クラスメソッド、ベイジと資本提携しデザイン領域を強化

クラスメソッド株式会社

From: PR TIMES

2021-09-28 11:17

ベイジ代表の枌谷氏はCDOとしてクラスメソッドに参画

クラスメソッド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横田 聡、以下「クラスメソッド」)と、株式会社ベイジ(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:枌谷 力、以下「ベイジ」)は、デザイン領域を中心とした協業を目的に資本提携したことをお知らせします。この資本提携により、ベイジはクラスメソッドの関連会社となります。
またベイジ代表の枌谷氏をCDO(Chief Design Officer)としてクラスメソッドに迎え、クラスメソッドはデザイン組織の本格的な立ち上げを目指します。デザイナー採用も活発化し、2024年までに30人規模のデザイン組織の構築を目指していきます。



[画像1: (リンク ») ]

資本提携の背景
この10年、ビジネスシーンにおけるデザインの位置付けが大きく変化しました。デザインの対象はもはや視覚表現やUIに留まらず、経営のあらゆる分野を含むようになっています。UXやデザイン思考という用語をビジネスパーソンが使い、経済産業省がデザイン経営を宣言し、デジタル庁がUI/UXに言及する。これらすべてが、デザイン市場の拡大を示しています。

歴史的に見れば、大きな変化が起きた後にデザインの重要性が高まる傾向にあります。
2010年前後には、iPhoneを起爆剤とするスマートフォン革命がありました。SNSや動画が一般化し、人々のコミュニケーションは大きく変わりました。この大きな変化が、2010年代のデザイン市場の拡大に影響を与えています。

そして2020年、コロナ禍によって生活様式は大きく変わり、それまでの多くの価値観が通用しなくなりました。企業は急速なデジタルシフトを余儀なくされ、乗り遅れると市場からはじき出される厳しい環境となっています。つまり、スマートフォン革命を超える大きな変化が現在進行形で進んでいるのです。そんな今は、再びデザインの力が強く求められている時代といえます。

クラスメソッドが今回、広義のデザイン会社であるベイジと資本提携し、デザイン組織の構築に本格的に取り組むのも、こうした時代の潮流と無関係ではありません。

2004年創業のクラスメソッドはこれまで、クラウドサービス、データ分析基盤、アプリ開発、IoT連携、AI/機械学習の技術を活用した企業向け支援を行ってきました。その中でもサービスの価値を最大化するデザインは非常に重要な領域と考え、積極的に投資を行ってきました。しかしこの社会の大きな変化を踏まえると、これまでの活動とは一線を画する、より高度なデザイン組織が必要になると考えました。クラスメソッドが考えるデザイン組織とは、UI/UXのみならず、サービスデザイン、組織デザイン、マーケティングといった、より抽象度が高く経営の最上流にアプローチできる組織です。

今回クラスメソッドとの資本提携に踏み切ったベイジは、創業以来ウェブ制作を中核事業とし、特にBtoB企業におけるマーケティング目的のウェブサイト制作においては他の追随を許さない強みを確立してきました。また近年は業務システムのUIデザイン事業が急拡大し、売上の約7割を占めるようになっています。しかしベイジの最大の強みは、質の高いアウトプットを作ることだけではなく、マーケティングや組織マネジメントといったビジネス領域における抽象概念を高度にデザインし、問題解決のシナリオを提案できる点にあります。

一方で、デジタル投資の加速と人材の流動化が追い風となり、ベイジの社員数は1年間で倍近くになりました。この急速な組織拡大に、既に500人規模の組織を束ねているクラスメソッドの効率化されたマネジメント手法やバックオフィスのノウハウは、ベイジのさらなる成長の後押しになると考えられます。

この資本提携によって、両社はデジタル領域におけるデザイン業務の協業を加速させます。


今後の取り組み
今後数年間をかけて、クラスメソッドとベイジは、以下のような取り組みを計画しています。

クラスメソッドにおけるデザイン組織の組成
枌谷力のクラスメソッド参画およびCDO(Chief Design Officer)就任
デザイン人材育成に関するナレッジ共有および共同研究
業務システムUI/UX分野における共同事業推進
共同デザインシステムの開発
企業のインハウス支援における共同メニュー開発
自社サービス開発におけるUXリサーチ業務のメニュー化
デザイン系サービスにおけるデザインプロセスの共通化
デザイン組織構築手法のサービス化
共同でのメディアプラットフォーム開発
マーケティング&セールスにおける協業
両社間での留学制度などのナレッジ・人員の交流


また、2021年10月5日(火)にクラスメソッドが主催するテックカンファレンス「DevelopersIO Decade」にて、枌谷氏と横田らによるパネルディスカッションを予定しています。
DevelopersIO Decade 詳細: (リンク »)

【クラスメソッドのビジネスへのベイジの関わり方】
[画像2: (リンク ») ]

なお、クラスメソッドによるベイジの株式の買い増し、吸収合併等の予定は現時点ではありません。両社ともに単独で運営可能な事業環境を既に手にし、経済的には自立しています。今回の資本提携は、両社の独自性を維持しながら、一社では生み出せないシナジーの創出を目的とします。


両社の紹介

【クラスメソッドについて】
クラスメソッドは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめとしたクラウドサービス、データ分析基盤、アプリ開発、IoT連携、AI/機械学習の技術を活用した企業向け支援を行っています。AWS支援では2015年から継続して最上位のプレミアコンサルティングパートナーに認定され、2018年と2020年には「AWSコンサルティングパートナー オブ ザ イヤー」を受賞。現在までの支援実績は2,600社12,000アカウント以上となりました。社員による技術情報発信にも力を入れており、オウンドメディア「DevelopersIO」では2万8千本以上の技術情報を公開中です。また近年では、自社サービス開発に力を入れています。多様な顧客基盤を活用した事業開発にも取り組んでおり、「すべての人々の創造活動に貢献し続ける」という企業理念のもとに、幅広い分野で活動しています。

本社所在地: 東京都千代田区神田佐久間町1-11 産報佐久間ビル8階
代表者  : 代表取締役社長 横田 聡
事業内容 : クラウド導入支援、ビッグデータ基盤構築、モバイルアプリ開発、LINE技術支援、AI/機械学習技術支援
オフィシャルサイト : (リンク »)
技術ブログ「Developers.IO」: (リンク »)
Facebookページ : (リンク »)
公式YouTubeチャンネル : (リンク »)

【ベイジについて】
ベイジはBtoBサイトおよび業務アプリケーションのUI/UXデザインを得意とするウェブ制作会社です。マーケティングリサーチとUXデザインの手法を融合させたウェブ制作を強みとしています。オウンドメディアやSNSを巧みに活用したマーケティング手法にも定評があり、ウェブ制作会社でありながら、マーケティング系のイベントや取材が多いのも特徴です。近年は業務アプリケーションのUI/UXデザイン分野が伸長しており、2021年度は売上の約7割がこの分野となる見込みです。

本社所在地: 東京都世田谷区代田6-6-1 TOKYU REIT 下北沢スクエア3階
代表者  : 代表取締役社長 枌谷 力
事業内容 : ウェブサイト・デザイン支援、ウェブアプリ・デザイン支援、各種コンサルティング、法人向け教育支援、プロダクト開発など
オフィシャルサイト : (リンク »)
オウンドメディア「knowledge/baigie」: (リンク »)
オウンドメディア「ベイジの日報」: (リンク »)

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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