統合運用管理ソフトウエア「Hinemos(R)」より「WinActor(R)管理機能」を提供開始

NTTアドバンステクノロジ株式会社

From: PR TIMES

2020-03-10 17:45

~NTTデータ先端技術とNTT-ATの共同開発によりWinActorとITシステム全体の統合運用管理を実現~

NTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:青木弘之、以下:NTTデータ先端技術)とNTTアドバンステクノロジ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木村丈治、以下:NTT-AT)は、「WinActor管理機能」の共同開発を行い、2020年3月10日から提供開始します。今回、NTTデータ先端技術が提供する統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」と、NTT-ATが提供するRPAツール「WinActor」の技術連携により、「WinActor管理機能」を実現しました。管理対象となるシステム台数に応じ、WinActor直接の運用管理をはじめ、複数のWinActorのシナリオや権限設定等を一括で統制管理できる「WinActor(R) Manager on Cloud」、「WinDirector(R)」(注1)との連携が可能になりました。



これまで各種ITシステムの業務フローの自動化を実現していたHinemosが、WinActorにより自動化されるデスクワーク処理も管理対象として追加できることで、システム全体の統合運用管理が可能になり、部門別の最適化・自動化に留まらず、業務全体の完全無人化を目指した運用改善を容易に実現することが可能になります。
当該機能はHinemosサブスクリプションにて2020年3月10日から提供開始します。両社で導入を推進し、本製品において2025年までに500本の販売を目指します。

【背景】
1990年代からERP等の大規模システム投資が始まり、財務・会計や人事等の業務を中心に効率化が進められてきましたが、予算やセキュリティ制約等の理由から、システム間連携が困難な業務はエクセルやアクセスによる人力処理が続いていました。こうしたシステム化から漏れ、何年も放置されてきた細かで雑多な処理において、昨今の「人手不足」、「働き方改革」、「生産性向上」の議論も重なりRPA導入が進められましたが、実態は個々人のクライアントPCで行われる業務の自動化に限定されており、業務システムとの連携は手作業もしくは別途、仕組みを用意する必要があります。

また、業務システムの監視やジョブ管理においても、サーバーやネットワーク機器をはじめとしたITシステムの自動化は進んできたものの、個々人のクライアントPCで行われる処理については対象外であり、システム全体の自動化は難しいのが実態です。

このような課題を解決するべく、各種ITシステムの業務フロー自動化が可能なHinemosの管理対象を、WinActorによって自動化されるクライアントPCの処理まで広げることで、すべての統括管理が可能となる「WinActor管理機能」を実現しました。

【「WinActor管理機能」の概要】
Hinemosの「WinActor管理機能」は、WinActorの稼働状態やエラー等を、単一の画面上で俯瞰的に把握・統括管理できる機能です。

Hinemosが従来から対応しているIAサーバーの監視をはじめ、WinActor導入PCを管理できます。また、WinActorの専用管理ツールであるWinActor Manager on Cloud(パブリッククラウド環境)、およびWinDirector(オンプレミス環境・プライベートクラウド環境)と連携することで、より大規模な導入環境への対応、ライセンス管理やシナリオ管理等のより高度な管理を実現できます。また、これらが導入されたシステム全体の故障や障害予測等の監視や自動化の統合運用管理を実現します。

なお、本機能はHinemosサブスクリプションにて提供します。


[画像1: (リンク ») ]

図:Hinemosの「WinActor管理機能」の概要図

【「WinActor管理機能」の特長】
Hinemosの「WinActor管理機能」の特長は、下記の通りです。

■シームレスなWinActorと業務システム連動による統合運用管理
WinActorの動作するPC環境と、サーバー機器をメインとしたITシステムとをHinemosにてシームレスに連携することで、単一画面にて全体の運用状況を俯瞰的に把握し、統合運用管理することが可能になります。

■RPAシナリオを含む処理フローの実行管理
業務カレンダーに合わせた処理の実行制御を行い、業務の営業日やメンテナンス日に合わせたスケジューリングが可能になるため、より現場に即した自動化を実現することができます。各処理の実行結果はHinemosの画面から確認できるほか、メールの送信や、異常発生時に別途定義した復旧処理の起動等、トータルでの運行管理が可能になります。

■RPAシナリオの効率的な監視と障害解析
通常時より処理時間が長くかかったり、止まらない可能性のあるシナリオを遅延監視します。Hinemosの持つ監視機能を利用することにより、WinActorにおけるシナリオ実行の異常発生時に、PC環境や周辺システムの稼働状況等、環境要因によるトラブルをいち早く解決することが可能になります。

また、WinActorの実行ログも集約し、個々のPC端末にログインすることなく確認・検索が可能なほか、ログメッセージによるWinActorの動作異常の監視も可能になります。

■WinActor実行環境の記録と履歴管理
WinActorがインストールされているPC環境を検出し、インストールパッケージの情報を記録し、その変更も履歴として管理します。そのため、WinActorのシナリオが異常終了した際に、PC環境の変更が起因か否かの切り分けが容易に行えるようになります。

■WinActorの専用管理ツールとの連携
WinActorの専用管理ツールであるWinActor Manager on CloudやWinDirectorの導入環境において、これらの専用管理ツールを介したWinActorのシナリオの運行管理や、この専用管理ツール自体の運用監視が容易に行えるようになります。

