プロジェクトの進展に合わせてAIや機械学習、追加データを統合できるように設計されたクラウドベースの研究インフラを構築しました。これにより、Answer ALSは今後も研究の進展に合わせて、新しいテクノロジーを活用し続けることができます。このインフラの中で最も重要な要素の一つが、アバナードがTechnology for Social Good (社会貢献テクノロジー) (*1)構想の一環として開発したデータクエリエンジンです。このエンジンにより、これまで数日から数週間かかっていた複雑な検索の回答も、数時間で得られようになります。

ALSやルー・ゲーリック病とも呼ばれる筋萎縮性側索硬化症は、患者から少しずつ運動や話す能力、最終的には呼吸能力さえも奪っていく進行性運動ニューロン疾患です。世界のALS患者数は推計40万人、毎年5,600人がALSと診断されています。

「今日、細胞機能の探索はこれまでになく詳細に行えるようになりました。Answer ALSでは、複数のデータソースからひとつひとつ積み上げ、数千人分の患者プロフィールを構築しています。これらのプロフィールを、AIや機械学習を活用し、統合し分析することで、ALS患者をグループ分けしそれぞれに最も効果的な治療法を特定する基盤が得られると考えています」 とロバートパッカードALS研究センター事務局長のEmily Baxi (エミリー・バクシー) 博士は述べています。

「アバナードは、人類に意義あるインパクトもたらすことを企業理念として掲げています。Answer ALSの研究をサポートし、最終的にALS治療法の解明につなげられるとすれば、これはまさに我々の企業理念の実現に他なりません。研究者、テクノロジー企業、ALS患者の方々と共にこの意義ある取り組みに参加できることを誇りに思い、今後の協働を楽しみにしています」 とアバナードのCEO、Pamela Maynard (パメラ・メイナード) は述べています。

「ALSやパーキンソン病、アルツハイマーなど、現段階では不治とされている多くの病の治療法の解明に突破口を見出すには、テクノロジーを活用した大規模で組織的な協働によって、研究を加速することが最善策です。ALS治療への解はまだ見つかっていませんが、限りなく解に近づいています。だからこそ、アバナードのようなテクノロジー・パートナーとの協力が必要なのです」 と元NFL選手のALS患者であり、Answer ALS設立のきっかけとなった、チームグリーソンというALS支援グループを率いるSteve Gleason (スティーブ・グリーソン)氏は述べています。

*1: (リンク »)

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アバナードは、優れた人材とマイクロソフトのエコシステムを活用して、革新的なデジタルやクラウドのサービスをはじめとした、ビジネス・ソリューションとデザイン主導の体験をお届けするリーディング・プロバイダーです。テクノロジー、ビジネス、業界に関する専門知識を組み合わせ、大胆かつ新鮮なアプローチで、顧客企業とその顧客のトランスフォーメーションとさらなる発展をサポートしています。世界25か国38,000名の従業員が、多様性を尊重し協力を是とするアバナードの企業文化とそのコミュニティを通して、顧客企業にベストなアイディア、考察を提供しています。2000年にアクセンチュアとマイクロソフトによって設立され、アクセンチュアを筆頭株主としています。詳細については ( (リンク ») ) をご覧ください。

Answer ALS研究プログラムについて
Answer ALS研究プログラムは、ジョンズ・ホプキンズ大学 ロバートパッカードALS研究所の設立者で所長であるJeffrey Rothstein (ジェフリー・ロスシュタイン) 医学博士によって構築、実施されているプログラムです。元NFL選手スティーブ・グリーソン氏が、ALS罹患後立ち上げた、チームグリーソンが2014年、研究者、患者、介護者、ALS関係者を初めて一堂に集めたサミットを開催しました。「まったく新しい考え方 (Think differently) で、生きているうちにALSを根絶する計画を立てよう」 というスローガンを掲げたこのサミットがきっかけとなり、ロバートパッカードALS研究所、チームグリーソン、その他の参加者の協力によって設立されました。
その結果、Answer ALSは世界最大そして唯一のALS研究プロジェクトとなりました。ロバートパッカードALS研究所の先導の下、約24の組織と1,000人の患者、そして数兆のデータポイントを核に、ALS患者をグループ分けし、各グループに適した治療法を開発することで、患者がいきいきと人生を楽しめるようになることを願って活動しています。

【お問い合わせ】
アバナード株式会社
TEL: 03-6234-0150
Eメール: tokyo@avanade.com

*本プレスリリースに記載されている会社名および製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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