CVCグロース・パートナーズ、EcoVadisに約2億ドルを出資、持続可能性評価サービスの世界的な採用拡大へ

シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン株式会社

From: PR TIMES

2020-01-10 11:25

新たな資金によりEcoVadisは、持続可能性評価サービスや情報、実践的なソリューションのグローバル・プロバイダーとしての地位を強化

【2020年1月9日: ニューヨーク、ロンドン、パリ】 グローバルの様々なサプライチェーンに対し持続可能性評価サービスを提供するEcoVadis SAS(エコバディス、本社:フランス、以下「EcoVadis」)は、本日、CVCキャピタル・パートナーズ(本社:英国)が運用するファンド「CVCグロース・パートナーズII」(以下「CVCグロース・パートナーズ」)から、約2億米ドルの出資について合意に至ったことを発表しました。本件は、ESG(環境・社会・企業統治)分野における過去最大級の出資案件の一つであり、ビジネスを成功させるうえで、長期的なESGに関する取り組みが重要になるという、現代社会における共通認識が反映された案件です。EcoVadisは、本資金を活用し、グローバルでの規模拡大を図るとともに、持続可能性、公正な労働慣行、ビジネス倫理を、企業のサプライチェーンや商取引に浸透させるための活動を一層強化していきます。

EcoVadisの共同創業者兼共同CEOであるフレデリック・トリネル(Frédéric Trinel)は次のように述べています。「グローバルな持続可能性に向けた取り組み、コンプライアンス規制、企業理念の追求の組み合わせにより、企業のサプライチェーンへの注目度が急上昇しており、私たちの提供するソリューションは、非常に大きな成長市場を生み出しています。CVCのグローバルなネットワークとリーチは、私たちの事業の拡大と変革において、重要な役割を果たすと思っています」

EcoVadisの共同CEO兼共同創業者であるピエール=フランソワ・タラー(Pierre-Francois Thaler)は次のように述べています。「経済は、より環境性と社会性を考慮する方向へと移行してきています。今日の企業経営陣は、ブランド保護、企業価値向上、投資戦略の周知、世界に前向きなインパクトを与えるといった観点から、持続可能性の重要性を認識しています。サプライチェーンは、現実に変化を創出し影響を与える、唯一で最大の手段となりますが、適切な管理がなされていない場合、強制労働や環境廃棄物、汚職、安全上の問題など、隠れたリスクの温床となります。CVCグロース・パートナーズからの本件投資は、ESGと持続可能性の要素が今日のマーケットにおいて重要な役割を担うことを証明するものです」

事業支出で総額2.5兆米ドルを超える450以上の企業が、グローバルなサプライチェーンの環境的また社会的パフォーマンスの評価・向上のため、EcoVadisのサプライヤー評価と実践的プラットフォームを活用しています。高度なSaaSプラットフォームと専任のCSRアナリストによる、EcoVadisの「事実に基づく評価手法」は、業界で最も信頼性が高い手法として広く採用されています。今日、EcoVadisのネットワークが評価対象とする企業は、155ヵ国で約6万社にのぼります。

グローバルな顧客基盤も急速に拡大しており、2019年には新たに1万社がネットワークに加わりました。また、東京、米・サンフランシスコ、豪・メルボルンにも新たに拠点を開設しました。EcoVadisは今後も、新たな国での拠点開設、技術プラットフォームや持続可能性情報ソリューションへのさらなる投資、評価対象企業とのネットワーク作りなど、国際的な拡大に向けて資金を活用していきます。

CVCグロース・パートナーズのシニア・マネージング・ディレクターを務めるアーロン・デュピュイ(Aaron Dupuis)は、次のように述べています。「EcoVadisの次の成長に向けたこの段階で、同社のトリネル共同CEO及びタラー共同CEOを始めとする同社チームの皆様と手を組むことができ、非常に嬉しく思います。トップクラス企業においてESGが最重要領域の一つであるという認識は、私たちの長期的な投資戦略とも一致しています。そのため、サプライチェーンのリスク管理に対する長期的な取り組みの一部として、私たちは過去数年間にわたってEcoVadisの事業に注目してきました。ESG評価に当たっての業界基準を確立し続けるEcoVadisの将来に、大きな期待を抱いています。本件は、昨年11月に資金調達の完了を発表したCVCグロース・パートナーズの2号ファンドの、初の出資案件となりました」

