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Sansan、DSOC研究員の論文が国際学術誌「Finance Research Letters」に掲載

Sansan株式会社

From: PR TIMES

2021-09-02 13:47

~コロナ禍で株価の下落が抑制された企業の評判上の特徴を分析~

Sansan株式会社は、同社のデータ統括組織「DSOC」の研究員によって執筆した共著論文が、国際的な学術誌「Finance Research Letters」に掲載されましたことをお知らせいたします。この論文は当社DSOCに所属する真鍋 友則と、野村アセットマネジメント株式会社に所属する中川 慧氏によって執筆されたものです。



[画像1: (リンク ») ]

■研究背景
企業にとって、培われた良い評判は重要な無形資産であり、競争優位性のリソースとして、財務パフォーマンスに対しても良い影響をもたらすことが知られています。その効果の一つとして、株価の急落のリスクを低下させることなどが先行研究で主張されていました。しかし、これまで、企業のステークホルダーにおける直接的な評判との関連を実証した分析は、行われていませんでした。また、実体経済への打撃に伴う株価急落に対して、企業の良い評判が効果を示すかどうかは実証されていませんでした。加えて、評判の具体的な内容と株価急落の関係も、明らかにされていませんでした。

本研究では、当社が提供するB2B企業のブランド力指標「Eight Company Score」を用いて、新型コロナウイルス感染症拡大の初期段階における株価の下落幅(2020年2月、3月の月次リターン平均)の差異が、それ以前の企業の評判によって説明可能かどうかを検証することを試みました。

「Eight Company Score」は、名刺アプリ「Eight」のユーザーを対象としたアンケートに基づいた企業のブランド力指標です。名刺保有者という調査対象企業の社員と接点を持つ個人を対象とすることで、外部のステークホルダーからの、評判を調査し定量化しています。調査項目は「ブランド」、「サービス(製品)」、「ヒト」および「アウェアネス(認知)」からなり、各企業は回答者から0~10点で評価されます。
[画像2: (リンク ») ]


Eight Company Scoreの詳細は次のサイトをご参照ください。
(リンク »)

■研究概要
・本研究では、新型コロナウイルス感染症拡大の初期段階での株価急落に関して、企業評判の価値を検証しました。
・本研究では、ビジネスネットワーク上の外部のステークホルダーからの評価を数値化した、企業のブランド力指標「Eight Company Score」を用いています。
・分析の結果、「製品・サービスの有用性」に基づいた信頼を築くことができていた企業は、「ブランド」優位の企業よりも、新型コロナウイルス感染症拡大による株価急落に対して抵抗性を持っていたという結果が得られました。

本研究では、新型コロナウイルス感染症拡大の初期段階における株式市場の急落(2020年2、3月月次リターン平均)に関して、評判資本(Reputation Capital)の価値を検証しました。分析の結果、ステークホルダーにおいて「製品・サービスの自社や社会に対する有用性」についてのポジティブな評判を形成していた企業は、同業種のそうでない企業に比べ、株価急落時のリターンが5-7%高かったことがわかりました(以下のグラフを参照)。

その一方で、ブランドや人に関する評価との正の関連は見られませんでした。この結果は、企業のステークホルダーからの評判がリスク・マネジメントの観点で重要な指標になり得ること、また、コロナ禍のような実体経済の打撃を背景とする下落に対しては、ブランドや人よりも、製品の有用性についての高い評価を得ていた企業がより抵抗性を持っていたことを示しています。

[画像3: (リンク ») ]


・企業をECS(Eight Company Score)サービススコアに基づき25%区分で分類し、最も低い群を1群、最も高い群を4群としています。
・縦軸は財務パフォーマンスや業種を統制した上での株価リターンの期待値を表します。
・アブノーマルリターンは市場モデルからの超過リターンを指します。

■今後の展望
本研究の限界として、対象の分析期間と事象が限定されていることが挙げられます。今後、データの時間的な累積に伴い、企業評判のリスク緩和の機能がより普遍的に成立するかどうかを検証していく予定です。また、企業の評判と、持続的な成長との関連についても分析を行い、「ステークホルダー資本主義」とも関連した、ステークホルダーにおける企業評判の価値について、さらなる検証を進めていきたいと考えています。

■DSOC著者プロフィール
真鍋 友則 研究員/経営学修士
東北大学生命科学研究科博士前期課程修了。筑波大学ビジネス科学研究科博士前期課程修了(MBA)。現在、同大学院博士課程後期在籍中。Eight Company Scoreを用いた、企業のブランドや評判と、パフォーマンスの関連分析に従事している。

※本研究は、Finance Research Lettersのオンライン版に掲載されています。
Manabe, T., & Nakagawa, K. (2021). The value of reputation capital during the COVID-19 crisis: Evidence from Japan. Finance Research Letters, 102370.
(リンク »)

(以上)

■DSOCについて
DSOCは、Sansan株式会社のデータ統括組織です。データドリブンによって企業の事業成長をリードすることを目的として、「データ化」「データ活用」という2つの役割を担っています。独自開発のAIを活用したデータ化技術により膨大な「出会い」を正確にデータベース化し、それを分析・活用することで、企業の情報、人物の情報、人と人のつながりの情報など、ビジネスシーンで活用できる「価値ある情報」を生み出します。そして、その成果はサービスを通じて新しい価値として提供しています。多様なバックグラウンドや専門領域を持つ研究者やデータサイエンティストなどのR&Dメンバーを擁するDSOCは、サービスを支えるとともに企業の事業成長を牽引します。
(リンク »)

■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、ビジネスにおける出会いを後押ししています。主なサービスとして、クラウド名刺管理サービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、クラウド請求書受領サービス「Bill One」を国内外で提供しています。

設立:2007年6月11日
URL: (リンク »)
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金:63億12百万円(2021年5月31日時点)
事業内容:働き方を変えるDXサービス(クラウド名刺管理サービス等)の企画・開発・販売
Sansan  (リンク »)
Eight  (リンク »)
Bill One  (リンク »)

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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