スクロール、通販やeコマースの受注管理を支える基幹システムをOracle Cloud Infrastructureに移行

日本オラクル株式会社

From: PR TIMES

2020-12-18 15:46

コロナ禍による巣ごもり需要で急増する1日約15万のトランザクションを処理する基幹システムをOCIへの移行。急速なビジネス変化に対応可能なシステム基盤をクラウドで構築

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役 社長:三澤 智光)は本日、株式会社スクロール(本社:静岡県浜松市、代表取締役会長:堀田 守)が、同社のビジネス拡大を見据えたICT基盤刷新の一環として、複合通信販売の受注管理を支える基幹システムを「Oracle Cloud Infrastructure」に移行し、2020年9月から稼働開始したことを発表します。1日約15万の受発注トランザクションを処理する基幹システムをOCIへ移行することで、セキュリティ、性能、柔軟性、拡張性、可用性のメリットを活かし、ITの運用管理の軽減およびインフラ基盤に係るコストを最適化しながら、市場やお客様の変化に応じたビジネスやサービスへの迅速な対応を可能にするシステムを実現しています。



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スクロール、通販やeコマースの受注管理を支える基幹システムをOracle Cloud Infrastructureに移行
コロナ禍による巣ごもり需要で急増する1日約15万のトランザクションを処理する基幹システムをOCIへの移行。急速なビジネス変化に対応可能なシステム基盤をクラウドで構築

2020年12月18日

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役 社長:三澤 智光)は本日、株式会社スクロール(本社:静岡県浜松市、代表取締役会長:堀田 守)が、同社のビジネス拡大を見据えたICT基盤刷新の一環として、複合通信販売の受注管理を支える基幹システムを「Oracle Cloud Infrastructure」に移行し、2020年9月から稼働開始したことを発表します。1日約15万の受発注トランザクションを処理する基幹システムをOCIへ移行することで、セキュリティ、性能、柔軟性、拡張性、可用性のメリットを活かし、ITの運用管理の軽減およびインフラ基盤に係るコストを最適化しながら、市場やお客様の変化に応じたビジネスやサービスへの迅速な対応を可能にするシステムを実現しています。

スクロールは日本およびアジアを中心とした海外拠点を含む20のグルーブ事業会社を有し、「収益力のあるDMC(Direct Marketing Conglomerate)複合通販企業戦略の推進」の方針のもと、女性用アパレル、雑貨等の通販事業およびeコマース・通販事業者向けのソリューション事業を幅広く展開しています。

同社では、グループ企業を統合・連携し、コスト最適化および効率改善を図るため、継続的にICT投資を行ってきました。ICT基盤の構築ポリシーとして「Asset Less」「Pay per Use」「Ubiquitous」「Flexibility」を掲げ、適材適所でのテクノロジー活用を前提に5つのベンダーを選定し、マルチクラウド戦略を推進しています。ウェブ系および情報系のシステムは既にパブリック・クラウドを活用していましたが、「JD Edwards EnterpriseOne」、「Oracle Database」などで構成された基幹系を中心とするミッション・クリティカルな業務システムに関しては、安全性の面でプライベート・クラウドを構築して運用していました。昨今の市場の急速な変化に伴い、顧客データも急増しており、データ収集、転送、分析、トランザクションを担う基幹システムにおいては、5年後のシステムに必要な性能を見極めてハードウェアを準備していくことは難しい状況でした。そこで、2020年をターゲットとしたICT基盤の刷新において、データ、トランザクションの増減にも柔軟に対応しながら、インフラ基盤の管理工数を削減し、コストおよび人的リソースを最適化し、基幹のアプリケーション強化などに投資を集中することを目指しました。その一環として、ビジネスの成長により貢献していくことを見据えて、基幹システムのパブリック・クラウドへの移行を計画しました。

今回移行した基幹システム基盤は、24時間365日稼働し、1日あたり、1拠点で約15万のトランザクションを処理しています。そのため、高い性能および安定性に加え、季節変動のピークへの対応および予期せぬ突発的な需要急増などにも柔軟に安定した性能を提供できることは必須でした。また、マルチクラウドの枠組みの中では、基幹システムのデータを着実に守りながら、他のパブリック・クラウドで構成されたサブシステムとデータの連携がしやすいことも要件として挙げられていました。スクロールでは、これらの要件を満たすパブリック・クラウドの選定を行い、複数のベンダーを比較した結果、OCIの採用を決定しました。ネットワークの設計、IOPSの性能、費用対効果の高さなど、OCIが提供するサービスの品質に加え、クラウド移行の最大の懸念となっていたセキュリティへの不安を払拭するOCIのセキュリティ・ファーストの設計が特に高く評価されました。

同社では、グローシップ・パートナーズ株式会社の支援のもと、2020年9月に基幹システムを「Oracle Database Cloud」などのOCIへ移行しています。オンプレミスやプライベート・クラウドではボトルネックになりがちだったIOPSの性能課題が解消され、システムの基礎性能や処理スピードが向上したほか、システムを止めることなくデータベース性能のチューニングも行えるため、ビジネス拡大やサービス増加によるシステム拡張にも動的に対応することができます。また、受発注の季節変動によるトランザクションの増減にもリソース増減することで対応でき、ITの運用管理の軽減およびコストの最適化にもつながっています。

スクロールは、年内に社内のほぼ全てのシステムのクラウド移行が完了する予定です。現在、DRサイトとしてOCI大阪リージョンにおける構築が進んでいるほか、ビジネス・インテリジェンスの基盤として「Oracle Autonomous Data Warehouse」を活用するなど、OCIで提供される広範かつ最新のテクノロジーやサービスを使用し、今後もクラウド・ファーストでさらなるICT基盤の強化を推進していく予定です。

本発表に向けたお客様からのコメント:
2020年版 ICT基盤においては5つのベンダーと進めていますが、その中でも大きかったのが「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」との出会いです。OCIであれば、オンプレミスでしか担保できなかったレベルのセキュリティを確保しながら、システムをパブリック・クラウドでモダナイズできると考えました。より良いテクノロジーがよりよいクラウドを実現すると考えています。2020年、コロナ禍による巣ごもり需要で通販市場は急速に拡大、そうした量的な変化に加え、コロナ禍はお客様ニーズも多様化しています。真の持たざる主義を実現したICT基盤は、変化の激しい時代にも柔軟に対応できると期待しています。

株式会社スクロール 取締役執行役員 システム統括部長 小山 優雄 氏

参考リンク
・株式会社スクロール
(リンク »)

・Oracle Database Cloud
(リンク »)

・Oracle Cloud Infrastructure
(リンク »)

日本オラクルについて
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL www.oracle.com/jp

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.comをご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 石山
Tel: 03-6834-4837/E-mail: pr-room_jp@oracle.com
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* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

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