東京国立博物館と凸版印刷、国宝「松林図屛風」VR作品を展示と連動して上演

凸版印刷株式会社

From: PR TIMES

2021-12-20 13:17

お正月を家で過ごしながら鑑賞できるオンライン映像配信も同日スタート

独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:銭谷 眞美、以下 東京国立博物館)、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター(所在地:東京都台東区、センター長:旭 充、以下 文化財活用センター)と凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、東京国立博物館が所蔵する国宝「松林図屛風(しょうりんずびょうぶ)」を鑑賞するVR作品『国宝 松林図屛風―乱世を生きた絵師・等伯―』を、2022年1月2日(日)から3月27日(日)まで東京国立博物館・東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で再上演します。また同期間、本作品の映像を「TNM & TOPPAN ミュージアムシアターチャンネル」でオンライン配信します。



 東京国立博物館の本館2室では、2022年1月2日(日)から1月16日(日)まで、国宝「松林図屛風」が展示されます。同期間中は、展示室での国宝「松林図屛風」の鑑賞、「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」の300インチ大スクリーンシアターでのナビゲーターによる生解説を用いた4K高精細VR上演、自身のスマートフォンやPC等で場所や時間を問わずパーソナルに鑑賞できる「TNM & TOPPAN ミュージアムシアターチャンネル」のオンライン映像配信、これら3つの楽しみ方を提供します。
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 本VR作品では、安土桃山時代を代表する巨匠・長谷川等伯の人生をたどりながら、日本水墨画の最高傑作とも称される「松林図屛風」の魅力と謎に迫ります。約253億6715万画素におよぶ超高精細デジタル撮影データ、微細凹凸を解析するための撮影データにより、和紙の風合いや墨の艶感に至るまで緻密に表現しています。荒々しくも見える繊細な筆致や、墨の濃淡による計算された奥行き感など、等伯の卓越した画技をシアターの大画面で鑑賞できる作品で、2020年10月7日~2021年1月17日に初回上演を行いました。

■ VR作品『国宝 松林図屛風―乱世を生きた絵師・等伯―』のみどころ
・時代背景から「松林図屛風」の成り立ちを推理し、作者である等伯の画業の歩みを辿る
 長谷川一門を共に支えた息子・久蔵の存在や、時の天下人であった豊臣秀吉の命を受け親子で制作したとされる豪華絢爛な彩色の障壁画「楓図」、「桜図」など、松林図へとつながるエピソードを解説し、作品の持つ魅力に迫ります。

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・超高精細デジタルアーカイブデータによる、水墨画特有の質感の緻密な表現
 約253億6715万画素の超高精細デジタル撮影データにより、和紙の風合いや墨の艶感に至るまで緻密に表現。展示室では難しい至近距離からの鑑賞体験が可能です。
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・赤外線撮影データを活用し、松林図が描かれた当時の姿を再現
 炭素粒子を捉えた赤外線撮影データと高精細デジタル撮影データを組み合わせることで、経年による紙のしみや汚れ等を取り除き、墨で描かれている部分のみの情報を抽出しました。屛風に仕立てられる前の、松林図が描かれた当時の姿の再現を試みています。
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■ VR作品『国宝 松林図屛風—乱世を生きた絵師・等伯—』上演案内


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■ 国宝「松林図屛風」展示情報


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■ VR作品『国宝 松林図屛風―乱世を生きた絵師・等伯―』オンライン映像配信について


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■ 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」について
 「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設です。「バーチャルリアリティで時空を超える」をコンセプトに、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブをVR技術で可視化。文化財の姿をあざやかに映し出す超高精細4Kプロジェクタ、300インチの迫力ある大きなスクリーン、専属のナビゲーターのライブ上演により、コンピュータが生成する三次元空間の中にいるかのような感覚で文化財を鑑賞できます。文化財の往時の姿の再現や肉眼では鑑賞することが難しい細かなディテールの拡大など、デジタルならではの文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供する空間です。

・シアターWebサイト (リンク »)

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以 上

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