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非情な世界で愛をつらぬくハンセン病元患者夫婦の物語 映画『凱歌』の全国公開を応援するクラウドファンディング開始 !!  ~稀代のドキュメンタリスト・坂口香津美監督が描く~

株式会社クリーク・アンド・リバー社

From: PR TIMES

2020-09-18 08:46

株式会社クリーク・アンド・リバー社が制作協力を行う坂口香津美監督のドキュメンタリー映画『凱歌』の全国公開を目指すプロジェクトが、クラウドファンディング・プラットフォーム「Motion Gallery」でスタートいたしました。

▼プロジェクト詳細
(リンク »)



『凱歌』は、坂口監督が2009年11月から9年半、国家の「終身隔離政策」の犠牲となり子供を授かる権利をも奪われたハンセン病元患者の夫婦を追ったドキュメンタリーです。22歳でハンセン病の療養所に強制入所させられた女性、彼女と療養所の中で結婚した男性を中心に、ハンセン病の元患者の方々の証言を通して、「なぜ人間は差別や偏見を繰り返すのか」「人間とは何か」という疑問を投げかけます。本作の撮影は、2019年5月に終了。今年11月に東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムでの公開が決定しております。

ハンセン病患者は、1970年代後半まで、国の方針で生涯にわたって隔離され、自由を奪われ、強制的に園内のあらゆる労働をさせられました。1996年、「らい予防法」は廃止されたものの、長年、強制隔離で自由を奪われ、名前を変えさせられ、子供を授かる権利をはく奪されるなど、非人道的な境遇に置かれました。ハンセン病の元患者の方々の社会的復帰は容易ではなく、現在も大半の患者は、園内の施設に留まり生活をしています。今なお療養所で生活することを余儀なくされている、高齢となったハンセン病の元患者の人々…。文化庁映画賞をはじめ、ドキュメンタリー作品で数々の賞を受賞してきた稀代のドキュメンタリスト・坂口監督が、彼らの「命の叫び」、「最後の声」を記録し、比類なき歴史的証言を後世に伝えます。ぜひ、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

*凱歌…戦いに勝ったときに歌う喜びの歌のこと

【映画「凱歌」への寄稿文】
当クラウドファンディングのページでは、アイドルグループ・仮面女子の猪狩ともかさん、作家の鹿島田真希さん、日本社会事業大学教授の斉藤くるみさん、精神科医の斎藤環さん、生物学者の福岡伸一さんの、「凱歌」への寄稿文を公開しております。こちらも併せてご覧ください。
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ドキュメンタリー映画『凱歌』制作支援プロジェクト 概要


[画像1: (リンク ») ]

■プロジェクト内容
22歳でハンセン病の療養所に強制隔離、入所させられた女性と、肝硬変で当時「余命4年」と宣告された同じハンセン病の男性。子どもができないように手術を受けないと、結婚が許されなかった二人…。「人間の尊厳」を改めて世に問うドキュメンタリー映画『凱歌』の全国公開をめざし、今後の劇場公開費用(配給、宣伝)の支援を募ります。なお、目標額を大きく超えた場合は、自主上映なども含めてさらに上映を国内外に広げる為の活動に伴う諸経費に充填させていただきます。

■監督

[画像2: (リンク ») ]

坂口香津美
鹿児島県種子島生まれ。早稲田大学社会科学部中退。家族や思春期の若者を主なテーマに200本以上のTVドキュメンタリー番組を企画構成演出。近作に『NNNドキュメント08 血をこえて~我が子になったきみへ』(ギャラクシー賞08年7月度月間賞受賞)、『NNNドキュメント10 かりんの家~親と暮らせない子どもたち』(日本テレビ年間賞・優秀賞)、『テレメンタリー ひとつ屋根の下で~もうひとつの学校「はじめ塾」』(テレビ朝日年間優秀賞)ほか。2015年度文化庁映画賞受賞の『抱擁』ほか、これまで8本の監督作品を劇場公開。『ネムリユスリカ』以降の作品では撮影も手がける。著書に小説『閉ざされた劇場』(1994年、読売新聞社刊)。
株式会社スーパーサウルスHP: (リンク »)

■特典(支援金額によって異なります)
・坂口香津美監督の全作品7作(未発売5作含む)DVD
・坂口香津美監督からのお礼メール
・コレクター限定記事
・オンライン試写会
・全国劇場鑑賞券、パンフレット
・映画「凱歌」DVD
・映画公式サイトにお名前掲載
・坂口監督とのオンライン交流イベントにご招待
・映画エンドロール、パンフレットにお名前掲載

■目標金額
1,000,000円

■締切
2021年1月14日 23:59

▼プロジェクト詳細
(リンク »)


