FromプラネットVol.135<トイレットペーパーに関する意識調査>

株式会社プラネット

From: PR TIMES

2020-06-10 11:00

品薄になったトイレットペーパー、家庭でのストック数は増えた?
~“ダブル派”が多い男性は肌触り重視、“シングル派”が多い女性は家計重視!?~



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 国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第135号として、トイレットペーパーに関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。


東日本は“ダブル派”が、西日本は“シングル派”が制す

 暮らしに欠かせないトイレットペーパー。新型コロナウイルス流行の影響で一時期店頭で品薄になったことでも注目されました。今回は「トイレットペーパー」をテーマにアンケートを行い、ふだん使っている紙タイプやキープしているストック数などを調べ、外出自粛生活による消費量や買い方の変化についても探りました。
 はじめに、自宅で使用しているトイレットペーパーの紙タイプを聞きました(表1)。すると、「シングル」と「ダブル」が共に40%台でほぼ拮抗しつつ、“ダブル派”がやや上回る結果に。男女別では、男性は「ダブル」のほうが、反対に女性は「シングル」のほうが高くなりました。ダブルは二重の分だけ厚みがあり、一方でシングルは長さがダブルの2倍あるため消費量を抑えられます。男性はぜいたくだけれど安心感のある“ダブル派”、女性はコストパフォーマンスのいい“シングル派”が多いようです。
 エリア別でも、「東北」「関東」「甲信越」などの東日本では“ダブル派”が、「近畿」「中国」「四国」などの西日本では“シングル派”が制し、土地柄がうかがえますね。
 また、いつも決まったメーカーや銘柄を使っているかを聞くと(表2)、“特定のメーカー・銘柄のものを使う”計は4割を超え、男女別では女性が上回りました。女性のほうが、お気に入りのメーカー・銘柄のものを選ぶ傾向があるようです。


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女性は家計にやさしく、男性はおしりにやさしく!?

 次に、ふだん使うトイレットペーパーで重視していることを聞きました。1位「価格の安さ」、2位「やわらかさ・肌触りのよさ」に続いて、「ダブルである」「シングルである」が3位、4位にランクイン。男性では「ダブルである」、女性では「シングルである」がそれぞれ3位で、はじめの調査の結果、男性は“ダブル派” 、女性は“シングル派”が多かったこととも一致しています。また、男女差が最も大きいのが「シングルである」、次いで「ロールの入り数」、「巻の長さ」、「価格の安さ」。いずれも女性のほうが高くなっていました。女性が高い項目はいずれもコストの安さにつながるものです。一方、「やわらかさ・肌触りのよさ」「ダブルである」などは男性が上回りました。男性は“おしりにやさしい”ことを、女性は“家計にやさしい”ことを、より重視しているようです。


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自宅でのストック、70代以上女性では「25ロール以上」が2割超

 今度はトイレットペーパーを自分で購入している人に、自宅でトイレットペーパーを何ロール程度ストックしているかを聞きました(表4)。常時、最低で何ロールストックしているかを聞くと、最も高かったのが「9~12ロール」。12ロール入りのパックを開けて使い始めたら、買い足しにいくという人です。しかし、性年代別ではかなり傾向が違いました。年代が低いほどストック数が少なく、年代が高くなるにつれて多くなっています。20代では、「1~4ロール」と答えた人が男女ともに3割を超え、「0ロール(ストックなし、なくなったら買う)」も男性では6%。これに対し、70代以上では「25ロール以上」が下の年代に比べて高く、女性ではなんと2割を超えていました。
 同居家族人数別でも違いは顕著。「1~4ロール」は「1人暮らし」で、「13~18ロール」は「6人以上」で、特に高くなっていました。ただし、「19ロール」を超えると、「6人以上」よりも「2~3人」と「4~5人」のほうが上回っています。家族が多すぎると消費スピードも早く、逆に大量にキープはできないのかもしれません。
 購入場所の違いにも注目(表5)。「6人以上」では、「ホームセンター」と「インターネット」で買う人が飛び抜けて高くなっているのがわかります。
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在宅生活による消費量・買い方の変化…家族人数が多いほど影響も大きい

 新型コロナウイルス感染防止のため、多くの人が在宅中心の生活を経験しました。その影響で自宅でのトイレットペーパーの消費量や購入頻度がどう変わったかを調べました。すると、「(消費量が増えたため)購入量・頻度が増えた」は2割に迫り、女性ではさらに高く、2割を超えました。「品薄で手に入りにくく、メーカーや銘柄を変えた」も、女性は男性の2倍います。一方で「消費量・買い方は特に変わらない」は、男性が大きく上回りました。
 同居家族人数別に見ると、家族人数が多いほど、消費量や買い方が影響を受けたことがわかります。「4~5人」「6人以上」では4人に1人が「購入量・頻度が増えた」と回答。また、「6人以上」では「節約して使うようになった」「節約のため、紙タイプを変えた」など、節約関連の項目が他の家族人数に比べて高いことが目立ちます。“消費量・買い方が変わった”は「1人暮らし」では3割以下ですが、家族人数の増加につれて高くなり、「6人以上」では半数近くに上っています。


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品薄後、トイレットペーパーのストック数はどう変わった?

 新型コロナウイルス流行の影響により、一時期、店頭でトイレットペーパーが品薄となりました。買い占めに走る人が多く、家庭でのストック数は増えたのでしょうか。それとも品薄で購入できず、ストック数は減ったのでしょうか。自宅でのストック数の変化について尋ねると(表7)、「増えた」と回答したのは5人に1人。女性ではさらに高く、4人に1人でした。在宅時間長期化への備え、また品薄への不安から、ストック数を増やしたと考えられます。
 実際に、調査時現在(5/19~21)のストック数を聞いたところ(表8)、「13~18ロール」以上の多数項目は、ふだんの状況に比べて数値が上昇。“13ロール以上”ストックしている人は4割に近く、ふだんの3割から増えています。
 ただし、表7でストック数は「変わらない」と答えた人は7割以上。“マスクに続いて紙類が品薄に”といった不正確な情報にあおられることなく、大半の人は、冷静に対処していました。
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新型コロナの影響は?…買い方・使い方に関するエピソード

 最後に、トイレットペーパーが店頭で品薄状態になったときのことについて、エピソードを寄せてもらいました。実際に店を何軒回っても手に入らなかったり、苦肉の策で乗り切ったりと、切実な様子が伝わってきました。ストックしておく重要性を実感した人も多いようです。一方で、「トイレットペーパーは国産で在庫が十分にある」と、冷静に対処していた人も。ふだんから適切な備蓄を心がけて、こうした冷静な対応は見習いたいですね。

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調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「トイレットペーパー」に関する意識調査を実施。
期間:2020年5月19日~21日、インターネットで4,000人から回答を得ています。

株式会社プラネットとは  (リンク »)  
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

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株式会社プラネット 広報部(河合、角田)
Tel : 03-6432-0482 / E-mail : koho-pr@planet-van.co.jp

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