ウインドリバーとインテル、FlexRAN向けに最先端の5G vRANソリューションを共同開発

ウインドリバー株式会社

From: PR TIMES

2021-09-09 11:00



2021年8月25日 — カリフォルニア州アラメダ発 — インテリジェントシステム向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは本日、内蔵型のAIアクセラレーションを実現する第3世代 インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーを搭載したシステム向けにインテル(R) FlexRANリファレンス・ソフトウェアとWind River Studioを統合した、5G仮想無線アクセス・ネットワーク(vRAN)ソリューションの共同開発を発表しました。本ソリューションは、インテル(R) イーサネット 800 ネットワーク・アダプターとインテル(R) vRAN専用アクセラレーター ACC100もWind River Studio(*1)と組み合わせて搭載されています。今回の共同開発は、次世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー(Sapphire Rapids)で提供される新機能を最適化することで、イノベーションをさらに拡張していきます。この共同開発ソリューションは、インテルとウインドリバーが5Gデータセッションを世界初のエンド・ツー・エンドで完全仮想化したベライゾンの5Gマイルストーン(*2)を基に開発されています。
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Wind River Studioは、ミッションクリティカルなインテリジェントシステムの開発、デプロイ、運用、サービスを行うためのクラウドネイティブプラットフォームです。Wind River Studioのクラウドインフラストラクチャは、StarlingXオープンソースプロジェクトをベースにした、完全クラウドネイティブなKubernetesコンテナベースのアーキテクチャを採用しています。これにより、分散エッジネットワークの大規模なデプロイメントと管理を実現します。Wind River Studioは、すぐに使えるように最適化された、超低遅延でスモールフットプリントのインフラストラクチャにより、通信事業者に新規のビジネスの成長と総所有コスト改善のための柔軟性を提供します。Intel FlexRANは、仮想化されたクラウド対応無線アクセスネットワーク向けのvRANリファレンス実装です。

クラウドネイティブなアプローチへと移行が進む5Gでは、通信事業者はアジリティ向上を求めてvRANの導入に舵を切っています。そしてファーエッジクラウドの集客の核としてvRANの可能性を信じ、過去の導入時の困難を克服することを切望しています。Heavy Reading社の調査では、通信事業者はvRAN導入に伴う大きな課題として、システム統合(回答者の58%)、マルチベンダーvRANの運用上の複雑性(46%)、エッジクラウドサーバーのパフォーマンス(36%)を挙げています(*3)。

導入を検討中のお客様やvRANソリューションプロバイダーは、Wind River Studioに予め統合されたインテル FlexRANリファレンスソフトウェアで構成される評価パッケージを試用できるため、5G vRANの評価およびデプロイメントを容易かつ迅速に行うことができます。本評価パッケージは、先日発表されたWind River Studio上の仮想無線アクセスネットワーク(vRAN)向けのインテル(R) Select ソリューション(*4)を拡張するものです。

ウインドリバーの社長兼CEO、ケビン・ダラスは次のように述べています。「5Gが様々な業界に新たなチャンスをもたらすにつれ、新しいユースケースが誕生しているネットワークエッジでは、さらなるインテリジェンスとコンピューティングが求められています。そのため通信事業者は、インテリジェントなAIファーストの世界でこれらの新しいユースケースを実現するために、低遅延のファーエッジクラウドアーキテクチャを採用しなければなりません。ウインドリバーはインテルと協力して差別化されたクラス最高のソリューションを提供し、お客様が次世代ネットワークに向けて信頼性と効率性に優れた超低遅延のサービスを提供できるよう支援してまいります」

インテルのコーポレートVP兼ネットワークプラットフォームグループ ゼネラルマネージャー、ダン・ロドリゲス氏は、次のように述べています。「通信事業者は、仮想化されたソフトウェア定義型アーキテクチャのメリットを理解し、積極的に導入しようとしています。当社の製品、エコシステム、そして長年にわたる経験を活用することにより、柔軟性の高いアジャイルなネットワークへの移行を加速することができます。革新的な企業であるウインドリバーと緊密に協力し、5Gの実現を促進する実証されたハードウェアとソフトウェアを提供することで、通信事業者が最短でvRANの構築を完了することを支援します」

ウインドリバーは、初期からの5G市場におけるリーダーとして、5G RANのデプロイメントを支えています。Wind River Studioは、物理的に分散配備された超低遅延のクラウドネイティブインフラストラクチャのデプロイ、管理における通信事業者の複雑な課題に対応します。

Wind River Studioの詳細については、www.windriver.com/japan/studio をご覧ください。

ウインドリバーについて
ウインドリバーは、インテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。そのテクノロジーは1981年の設立時より世界で最も安全かつセキュアなデバイスに搭載され、数十億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、ワールドクラスのグローバルな専門サービスとサポート、および幅広いエコシステムパートナーによってサポートされる、包括的なポートフォリオを提供します。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、最高水準のセキュリティ、安全性、信頼性を提供しながら、より優れたコンピューティングとAI機能が要求されるミッションクリティカルなインテリジェントシステムのデジタルトランスフォーメーションを加速しています。詳細については、ウインドリバーのウェブサイトをご覧ください。
(リンク »)

*1: (リンク »)
*2: (リンク »)
*3:Heavy Reading、Survey Report: 5G Edge Cloud Infrastructure
(リンク »)
*4: (リンク »)


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※Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。

※本プレスリリースは2021年8月25日に発表したプレスリリースの抄訳です。
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プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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