凸版印刷、「大坂冬の陣図屛風」デジタル想定復元を実物とデジタルで関東初公開!

凸版印刷株式会社

From: PR TIMES

2019-12-20 11:52

「大坂冬の陣図屛風」デジタル想定復元屏風と千田嘉博教授の協力によるETOKI「大坂冬の陣図屛風」を「お城EXPO 2019」で初公開

 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、東京国立博物館が所蔵し、模本(模写)と考えられている「大坂冬の陣図屛風」(※1)をもとに、色鮮やかで豪華絢爛な六曲一双の「大坂冬の陣図屛風」デジタル想定復元(以下、「復元冬の陣図屛風」)を2019年7月に制作しました。



 このたび、その制作時に作成したデータを用いて「ETOKIシステム(※2)」を活用し、奈良大学文学部 千田 嘉博教授が屏風の読み解きを行ったコンテンツを制作、「復元冬の陣図屛風」の実物とともにパシフィコ横浜で開催される「お城EXPO 2019」(プレミア前夜祭2019年12月20日(金)、本会期 2019年12月21日(土)、22日(日))にて関東初公開します。
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■ ETOKIシステム「大坂冬の陣図屛風」について

 凸版印刷は、屏風絵や絵画などの絵画作品を題材に、専門家だけではなく歴史や文化財ファンも含めた多くの人々が、自ら細部まで観察しながら読み解き(絵解き)を楽しんだり、コメントや関連情報をシェアすることができるようにする文化財デジタルアーカイブの活用システム「ETOKIシステム」の開発を推進しています。
 今回、ETOKIシステムを活用し、「復元冬の陣図屛風」の制作時に作成したデータを用いてコンテンツを開発。「復元冬の陣図屛風」の監修者でもある奈良大学文学部 千田 嘉博教授による城郭考古学の観点から読み解いたコメントと共に、彩色復元図をタッチパネル端末で自由に閲覧できるコンテンツです。お城EXPOの特設会場で「復元冬の陣図屛風」の実物と本コンテンツで屏風の隅々まで楽しむことができます。

■ 「大坂冬の陣図屛風」デジタル想定復元について

 凸版印刷は、これまでに培った文化財のデジタル復元の知見を活かし、六曲一双屛風のデジタル彩色プロセスを構築。専門家による学術的調査と監修を得ながら模本を読み解くことで、浮かび上がる姿を想定し、デジタルによる彩色と手作業による仕上げによって2019年7月に復元しました。「お城EXPO2019」にて関東初公開します。

「大坂冬の陣図屛風」デジタル想定復元
・図像部: インクジェットプリント 金箔金銀泥
・サイズ: 図像部 各約2986mm×1656mm
・制作: 凸版印刷株式会社
・監修: 千田 嘉博(奈良大学文学部教授)、東京藝術大学、徳川美術館、
     佐多 芳彦(立正大学文学部教授)
・協力: 大阪城天守閣、京都市立芸術大学芸術資料館、東京国立博物館

※JSPS科研費JP17102001(立正大学)の助成を受けた研究成果を活用しています。

■ 「お城EXPO2019」および「大坂冬の陣図屛風」 デジタル想定復元展示ついて


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イベントの詳細は「お城EXPO2019」WEBサイトにてご覧ください。 (リンク »)


※1 「大坂冬の陣図屛風」
 「大坂冬の陣図屛風」は、慶長19年(1614年)の徳川幕府と豊臣家との間で行われた合戦、大坂冬の陣を描いたものです。原本の所在は不明で、東京国立博物館が所蔵する本屛風が唯一その戦いの様子を詳細に現在に伝えています。屛風には、大坂冬の陣の陣立てや豊臣期の大阪城および戦場の様子が詳細に描かれており、歴史資料としてもとても貴重なものです。

※2 ETOKIシステム
 本システムは、2019年9月に開催された「第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019」で発表した国立大学法人京都大学との共同研究に基づくコンセプトに基づき、凸版印刷が開発しました。


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以 上

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