サイバーリンク、株式会社シーエーシーによる三井物産グローバルロジスティクス導入の顔認証機能付き異常体表温スクリーニングアプリケーションにFaceMe(R) を提供

サイバーリンク株式会社

From: PR TIMES

2021-06-04 10:47

~ 毎日の検温の負担低減と高精度な体温管理を実現 ~



AIと顔認証技術のパイオニアであるサイバーリンクは、株式会社シーエーシー(以下:CAC)が三井物産グローバルロジスティクス株式会社(以下 MGL)に導入、2020年11月に稼働を開始した、顔認識機能付き異常体表温スクリーニングアプリケーションにAI顔認証エンジン「FaceMe(R)」が採用されたことを発表いたしました。

MGLでは現在、同社本牧第一流通センターの2~300名程の従業員を対象に、出社時および休憩時間にも従業員が通る場所に本アプリケーションを設置して、出社時だけでなく、1日数回の検温を実施しています。

本アプリケーションの導入により、MGLが新型コロナウイルス感染症の拡大防止と従業員の健康管理を目的に毎日実施している検温に立ち会う社員の業務負荷が軽減されるとともに、従業員ごとの効率的で高精度な体温管理を実現しました。

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■背景と課題
MGLでは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と従業員(パートタイマー、アルバイトを含む)の健康管理を目的に、フリアーシステムズ(FLIR Systems)のサーモグラフィカメラを使用して、毎朝従業員への検温チェックを実施していました。検温チェックには必ずMGLの社員が立ち合い、また、対象者の体温異常が検知された場合には、検温立ち合いの社員が都度その場で対応をする必要がありました。社員にとって、毎日の検温チェック実施や体温異常検知の対応の業務負荷は高く、また、流通センターには毎朝一定の時間に大勢の従業員が出社するため、従業員ごとの検温結果の把握や測定時間の記録が困難で、不測の事態が発生した場合の状況把握には課題がありました。
こうした課題に対して、MGLでは、設置済みのサーモグラフィカメラと組み合わせて利用できるCACの顔認識機能付きウォークスルー型体表温測定アプリケーション(以下 本アプリケーション)の導入を決定しました。

■アプリケーション導入の効果
1. 立ち止まらずスムーズな測定により、業務負荷が低減
本アプリケーションは、サイバーリンクの高精度なAI顔認証エンジンFaceMe(R)を活用して、従業員がサーモグラフィカメラの前で立ち止まることなく個々の体表温測定を行えるようになっています。これにより、社員が検温に立ち会う必要がなくなって業務負荷が低減され、従業員ごとの日々の体表温測定と測定結果の記録も実現しました。
また、従業員の多くを占めるパートタイマーやアルバイトの入れ替わりに対応できるよう、簡単にユーザー登録/削除ができる機能もあります。

2. 異常体表温検出時の対応を容易に
異常な体表温を測定した際はディスプレイ上に分かりやすく表示し、音による警告も行って、当該従業員に接触型体温計による二次検査の実施を促します。また、メールでのアラート機能で関係者へ直ちに通知するため、異常体表温検出時の対応が容易になりました。

3. 体表温測定の精度向上
体温に近いと考えられる顔の額付近の体表温だけを測定しているため、精度が高い体表温測定を実現しました。これにより、例えば熱い飲み物を持っていた場合などの誤検知を防止しています。

※サーモグラフィカメラは医療機器ではなく、従来の医療検査機(体温計等)に代わるものではありません。本アプリケーションは、体表温を測定することで、高体温者のスクリーニングにつなげることを目的としたものです。

■三井物産グローバルロジスティクス株式会社様からのコメント
・業務負荷軽減に非常に大きく繋がったと実感しています。また測定者が対面せずに検温するので、3密回避対策にもなっています。

・AI顔認証エンジンFaceMeにより個人の特定とログで追跡ができることで、異常体温検知が生じた際に迅速な対応が出来ています。

・発熱者や体調不調者の早期発見をすることで、従業員の健康安全の維持、そして職場内の集団感染予防対策として、リスクを最小限に抑え込める効果が期待できます。

・本アプリケーションに一度読み込まれた顔写真は内部マシーンから自動削除されているので、個人情報保護の観点から安心して利用できています。

・本アプリケーションは体の表面温度を計測しているため、通常の体温より若干低く検温されますが、パラメーター設定で補正できるので、より体温に近い計測結果を表示してくれます。

・導入に至るまで、弊社が必要としている内容に沿って設計していただいた点は非常に高く評価しています。画面表示内容やアラートの出し方、従業員情報登録方法など、細かい点も両社で擦り合わせながら導入することができました。

■CACの顔認識機能付き異常体表温スクリーニングアプリケーション
CACの顔認識機能付き異常体表温スクリーニングアプリケーションの詳細については、以下のURLからご覧ください。
(リンク »)

<三井物産グローバルロジスティクス株式会社概要>
三井物産グループの中核物流会社。国内ではアパレル・健康食品・化粧品などの消費財物流や合成樹脂などの化学品物流、国際では鉄鋼製品輸送や機械・設備輸送を主力として、倉庫・物流に関する幅広い事業を展開しています。三井物産やグループ会社のネットワーク・情報力を活かし、物流の垣根を越えた「ロジスティクス+α」のサービスに強みを持ちます。また、IoTやロボティクスなどを用いたスマートロジスティクス実現にも積極的に取り組んでいます。


FaceMe(R) の製品情報はこちら:   (リンク »)

「2021年における顔認証の展望」、「エッジデバイスによる顔認証」など顔認証のさまざまなソリューションを紹介するマーケットインサイトはこちら:
(リンク »)

FaceMe(R) YouTube チャンネルはこちら:
(リンク »)


■サイバーリンク株式会社について
1996年に設立。台湾に本社を置くマルチメディアソフトウェアと AI 顔識別技術の世界的リーダーです。デジタルコンテンツの創作、マルチメディアコンテンツの再生、AI 顔認証エンジンなどの多岐にわたるソリューションの開発を行っており、マルチメディアからスマートリテールなどのニーズに応えています。 コンシューマー向け映像・写真編集ソフトウェア製品は、欧米をはじめ世界各国で、プロの映像制作者から一般クリエイターまで数億のユーザーを獲得しています。

日本法人であるサイバーリンク株式会社は、1998年に設立。日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、主力人気商品の動画再生ソフト「PowerDVD」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。

映像の品質に大きく影響するコーデックを中心とした多数の特許を持ち、最先端の技術への対応や使いやすさを追求した製品を開発することを目指し、この技術力をもとにして、新たに顔認証システム「FaceMe(R)」を開発。セキュリティシステム、個人認識・個人認証に最適なソリューションを提供することを通して、新しい「暮らし方」を創造しています。

サイバーリンク株式会社についての詳細は公式HPをご覧ください:  (リンク »)

■本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変わる可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をサイバーリンク株式会社が保証するものではありません。

ここに記載されたすべての会社名と製品名は認識目的でのみ使用され、
それぞれの所有者の財産です。

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