坂口監督よりメッセージ

世界各地で差別や偏見、迫害等と闘っているすべての人々に
本作の監督の坂口香津美です。アウシュビッツ収容所に囚われ、奇跡的に生還した心理学者のヴィクトール・E・フランクルは、自身の強制収容所体験を「夜と霧」に著しました。
そのなかに、次のような囚われた人の言葉があります。
「収容所にいなかった人には、われわれがどんな気持ちでいたかを、決して分からせることはできない。そしてそれどころか、われわれが今なお、どんな心でいるかもわかってもらえないのだ」
囚われた一人であったフランクルは、しかし、自身の体験を勇気を持って叙述し、世界に伝えました。
映画「凱歌」に出演されたハンセン病の元患者の方々は、ハンセン病に罹患したことで故郷を追われ、病院とは名ばかりの収容所に強制的に入所させられました。
そこでは、人々は名前を変えさせられ、「親族の危篤、死亡、り災その他特別の事情がある場合であって、所長が、らい予防上重大な支障を来たすおそれがないと認めて許可したとき以外は、国立療養所から外出してはならない(第十五条)」という「らい予防法」の施行下に置かれました(1996年4月1日、「らい予防法」廃止)。
「らい予防法」は、「入所の規定」はあっても「退所の規定」はない、強制終身隔離政策でした。
本作「凱歌」の舞台である東京都東村山市の全生病院(1909年(明治42年)開院、現在の多磨全生園)を含む全国の療養所で、1915年(大正4年)以降、院内結婚の条件として強制的に断種手術が行われ、妊娠した場合には堕胎手術が行われてきました。

ぼくと多磨全生園との出会いは、1998年の秋のことでした。
テレビのドキュメンタリー番組で、北海道に山村留学をする12歳の少年を取材することになり、初めて訪ねた少年の自宅の家の窓一面に緑の森が広がっていました。
その森は、多磨全生園で、両親はともにそこでスタッフとして働いているというのです。
その時、ぼくは少年の父親から、全生病院(現在の多磨全生園)で24歳で夭折したハンセン病の作家、北條民雄のことを聞きました。
その作家に関心を持ったぼくは、「定本北條民雄全集」を購入しましたが、ぺージを開いたのは10年後の2008年5月のことでした。
当時、ぼくの母は、長女(ぼくの妹)を亡くし、精神安定剤を必要とする生活を送っていました。「近くに越して来て欲しい」という両親の希望で、ぼくは杉並区のアパートを引き払い、両親の住む埼玉県のURの団地の別棟に転居しました。
転居した夜、引っ越しの段ボール箱を整理していて、「定本北條民雄全集」が目に入ったのです。
「いのちの初夜」、「癩院受胎」、「吹雪の産声」と、癩(らい)院(多摩全生園)を舞台にした北條民雄の一連の小説を読み進むうちに、ハンセン病の患者たちの追いつめられた姿が、精神的な混乱を来してのたうちまわる老いた母の姿と重なるのを感じました。
一年半後、2009年11月、ビデオカメラを手にぼくは多磨全生園で本作の撮影を開始し、撮影が完了したのは2019年5月でした。「人はいかなる厳しい環境や苦境に置かれても、他者を愛すること、自分を信じること、このふたつの事を忘れなければ、過酷な人生であっても生き抜くことができる」
9年間の撮影で、ぼくが学んだことです。

長年にわたり、国家によって人間の尊厳を著しく踏みにじられ、子供を授かる権利をも剥奪されたハンセン病の元患者の方々、その家族、そして今この瞬間も、世界各地で様々な差別や偏見、迫害等と闘っている、すべての人々にこの映画を捧げます。

この悲劇を二度と起こさないために
本作「凱歌」は今年2020年11月、東京渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開が決まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大の収束(終息)が不透明ななか、全国での公開の見通しは立っていません。
新型コロナウイルスを恐れるぼくたちの心の中には、当時、ハンセン病の元患者の方々に向けた差別と偏見の芽が、今も宿っているような気がしてなりません。
もと来た道を、悲劇を二度と起こさないためにも、コロナ禍の今こそ、本作を上映する意味があるように思います。

現在は、東京の単館のみでの公開ですが、一人でも多くの人々の心に届くように、今後は全国の劇場や市民団体等に上映を働きかけていきたいと思います。
そのための本作の配給宣伝費用をクラウドファンディングで募ります。
皆さま方のご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。


映画に出演されたハンセン病の元患者のみなさん

山内きみ江さん(現在86歳)、定さん(2010年、84歳で逝去)夫妻
きみ江さんは1934年、静岡県藤枝市の農家の9人兄弟の三女として生まれました。
10歳の頃、手と足にしびれを感じるようになり、血がにじむまでつねられても痛みを感じない、らい病の初期症状が現れました。
1957年、21歳の時、地元の病院でらい病を告知され、三日後に多磨全生園に入所しました。
療養所に入所して10ヶ月後、同じハンセン病の患者で「肝硬変で余命4年」と医師に告げられた山内定(さだむ)さんと出会い、結婚を決意します。
定さんは1926年、島根県江津市の酒屋の5人兄弟の次男として生まれ、18歳で入所。
1957年11月20日、きみ江さんが入所して十ヶ月後、二人は結婚。
きみ江さん23歳、定さん31歳でした。
しかし、院内でハンセン病の患者同士が結婚するには、男性は「断種手術」を受けるのが絶対条件でした。子どもができないように手術を受けないと、結婚は許されなかったのです。