欧州のCVCグロース・パートナーズを統括するマネージング・ディレクターのセバスティアン・クエンネ(Sebastian Kuenne)は「ESGは、事業の成功、経済の成長、そして、社会生活の向上にとって重要な取り組みです。ESG原則の基盤を支える詳細な持続的価値創造計画は、より良い事業形成を目指すCVCのアプローチの中核を成しています。EcoVadis独自の評価プラットフォームと包括的なサプライヤーネットワークが、持続可能性を向上させ、収益性を加速させることは、既に実証されています。顧客だけでなく、広域な社会と環境へ有意義な価値を提供しているチームと協働することを誇りに感じるとともに、CVCが持つネットワークを最大限に活用してEcoVadisを支援できることを嬉しく思います」と述べています。

CVCグロース・パートナーズでマネージング・パートナーを務めるジョン・クラーク(John Clark)は、アーロン・デュピュイとセバスティアン・クエンネとともに、EcoVadisの取締役に就任する予定です。

2016年以来EcoVadisの株主である投資会社Partechのジェネラルパートナーであるオムリ・ベナユン(Omri Benayoun)氏は、「EcoVadisは、世界最大のサプライヤーESG評価のプラットフォームになりつつあります。当社は、今後も同社の創業者らと協働していくだけでなく、新しいパートナーとなるCVCを歓迎します」と述べています。

本件取引は、規制当局からの承認取得後、2020年第1四半期に完了する見通しです。
詳細はEcoVadisのウェブサイト(英語)を参照ください。

※本プレスリリースは、2020年1月9日(米国時間)に、米国で発表されたプレスリリースの和訳版です。本プレスリリースの正式言語は英語であり、内容および解釈については英語版が優先されます。

EcoVadisについて
信頼と実績のEcoVadisは、グローバルなサプライチェーン向けに事業の持続可能性を評価し、パフォーマンス向上のためのツールを提供する共同プラットフォームです。縁の下で支えるのは、各分野の専門家からなる多国籍チームと強力な技術基盤。持続可能性を測るスコアカードは実用性に優れ、198種類の業種と155カ国を対象に、環境や社会、倫理に関わるリスクを詳細に把握するのに役立ちます。60,000社を超えるEcoVadisのネットワーク。その中には、ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)、ベライゾン(Verizon)、ロレアル(L'Oréal)、サブウェイ(Subway)、ネスレ(Nestlé)、セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com)、ミシュラン(Michelin)、ビーエーエスエフ(BASF)など、それぞれの業界をけん引する企業も含まれます。自社ブランドを守るにはどうしたらよいのか。事業の透明性を高め、かつ革新を促すには何が必要なのか。企業の持続可能性を評価し、力を合わせて改善していく一つの方法をここにご提案いたします。
詳細はEcoVadisのウェブサイト、Twitter、LinkedIn(それぞれ英語)をご覧ください。
GP Bullhoundは、EcoVadisと同社株主のファイナンシャル・アドバイザーを務めました。

CVCキャピタル・パートナーズについて
CVCキャピタル・パートナーズ (CVC)は、未公開株式および投資アドバイザリーのリーディング・カンパニーです。1981年に設立されたCVCは、現在、アジア、ヨーロッパ、アメリカの全土に24の拠点と約500名の従業員より成るネットワークを有しています。これまで、CVCは、未公開株とクレジット戦略を通じ、世界中の大手機関投資家より1,290億ドルを超えるコミットメントを獲得してまいりました。現在、CVCは、総額約830億ドルの資産運用を行なっています。今日、CVCが運用または投資顧問を務めるファンドへは、世界各国の73の企業(雇用者数約30万人)が投資を行なっています。上記企業は、合わせて1,000億ドルを超える年間売上高を達成しました。CVCについての詳しい情報は、ウェブサイト(www.cvc.com )をご参照ください。

CVCグロース・パートナーズについて
CVCグロース・パートナーズは、成長企業に特化した中堅市場のテクノロジー分野投資を担うCVCキャピタル・パートナーズの部門で、2014年に設立されました。CVCグロース・パートナーズは、主に北米と欧州の5,000万米ドル~2億5,000万米ドル規模の株式投資を対象とし、2つの特化型ファンドで25億米ドル以上の資産を管理しています。詳細は、ウェブサイト(www.cvc.com/growth :英語)をご覧ください。
CVCグロース・パートナーズのファイナンシャル・アドバイザーは、Goldman Sachsが務めました。

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