RPA統制ソリューション「ACTCenter(R) Secure Automation」とRPAツール「WinActor(R)」が技術連携

NTTアドバンステクノロジ株式会社

From: PR TIMES

2020-07-14 15:41

~厳密なガバナンスが求められるエンタープライズ業務の自動化を容易に実現~

NTTテクノクロス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:串間和彦、以下:NTTテクノクロス)とNTTアドバンステクノロジ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木村丈治、以下:NTT-AT)は、NTTテクノクロスが提供するRPA統制ソリューション「ACTCenter(R) Secure Automation(以下、ACTCenter SA)」と、NTT-ATが提供するRPAツール「WinActor(R)」の技術連携により、ACTCenter SAから引き渡されたパスワードなどの高い機密性が求められる認証情報を、WinActorがセキュアに受け取り、操作対象システムへのログインを伴う業務の自動化へ容易に利用できる仕組みを確立しました。
これにより、エンタープライズにおける内部統制の評価対象業務やIT運用業務などへWinActorを容易に活用いただけます。
NTTテクノクロスとNTT-ATは、2020年8月のACTCenter SAの次期バージョンのリリースにあわせ、今回の仕組みをご利用いただくためのWinActor向け専用ライブラリーやサンプルシナリオの無償提供を開始いたします。




ACTCenter SA×WinActor 技術連携の目的

RPAツールを活用した業務自動化により、企業の生産性の向上、業務改善が進展しています。一方で、内部統制の評価対象業務やIT運用業務に代表されるエンタープライズ業務には、厳格なガバナンスが求められます。例えば、RPAシナリオでパスワードなど認証情報を扱う自動化では、シナリオ作成と認証情報管理の職務分掌が求められます。

NTTテクノクロスのRPA統制ソリューション「ACTCenter SA」は、同社の特権ID管理※1製品「ACTCenter PIM」と組み合わせ、RPAツールを含むさまざまなツールへ認証情報(ログインする際のパスワードなど)を引き渡せます。また、ワークフローの承認に基づきツールを実行するなど、厳密なガバナンスが求められる業務に適用できます。

一方で、RPAツールでは、引き渡された認証情報の管理や、認証情報を利用した操作対象システムへのログインには、シナリオ内で一連の処理をセキュアに実現する必要がありますが、従来は、シナリオ作成者に一定のスキルが必要でした。

この状況を踏まえ、ACTCenter SAから、RPAツール国内シェアNo.1※2であるWinActorのシナリオ実行時に認証情報を暗号化して引き渡し、シナリオ内で復号化する機能を安全かつ容易に利用できる仕組みを、NTTテクノクロスとNTT-ATの共同検証で確立しました。

※1:システムの変更操作など高い権限を持つID(特権ID)を、適切に割り当て、不必要に利用させない仕組み。認証情報の機密性を維持し、許可され
た範囲で利用させるよう制御する。業務自動化の観点では、RPAツールが利用するIDが高権限の場合、厳密な管理や制御が必要。
※2:ミック経済研究所2019年10月発刊「驚異的な拡大続くRPAソリューションの市場動向2019年度版」より

ACTCenter SA×WinActorによる認証情報連携の仕組み

WinActorシナリオが利用する認証情報を、ACTCenter SAが暗号化してWinActorに引き渡します。WinActorのシナリオ実行時には、専用の復号ライブラリーを用いることで、シナリオ内で認証情報を復号化し、シナリオ内の変数に値を格納して利用できます。

[画像: (リンク ») ]

※3: 「復号ライブラリー」および「サンプルシナリオ」として提供予定範囲


今後について

NTTテクノクロスとNTT-ATは、今回確立した、暗号化された情報をWinActorシナリオ内で復号化し容易に利用できる仕組みを、「専用の復号ライブラリー」と「サンプルシナリオ」で無償提供予定です。(ACTCenter SA 次期リリース[2020年8月]にあわせて提供開始予定)
また、WinActorの管理機能を活用されているユーザーに対しても、WinActorをより安全にご利用いただけるよう、内部統制の評価対象業務やIT運用業務へのWinActorの有効活用を進めてまいります。

■ACTCenter SAについて( (リンク ») )
ACTCenter SAは、NTTテクノクロスが開発したIT運用や業務自動化など、さまざまな操作を安全に自動化し、見える化するRPA統制ソリューションです。WinActorをはじめとしたRPAツールの活用にあたってのガバナンス強化や、IT運用のヘルプデスク業務やシステムトラブル解析の迅速化など、さまざまな業務に適用することができます。従来、セキュリティが不安で手付かずであった業務に対しても、既存システムへ手を加えることなく、安全に自動化できるため、人手作業の効率・品質・コストの大幅な改善につなげることができます。

■WinActorについて( (リンク ») )
WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化した純国産のRPAです。Windows(R)アプリケーション、Webアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化します。定型的な繰り返し作業や、大量データを扱う作業を正確に再現することが可能です。さらに、既存システムに手を加えることなく、これまで人手で行ってきた複雑な操作や、複数システムにまたがるデータの投入を自動化し、人手作業の効率・品質・コストの大幅な改善につなげることができます。
WinActorは、企業等の働き方改革・業務効率化に貢献するツールとして日本で最も注目されているRPAのひとつです。日本企業の業務にマッチした純国産RPAとして、金融業から物流・小売業と幅広い分野の5,000社を超える企業に導入され(2020年5月現在)、大企業のほか中堅・中小企業や全国の自治体にも利用者が増え続けています。
NTT-ATでは、テクノロジーパートナープログラム( (リンク ») )により、種々のシステムとWinActorの連携を推進しています。

*「ACTCenter」は、NTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
*「WinActor」は、NTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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