ISID、AIを搭載した3製品を発表

株式会社電通国際情報サービス

From: PR TIMES

2020-04-23 13:35

~技術文書活用、図面識別、AIモデル開発自動化の3領域で5月提供開始~



株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:名和 亮一、以下ISID)は、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する3種類のAI製品を自社開発し、2020年5月より提供開始することをお知らせします。
当該3製品は、技術文書活用をAIが支援する「TexAIntelligence(テクサインテリジェンス)」、図面の記載内容の識別・チェックをAIで効率化する「DiCA(ディーカ)」、AIモデルの開発・運用を自動化する「OpTApf(オプタピーエフ)」で、いずれもISIDが顧客企業とともに推進してきたAIプロジェクトの知見および技術ノウハウを生かし、独自に開発したものです。


[画像1: (リンク ») ]


■背景■
 デジタルトランスフォーメーションが加速する中、多くの企業がAIを活用した事業創出や業務革新を本格化させています。自社固有の技術やノウハウの活用にAIを応用したり、自社内にAIシステムの開発体制を構築したりするケースも増加し、より早く、的確にAIで現場業務を変革したいとのニーズが高まっています。
 ISIDでは2016年に設置したAI専任組織を中核に、製造業の設計開発をはじめとする多様な領域において、業務ごとの特性に応じた最適なAIソリューション
の開発や適用支援を行ってきました。これまでに、時系列データを利用した動作予測や予兆検知サービス、深層強化学習で機械制御を最適化していくためのAIモデル構築や因果分析サービス等、100を超えるAIプロジェクトの推進実績を有しています。これらの知見から今般、特にニーズの高い3領域について、AIによる業務効率化や顧客資産の有効活用が見込めると判断し、製品化を決定しました。
製品化に際しては、顧客企業の多様なニーズに対し迅速かつ柔軟にAI機能を提供するため、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、以下日本マイクロソフト)の協力を得て、クラウドプラットフォームMicrosoft Azureの利用を前提に開発しました。


■各製品の概要■ *詳細は別紙参照
【TexAIntelligence(テクサインテリジェンス)】
・対象業種・領域:製造業向け、技術文書の活用
・主な機能と特徴:社内に蓄積された大量の技術文書を、AIが学習し蓄積。文書の分類・要約・検索など、従来エキスパートが時間をかけて行っていた作業をAIが高速・正確に行うことで、より高度な分析を可能とする。
・提供価格(税別):月額利用料 70万円~(クラウド環境利用料は含まず)
【DiCA(ディーカ)】
・対象業種:製造業向け、設計・生産技術部門等における図面チェック業務
・主な機能と特長:紙図面上に記載された各種数値・文字列や特殊記号をAIが識別しデータ化。設計出図情報の最終確認、製造要件の確認や紙図面の電子化など、人手で行っていた作業を大幅に削減。
・月額利用料:50万円~
【OpTApf (オプタピーエフ)】
・対象業種:全業種向け、AIモデルの開発・運用
・主な機能と特長:Azure Machine Learningを用い、数千種類のAIモデルを3 Stepで開発する仕組みを提供。AIの開発・運用を一体で行うML Opsを採用。AIの専門知識がなくても、高精度なAIモデルの構築・運用を可能とする。
・月額利用料 :40万円~(クラウド環境利用料は含まず)


■販売目標、今後の展望■
ISIDは今後、当該3製品合わせて3年間で100社以上への導入を目指します。また、日本マイクロソフトとのさらなる協業も推進し、3製品の機能拡充はもとより、新たな領域におけるAI製品の開発にも取り組んでまいります。
ISIDグループは、2019年に開始した3カ年の中期経営計画において、テクノロジー、業界、企業、地域等の枠を超えたX Innovation(クロスイノベーション)による新ビジネス創出を推進しています。本年2月には、全社横断組織「AIトランスフォーメーションセンター」を設置、社内のAI人材と知見を集約し、当社の全事業領域において、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションに向けたAI活用を支援しています。今般の製品化は、こうした取り組みの一環であり、顧客企業の現場業務におけるAI活用を、より実践的に支援していくものです。

