大学の教務・学生支援の基盤システムとなる「UNIVERSAL PASSPORT」と、「教科書選定DB」に登録された教科書・教材等の書誌情報システムの連動により、書誌情報をシームレスに提供することができ、教員の書誌の情報検索・閲覧・選書やシラバス等の作成や、学生の教科書・教材等の購入から利用までを一元管理し、効率化することで、利用者の利便性向上と、大学の業務負荷の軽減を図ります。
■「UNIVERSAL PASSPORT」と「教科書選定データベース」の連動によるメリット
(1)教員のメリット
・ 教員は「UNIVERSAL PASSPORT」にログインするだけで、「教科書選定DB」にも自動ログインできるため、容易に教科書を選書できます。
・ シラバス登録時に、授業で使う教科書・教材等の最新で正確な情報を「教科書選定DB」から取得できます。
・ 教員があらかじめ選書した教科書・教材等に関連した情報をシラバス登録時に「お気に入り情報」として表示できるため、教科書・教材選定における利便性を高め、効率化につなげることができます。
(2)学生のメリット
・ 出版社が「教科書選定データベース」に書誌情報を一元管理して登録し、その内容がシラバスに掲載されるため、学生の誤った教科書・教材等の購入を防ぎます。
(3)大学職員のメリット
・ 教員がシラバスに登録した書誌情報は、「教科書選定DB」で一元管理されている最新で正確な情報のため、職員がシラバス公開前に行う、教科書・教材等の題名や作者名等の事前確認や修正などの業務を削減できます。
■今後の連携強化について
今回の両社の連携を契機として、「UNIVERSAL PASSPORT」の「授業支援システム(LMS:Learning Management System)」と電子教科書・教材との連携など、DXの推進によって教育の効果をさらに高めていくサービスを拡充していきます。具体的には、以下のような機能の拡充を予定しています。
(1)「授業支援システム(LMS)」との連動
DNPの「電子教科書・教材配信サービス」*⁴と「UNIVERSAL PASSPORT」の「LMS」を連動させ、各授業で採用する電子教科書・教材も一元管理していく予定です。これにより、予習内容に関する演習問題を授業で解くような反転学習の際に、学生がLMSに登録された電子教科書・教材を確認できるほか、システムを活用した課題の提出や、教員の小テストなどの教材作成にも利用できます。
(2)「学修ポートフォリオ」*3との連動
「UNIVERSAL PASSPORT」の機能である「学修ポートフォリオ」に、電子教科書・教材の学習履歴(書籍基本情報・閲覧時間・検索回数・マーカー登録・検索回数・メモ登録・検索回数等)を表示することで、学生の学修の記録の確認、学修状況の振り返りなどに活用できます。また、学修記録と成績の関係の分析や、学生の興味に応じたデジタル教材の紹介などにつなげることもできます。
(3)電子マネー(UNIPA Pay)によるキャッシュレス決済の推進
学生のWEBでの履修登録に対応して、授業で利用する紙と電子の教科書・教材等を一覧で分かりやすく表示し、電子マネーでキャッシュレス決済ができるサービスも提供する予定です。これにより、教科書・教材等の購入時の支払いの手間を削減できます。
*1 教科書選定DB : 出版社と大学や専門学校、書店をネットワークで結び、学校での教科書・教材等の選定において、教員が情報検索・閲覧・選書やシラバス登録などを容易に行えるサービスです。
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*2 UNIVERSAL PASSPORT : 学生・教職員・保護者をつなぐ情報ネットワークを支援する統合型Webサービスシステムです。2000年2月の提供開始以来、全国で200校以上の大学に導入されています。
URL: (リンク »)
*3 学修ポートフォリオ : 学士力の達成に向けて、学生の学修状況の履歴と学修成果を蓄積し、学修過程及び教育の過程を「可視化」することで、学生一人ひとりにきめ細かい学修支援を行うシステムです。
*4 電子教科書・教材配信サービス : (リンク »)
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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