Twitterで「推し事」、Instagramで「ニュース」をシェア!? 独特すぎる10代のSNS利用実態を、大人世代と比較分析

トレンダーズ株式会社

From: PR TIMES

2020-11-05 10:00

SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関「memedays(ミームデイズ)」は、このたび「10代女性のSNS利用実態」に関する第二弾の調査を実施。世代の特徴を抽出するため、20~40代女性との比較分析を行ったところ、大人とは異なるSNSの楽しみ方が浮き彫りになりました。



[画像1: (リンク ») ]


[調査概要]
・調査名:「10代女性のSNS利用実態」に関する調査
・調査対象:15~49歳 女性400名(年代別均等割り付け)
・調査日:2020年9月18日~9月23日
・調査方法:インターネット調査
※10代と20~40代の比較分析で使用している回答数値(%)は、回答比率にあわせたウェイトバック後の数値


SNSネイティブと称され、独自のトレンドを次々と生み出すZ世代。今年10月に公開した第一弾の調査※では、10代女性の約7割が、InstagramやTikTokなどで広がる投稿アイデア「SNSミーム」を楽しんでいることがわかりました。彼女たちにとって、SNSに投稿するモチベーションは、他世代とは一線を画すものがあります。
※ 「10代女性のSNS利用実態」に関する第一弾調査: (リンク »)

また、若者と大人とで異なるSNSの使い方として注目されるのが、ハッシュタグを駆使した「検索」行動です。10月13日にTBS系『マツコの知らない世界』で「#ハッシュタグの世界」が特集されると、何でもSNSで検索をする若い女性たちの姿に、ネット上ではジェネレーションギャップを感じたという声が多く聞かれました。

そこで、10代のSNS利用実態を明らかにすべく、第二弾の調査を実施。「投稿」と「検索」のモチベーションについて、20~40代の大人世代と比較分析を行いました。

◆ 10代と大人世代でSNS投稿率に20pt近い差! 検索もアクティブに

はじめに、週3回以上SNS投稿をしているユーザーの割合を調べてみると、Twitterでは10代が48.0%、20~40代が29.5%。Instagramでは10代が59.0%、20~40代が42.0%となりました。どちらも世代間で20pt近い差が表れています。

また、「SNSで検索をしている」と回答した人の割合は、Twitterでは10代が96.5%、20~40代が87.6%で<8.9pt差>。Instagramでは10代が94.2%、20~40代が89.2%で<5.0pt差>という結果になりました。
この結果から、総じて10代の方が大人世代よりもSNSをアクティブに利用しており、特に投稿に関してはハードルが低いことがうかがえます。

[画像2: (リンク ») ]



◆ Twitterは「推し事」、Instagramは「ニュース」…10代の投稿カルチャー

次に、投稿についてのモチベーションを探ります。他世代と比較した際、10代の方がプラスになった項目を、世代の特徴として抽出しました。

Twitterにおいて特徴的だった投稿モチベーションは、「趣味関連の情報をシェアしたい」(23.2pt)、「自分の作った創作物(イラストや動画など)を広めたい」(13.4pt)、「思い出や日常を記録したい」(12.0pt)、「ニュースや記事のシェアをしたい」(5.7pt)、「商品やイベントなどトレンド情報をシェアしたい」(5.5pt)、「自分用に情報を記録したい」(3.2pt)、「コミュニケーションしたい」(1.7pt)、という結果になりました。

自分の好きなものをアピールしたり、“推し”を応援したりする、いわゆる“推し事”に関する投稿や、自らの創作を広めるための投稿に関して、他世代よりもモチベーションが高いことがわかります。memedaysが先月発表した第一弾の調査※でも、「オタクでクリエイター」という10代の世代特徴が顕著に表れており、こうした傾向を裏付ける結果となりました。

Instagram投稿のモチベーションは、「ニュースや記事のシェアをしたい」(13.9pt)、「意見や想いを伝えたい」(7.0pt)、「コミュニケーションしたい」(5.3pt)、「自分の近況を伝えたい」(0.5pt)という結果に。中でも注目したいのが「ニュースや記事のシェア」で、20~40代では6.4%とかなり低く、14.0ptもの差が出ています。Instagramというと写真や動画がメインであり、これまではテキストメインの投稿をするイメージがあまりありませんでした。しかし10代女性の間では、気になるニュースや好きなアイドルに関する記事をスクリーンショットで撮り、ストーリーズで共有する文化が広まっており、投稿モチベーションにもつながっているようです。


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◆ 「コミュニケーション」と「暇つぶし」でSNS検索! 投稿ネタ探しのニーズも

続いて、検索についての特徴を見ていきます。Twitter検索のモチベーションを聞いてみると、「自分と似た人、興味のある人と出会いたい」(+23.8pt)、「インスピレーションが湧くものに出会いたい」(+9.3pt)、「おもしろいものに出会いたい」(+8.0pt)、「フォロワー/フォローを増やしたい」(+2.9pt)、「暇つぶしがしたい」(+2.2pt)、「ニュースやアイテムへの世の中の反応を知りたい」(+1.3pt)、「ニュースやアイテムの詳細を知りたい」(+1.3pt)、という結果に。コミュニケーションのための検索については20pt以上の差がつき、Twitterを使う目的が他世代と大きく異なっていることが見てとれます。また、アイデアや感性を刺激するために検索するという行動もやはり、「オタクでクリエイター」という10代ならではの特徴といえそうです。

Instagram検索のモチベーションの特徴は、「暇つぶし」(+7.5pt)、「自分と似た人、興味のある人と出会いたい」(+3.1pt)、「SNSの投稿ネタを探したい」(+1.6pt)、「ニュースやアイテムの詳細を知りたい」(+0.4pt)という結果に。特に明確な目的はなくとも、時間があればInstagramで検索を行っている10代女性の日常が浮き彫りになりました。実際にSNSミームな投稿アイデアを発信しているmemedaysのInstagramアカウントでは、投稿リーチ数がフォロワー数の約160倍まで伸びることもあり、「投稿ネタ探し」のニーズは相当に高いようです。


[画像4: (リンク ») ]



今回の調査からは、10代の女性が大人世代とは違うSNSの使い方をしていることや、投稿モチベーションを持っていることが明らかになりました。Z世代のインサイトを把握するためには、こうした世代間の違いを捉えることが重要です。memedaysでは、オタクでクリエイターなZ世代の間で流行している「SNSミーム」を中心に、SNSの利用実態やトレンドに関して、今後も調査および発信をしてまいります。

・Twitterは、Twitter,Inc.の商標または登録商標です。
・Instagramは、Instagram,Inc.の商標または登録商標です。


【memedaysについて】

[画像5: (リンク ») ]

SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関。InstagramやTikTokなどで広がる投稿アイデア=「SNSミーム」のトレンドを、生活者およびメディアや企業へ提供しています。

Z世代の消費動向に影響を及ぼす「SNSミーム」は非言語で伝わるため、国境を越えて世界中で流行しています。今後は、さらに世代を越えて影響を及ぼす可能性を秘めています。このトレンドをいち早くキャッチすることで、好感と購買へ繋がる新しいマーケティング戦略を提案いたします。

同時に、SNSのポジティブな楽しみ方を広めることで、若年層のメンタルヘルス問題にも取り組んでまいります。

ウェブサイト: (リンク »)
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