JOGMECは、石油・天然ガス開発に係る周辺環境が激変している状況下において、我が国のエネルギーセキュリティ強化のため、これまで以上に社会のニーズを先取りした戦略的な事業支援を行うべく、JOGMEC/TRC(注1)での技術開発の方向性を見直し、技術事業戦略を定めることといたしました。
特に石油・天然ガスの開発にあたっては、社会的関心の高い気候変動問題に配慮しつつ事業を進めることが求められており、その旨は「新国際資源戦略」(2020年3月30日経済産業省発表)にも明記されているところです。
JOGMEC/TRCは、こうした炭化水素資源の開発やその消費に伴い発生する社会的諸問題に対応しつつ、炭化水素資源の我が国への安定供給というJOGMECとしての任務を引き続き果たすため、
1. 低炭素社会の実現への貢献
2. 油ガス田開発の新たな可能性の追求
3. 技術支援や探鉱開発評価を支える基盤技術の維持・強化
を新たな技術開発の方向性の3本柱として位置付けました。
特に「低炭素社会の実現への貢献」については、石油ガス企業の低環境負荷型の油ガス田開発を支援していくため、資源開発と一体となったCCS事業支援、関連技術開発等を推進する組織として、新たに石油天然ガス開発技術本部の下に「CCS推進グループ」を2020年7月1日付で設置しました。
今後は、この方向性に沿って関係企業・機関と連携しつつ具体的な取組を進め、将来の低炭素社会に向けた油ガス田開発の技術・情報・人材の拠点となることを目指して参ります。
(注1)TRC: JOGMEC技術センター(英語名: Technology & Research Center)
■ 低炭素社会に向けたJOGMEC/TRCの技術事業戦略
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■ 新組織の概要
新組織体制については、JOGMECウェブサイトの「組織紹介」ページをご確認ください。
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■ 参考
新国際資源戦略(2020年3月30日経済産業省発表)
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