中村賢一さん(現在84歳)
11歳の時、故郷の茨城県でハンセン病と診断され、多磨全生園に強制的に入所させられました。
「入所の日、付き添いの母は平静を装っていましたが、背中は震えていました。ぼく一人を残し、園を立ち去る母は、一度もぼくのほうを振り返りませんでした。入所してからぼくは涙を流さない日はありませんでした。園内でも、多くの入所者が絶望のあまり、自ら命を断っているのを何度も目撃しました」
中村さんは、入所から3ヵ月過ぎた頃、開発された治療薬の試験投与を受けると、口元に後遺症は残ったものの、病状は止まりました。
院内の中学を卒業後、退所するも、近所の目をはばかって母親と暮らすことはかなわず、病のことをひた隠し、がむしゃらに働きました。
「絶対に結婚はしてはいけない」
と繰り返し言った母は、脳溢血で亡くなりました。
その後、中村さんは結婚をし、子供にも恵まれました。
しかし、再び、仲間が眠る多磨全生園に戻ってきました。

中村さんは、毎朝、多磨全生園の樹林のなかにある納骨堂に参拝します。生前、郷里に帰れず無念の死を遂げた多くの入所者たちがここには眠っています。
納骨堂前面には、「倶會一處」(倶会一処[くえいっしょ])と刻印がなされています。「あの世で、また出会い、同じ処で暮らせる」という意味です。
「ぼくも死んだら、この納骨堂に入ります」
中村さんは自分が死んだ後、仲間と会えるのを楽しみにしています。

ある朝、中村さんは、足の不自由な高齢者の女性を車椅子に載せて、納骨堂にやって来ました。
若い日、院内で、強制的に堕胎手術をさせられた経験を持つ女性は、今も怒りと悲しみに体をふるわせます。
「強制堕胎手術は、今なら殺人ですよ」と。


映画「凱歌」について


[画像3: (リンク ») ]

2020年/日本/90分/カラー/ドキュメンタリー/英題 Songs of Triumph
2020年11月下旬、シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)にて公開。

出演:山内きみ江 山内定 中村賢一 斉藤くるみ 中島萌絵 佐川修 国立療養所多磨全生園のみなさん 日本社会事業大学斉藤ゼミの学生のみなさん
監督・撮影・編集:坂口香津美
プロデューサー・編集:落合篤子
ハンセン病監修:斉藤くるみ(日本社会事業大学)
MA・選曲・音響監督:山下博文
撮影協力:国立療養所多磨全生園、多磨全生園入所者自治会(佐川修)、多磨全生園入所者自治会書記室、全国ハンセン病療養所入所者協議会(神美知宏)、日本社会事業大学、日本社会事業大学聴覚障害学生教育支援プロジェクト室
協力:国立ハンセン病資料館、サイト、クリーク・アンド・リバー社(中島晃ほか)、Motiongallery(大高健志)、伊藤書道塾-崑崙館-、映像テクノアカデミア(鈴木吉昭)、長谷川敏行
機材協力:レンタルスクエア(小松豊)
カラーコレクション:落合賢治
本編日本語題字:極上玄圃
宣伝ビジュアルデザイン:阿津侑三
ウェブサイト制作:丹羽理
英語字幕:中張有紀子
製作・配給:株式会社スーパーサウルス

【映画「凱歌」への寄稿文】
当クラウドファンディングのページでは、アイドルグループ・仮面女子の猪狩ともかさん、作家の鹿島田真希さん、日本社会事業大学教授の斉藤くるみさん、精神科医の斎藤環さん、生物学者の福岡伸一さんの、「凱歌」への寄稿文を公開しております。こちらも併せてご覧ください。
(リンク »)

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■株式会社スーパーサウルス 会社概要
所 在 地:東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942
設 立:2000年4月
代 表 者:代表取締役 坂口 香津美
事業内容:映画製作・配給、テレビ番組企画・制作、コマーシャル/プロモーション映像制作、出版企画構成プロデュース
URL: (リンク »)

■株式会社クリーク・アンド・リバー社 会社概要
社 名:株式会社クリーク・アンド・リバー社
本 社:東京都港区新橋四丁目1番1号 新虎通りCORE
設 立:1990年3月
代 表 者:代表取締役社長 井川幸広
事業内容:プロフェッショナルに特化したエージェント、プロデュース、アウトソーシング、ライツ・マネジメント
会社URL: (リンク »)
(リンク ») (クリエイターのための情報サイト「CREATIVE VILLAGE」)

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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