【提供方法】
Hinemosの「WinActor管理機能」は、Hinemosサブスクリプションより提供します。
Hinemosサブスクリプションは、エンタープライズシステムの運用管理を実現するソフトウエアであるHinemosに関するアップデートやサポートに加え、システム運用に役立つさまざまなツール、ドキュメントを包括して提供するサービスです。各Hinemos取扱店からの購入となります。

■Hinemosサブスクリプション(外部リンク)
(リンク »)

Hinemosサブスクリプションは下記Hinemosアライアンス・取扱店より提供します。
■Hinemosアライアンス・取扱店(外部リンク)
(リンク »)

【今後について】
NTTデータ先端技術とNTT-AT は、両社で導入を推進し、本製品において2025年までに500本の販売を目指します。

【西日本電信電話株式会社からのエンドースメント】
西日本電信電話株式会社は、ソーシャルICTパイオニアとして、お客さまの課題解決を担うため、AI技術等の活用により仕事を変え、関連するシステムを高度化・効率化するだけでなく、サービス品質の向上、新たな付加価値を生みだしていけるよう積極的に取り組んでいます。今回の統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」と「WinActor管理機能」を活用し、業務効率化に向けた導入検証を進めていきます。

西日本電信電話株式会社
デジタル改革推進本部
技術革新部長
守谷 正人

【株式会社NTTデータ からのエンドースメント】
統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」による「WinActor管理機能」の発表を心より歓迎いたします。
NTTデータは、国内シェアNo.1(注2)純国産「RPA」ソリューション「WinActor」を、管理統制ロボット「WinDirector」、導入支援コンサルティング、技術研修やRPA技術者検定と共に、4,000社を超えるユーザー企業へ提供しています。「WinActor管理機能」のリリースで、「Hinemos」がこれまで主に管理してきたサーバー上のITシステムだけでなく「WinActor」や「WinDirector」も一元的に運用管理できるようになり、より一層、企業全体の業務自動化、IT運用効率化を推進するものと期待しています。

株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部
ソーシャルイノベーション事業部長
野崎 大喜

【参考】
■「Hinemosソリューションセミナ2020」イベントの開催について
「Hinemosソリューションセミナ2020」イベントを東京、名古屋、福岡、大阪、札幌の5大都市で開催します。
当セミナーの詳細は以下のサイトに掲載しています。

Hinemosソリューションセミナ(外部リンク)
(リンク »)

[画像2: (リンク ») ]

■Hinemosについて
Hinemosに関する情報は「Hinemosポータルサイト」にて公開しています。Hinemosの詳細やリリース情報以外にも、セミナーやイベント情報、Hinemosアライアンスの詳細情報などを掲載しています。

Hinemosポータルサイト(外部リンク)
(リンク »)

Hinemosポータルサイト(WinActor管理機能)
(リンク »)

■WinActor、WinActor Manager on Cloudについて( (リンク ») )
WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化した純国産のRPAです。Windowsアプリケーション、Webアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化します。定型的な繰り返し作業や、大量データを扱う作業を正確に再現することが可能です。さらに、既存システムに手を加えることなく、これまで人手で行ってきた複雑な操作や、複数システムにまたがるデータの投入を自動化し、人手作業の効率・品質・コストの大幅な改善につなげることができます。

WinActorは、企業等の働き方改革・業務効率化に貢献するツールとして日本で最も注目されているRPAのひとつであり、日本企業の業務にマッチした純国産RPAとして、金融業から物流・小売業と幅広い分野の4,700社を超える企業に導入され、大企業のほか中堅・中小企業や全国の自治体にも利用者が増え続けています。

WinActor Manager on Cloudは、WinActorを複数導入しているお客さま向けに、サーバー構築せずにすぐに利用可能なWinActorを集中管理するクラウドサービスです。複数台のWinActorの動作状況を集中管理する機能、WinActorを予約実行させることができるスケジュール管理機能、フローティングライセンス管理を行うライセンスサーバー機能等を提供します。

NTT-ATでは、テクノロジーパートナープログラム( (リンク ») )により、種々のシステムとWinActorの連携を推進しています。

■WinDirectorについて( (リンク ») )
WinDirectorは多数のWinActorを一元的に管理・統制するための運用ツールです。複数のWinActorの実行のスケジューリングや多重実行、即時実行の管理を行うほか、各WinActorの実行結果やステータス確認などを容易に行えます。「野良ロボット」対策や、ガバナンスの統制、実行状況の監視をし、ロボットの管理を重視したいユーザーの要望を一手に引き受けます。他システムと連携するためのRESTful APIも提供しています。

お客さま専用のオンプレミス環境やプライベートクラウド環境で利用が可能なため、利用管理項目を自社向けにカスタマイズしたいお客さまや、セキュリティポリシーのためにパブリッククラウドサービスが利用できないお客さまに最適です。自前でサーバー運用でき、エラー発生時に速やかに感知/対処が可能なため、ミッションクリティカルな業務にも利用することができます。

現在100社以上の企業に利用されています。HinemosはWinDirector連携製品として認定されています。

(注1)「WinDirector」は、株式会社NTTデータが開発した製品です。
(注2)IDC Japan「2019年 国内AIシステム/RPAソフトウェア市場企業ユーザー調査」、MM総研「2019 RPA国内利用 動向調査」、富士キメラ総研「2019 人工知能ビジネス総調査」より。

*「Hinemos」は日本、米国、中国におけるNTTデータ先端技術株式会社の登録商標です。
*「WinActor」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
*「WinDirector」は株式会社NTTデータの登録商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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