経理以外でも、82%が請求書の処理で出社「請求書に関する業務の実態調査2021」を実施

Sansan株式会社

From: PR TIMES

2021-02-12 17:16

~紙が大半を締める請求書に関する業務が、全てのビジネスパーソンのテレワークを阻害~

Sansan株式会社が提供するクラウド請求書受領サービス「Bill One」は、企業の請求書に関する業務実態と非効率を明らかにする「請求書に関する業務の実態調査2021」を実施したことを発表します。この調査の結果、経理以外の部門においても請求書がテレワークの阻害要因になっていることや、一枚の請求書を処理するために約52分もの時間がかかっていることことがわかりました。



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■調査結果サマリ
・請求書が原因で出社している人は83.7%で、テレワーク阻害要因に
・非経理・財務部門でも、82%が請求書に関連した業務で出社
・受領している請求書のうち、半数以上が紙であると回答した人が79.4%
電子受領やEDI取引が半数を超えるのは、わずか9.6%
・月平均96枚の請求書を受領し、1枚の請求書処理に関わる業務時間は約52分と判明
 多くの業務時間を割いていることがわかる
・電子インボイスについて、導入に好意的な企業は61%

■調査の背景
 請求書はその多くが紙であるために、会社に届いてから受け取り、開封、振り分け、内容確認、申請などといった作業を発生させます。新型コロナウイルス感染拡大によって、企業のテレワークの推進が叫ばれる中で、「紙の請求書を受け取ること」が、大きな阻害要因となっています。その一方、これまでの請求書に関する調査や言説は経理部門に関連したものが多く、紙の請求書がもたらす非効率な影響が論じられていませんでした。
 
 今回、請求書の受け取りから提出まで影響する業務部門と、具体的な業務のコストを明らかにするために、実態調査を実施しました。

■調査の結果
・経理部門以外でも、請求書がテレワーク阻害要因に


 請求書関連業務(※)は、これまで経理部門や財務部門の業務として論じられることが数多くありました。その一方、今回の調査では、請求書処理のために、営業や企画・マーケティングなど、非経理部門の約82.5%が出社を強いられるなど、請求書処理に関する業務負担が、経理部門以外にも及んでいることがわかりました。

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(※)請求書関連業務とは、請求書の受け取り、振り分け、内容確認、支払い申請、支払い承認、経理部門への請求書提出、請求書の仕訳入力、支払いの実施、請求書の保管などを指します。

 なお、経理・財務部も含めた、同様の設問「あなたは請求書関連業務を行うために、勤務先に出社する必要がありますか」に対して、出社する必要があると答えた人は、83.7%でした。

・いまだに紙が主流の請求書関連業務。フォーマットは発行元に依存
 電子インボイスの普及が説かれる中、今回の調査では請求フォーマットの実態も調査しました。その結果、ほぼ全てが紙の請求書を受け取ると答えた人が60.6%。受け取る請求書の半数以上が紙であると答えた人が79.4%も存在し、いまだに紙の請求書が支配的であることがわかりました。また、請求書発行企業から、請求書のフォーマットを指定されたことのある人が過半数を超えるなど、請求書のフォーマットは発行元に依存し、受領側の一存では、電子化が進まない背景があることもわかりました。


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・受け取りから支払いの実施、保管まで、請求書1枚にかかる時間は約52分
 請求書に関する業務は、受け取り、開封、振り分け、内容確認、申請などさまざまな工程に分かれています。それぞれにかかる業務時間を調査した結果、1枚の請求書の受け取りから支払いを実施し、その請求書を保管するまでに費やす業務時間は約52分であることがわかりました。

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また、一カ月の請求書の平均受領枚数は96.08枚であることも合わせてわかりました。これらの数値を掛け合わせることにより、あくまで平均値ではありますが、企業は平均して毎月約5000分(約83時間)もの請求書処理の時間を投じていることがわかりました。

・計画進む「電子インボイス」導入に対して前向き
 2022年の実施を目指して「Peppol」の標準規格採用が決まるなど、普及に向けて準備が進む電子インボイスについて、インボイス制度の概要を知っている人の勤務先の61%が、対応を前向きに検討するなど、電子インボイスの普及に対して、前向きであることがわかります。

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なおBill Oneは、電子インボイス推進協議会に参画しており、電子インボイス推進・普及に努めてまいります。


■総論:請求書の課題は経理部門のみならず、全ビジネスパーソンの問題に
 今回の調査の結果、82.5%の非経理・財務部門のビジネスパーソンが請求書の業務のために出社を余儀なくされるなど、経理以外の部門においても課題になっていることがわかりました。また、その請求書のフォーマットは、デジタル化が叫ばれる中においても、紙の請求書の受領が半数を超えると答えた人が79.4%に上るなど、いまだに紙の請求書の流通が支配的であることも数値データとして明らかになりました。
 
 請求書に関する業務には、多くの時間が割かれています。今回の調査の結果、受け取りから、支払いの実施、保管の業務まで、一枚の請求書に関する業務に52分もの時間を企業は費やしています。それらの業務は、紙の請求書であるが故に生じる非効率な業務ですが、そのフォーマットは、取引先企業に依存し、デジタル化は進みません。

 紙からデジタルへの切り替えが進まない中、アナログな紙の請求書を、取引先企業に負荷をかけることなくオンラインで受領・一元管理することができる「クラウド請求書受領サービス」という新しいサービスが現在、求められています。

■調査概要
調査名: 請求書に関する業務の実態調査2021
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:請求書を取り扱う業務を担当するオフィスワーカー(1000サンプル)
調査期間:2021年1月19日~2021年1月20日
調査企画:Sansan株式会社

(以上)

■あらゆる請求書をオンラインで受け取る「Bill One」
Bill Oneは、Sansan株式会社が新たに開発した、クラウド請求書受領サービスです。郵送で届く紙の請求書やメール添付で送付されるPDFの請求書など、さまざまな方法・形式で送られる請求書をオンラインで受け取ることができるようにすることで、企業のテレワーク実現を後押しします。

Bill Oneで受け取った請求書は、Sansan株式会社の名刺データ化技術を基にした独自のシステムによって正確にデータ化され、契約企業は取り扱う全ての請求書をクラウド上で受領・一元管理できるようになります。これにより、請求書の受け取りから保管まで、請求書に関する業務のデジタル化・効率化を実現します。

Bill Oneに関する詳細な情報は次のサイトをご参照ください。
(リンク »)

■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」および個人向け名刺アプリ「Eight」を開発・提供しています。名刺管理を起点としたビジネスプラットフォームとして活用できるサービスを国内外で提供しています。

設立:2007年6月11日 
URL: (リンク »)
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金:62億36百万円(2020年5月31日時点)
事業内容:クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売
法人向け「Sansan」  (リンク »)  個人向け「Eight」  (リンク »)




プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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