今回の製品リリースにあたり、日本マイクロソフト株式会社パートナー事業本部 パートナービジネス統轄本部本部長 安藤浩氏は次のように述べています。
「日本マイクロソフトは、ISIDのリリースを心より歓迎いたします。デジタル革新が進む変化の激しい時代において、企業成長のためにはこれまでの働き方を見直し、AIを活用した事業創出や業務革新を行い、個人と組織の生産性を高めることが不可欠です。今回発表の3製品がこのような革新的イノベーションを喚起し、自社固有の技術やノウハウ活用を促進することで企業における特に製造業の設計開発をはじめとする多様な領域において、業務改善が加速することを期待します。日本マイクロソフトはISIDとともに、これからも日本の社会変革に貢献することを目指します」

ISID グループは、今後もX Innovationの推進を通じてテクノロジーの可能性を切り拓き、顧客、生活者、社会の進化と共存に寄与してまいります。

※1 Azure Machine Learning:米国 Microsoft Corporationが提供する、企業向け仕様の機械学習サービス。機械学習モデルをよりすばやく構築、トレーニング、デプロイでき、信頼のおける AI を実現できるよう設計されている。
※2 ML Ops:Machine Learning (機械学習) + Operations(運用)の略。機械学習モデルの実装から運用までのライフサイクルを円滑に進めるための概念。
* Microsoft、Microsoft Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

<別紙:製品詳細>

■「TexAIntelligence」について■


概要と特徴
TeXAIntelligenceは、社内に蓄積された大量の技術文書をAIが独自に学習し蓄積することで、以下の機能を実現します。
[画像2: (リンク ») ]

1.新たな文書を登録する際、AIが自動で分類する機能


2.探したい内容を入力すると、過去に類似した文書を検索する機能


3.長文の文章を自動で要約する機能
期待される導入効果
市場クレーム情報の分類や過去トラブルの類似検索など、従来は豊富な知見を持つエキスパートが時間をかけて行っていた大量の文書の分類や類似検索に関するノウハウをAIが学習し推論することで、誰でもエキスパートと同じレベルの意思決定を行うことが可能となります。

■「DiCA」について■
概要と特徴

[画像3: (リンク ») ]

DiCAは図面上に記載された各種数値・文字列や特殊記号をAIが識別しデータ化する機能を提供します。従来のAI-OCR製品では実現できない独自の記号も、別途学習させることで識別可能となります。
期待される導入効果
紙図面をスキャンした図面データに対して、AIで画像認識を行い必要情報を抽出するため、CADのモデルファイルは不要です。設計部署における出図情報の最終確認、法規関連業務における要件の抜け漏れ確認、生産技術部門における製造要件の確認、紙図面の電子化作業など、従来人手で行っていた作業工数を大幅に削減します。

■「OpTApf」について■
概要と特徴

[画像4: (リンク ») ]

OpTApfは、マイクロソフト社が提供するAzure/MLの機能を用いて、AIの専門知識が無くても、数千種類の高精度なAIモデルを3 Stepで容易に開発できる仕組みを構築しました。この仕組みを利用することで、利用者はAIモデルの作成工数を大幅に削減することが可能となります。また、AI・機械学習の開発・運用を一体で行う最新手法ML Opsを採用することで、IT運用の専門知識が無くても、AIモデルの利用者自身がAIモデルを運用することができます。
期待される導入効果
OpTApfを導入することにより、以下の効果が期待されます。
1.利用者がAIの専門知識を習得しなくても、高精度なAIモデルの構築が可能
2.AIモデルの作成に関わる開発生産性の向上、工数削減
3.AIプロジェクトの運用品質の向上と工数削減

ISIDのAIソリューション詳細はこちらをご覧ください。( (リンク ») )

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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