転職市場において、コロナ禍の影響から回復傾向にあるのは「金融業界」「運輸・物流業界」「人材業界」「コンサルティング業界」

Sansan株式会社

From: PR TIMES

2022-01-26 15:18

【Eightのデータで見る2021年の転職トレンド】

Sansan株式会社が提供するダイレクトリクルーティングサービス「Eight Career Design」は、名刺アプリ「Eight」に登録されているユーザーの名刺情報を元に、2021年の転職トレンドを分析しました。



なお、本調査では、Eightに登録されている名刺の社名変更を「転職」と定義しています。また、分析対象となるEightのデータについて個人を匿名化し、Eightの利用規約で許諾を得ている範囲で使用しています。
[画像1: (リンク ») ]


■調査サマリー
本調査の分析に際しては、「離職数に対する入職数の割合」を算出し、その数値の変化を2019年、2020年、2021年で比較しています。2019年と比較して2020年は離職数に対する入職者数の割合が低くなったが、2021年には2020年よりも高く、また2019年に迫る動向を見せている業界を転職市場において回復傾向のある業界としています。

その結果、「金融業界」、「運輸・物流業界」、「人材業界」、「コンサルティング業界」は、コロナ禍で影響を受けたものの、2021年時点では回復傾向にあることが分かりました。また、それぞれの業界には「IT業界」からの入職者が多く、各業界がIT業界での実績を持つ人材を即戦力として求めている様子がうかがえる結果となりました。

Eightのダイレクトリクルーティングサービス「Eight Career Design」においても、同業界が積極的な採用活動を行っていること、また企業がDXを推進するにあたり、IT業界での実績を持つ候補者を求めていることから、同様の傾向が見られています。

■調査実施の背景
2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、ビジネスに多大な影響を与えました。転職市場を見ても(※1)、2020年の有効求人倍率の月平均は1.18倍と、2019年の1.60倍と比較して0.42ポイント下回る結果となっていました。

一方で、初めて緊急事態宣言が発出された2020年4月からその年の12月までの有効求人倍率(1.08倍)と比較し、2021年1月から11月までの平均での有効求人倍率は1.11倍で、0.03ポイント上回りました。2021年は、2020年4月以降と同様にコロナ禍による制限は続いていたものの、企業が状況の変化に対応し、人材獲得に向けた動きが回復し始めている様子が見受けられました。

今回、「Eight Career Design」では、コロナ禍の影響を受けながらも回復傾向に至ったのはどの業界なのかを明らかにするために、ユーザーのプロフィールに登録されている社名を分析した調査を行いました。Eightではユーザー自身の名刺が変わった場合に、新しい名刺をアプリ上に登録することで、転職や異動、昇進など、最新の情報をプロフィールに反映することができます。そこで調査では、Eightに登録されている名刺の社名変更を「転職」と定義し、2019年から2021年までの変化を分析することで、2021年の転職トレンドをひもときました。

■調査結果

1.各業界の離職数に対する入職数の割合の変化
2019年と比較して、新型コロナウイルス感染症の拡大がはじまった2020年は、「人材業界」、「運輸・物流業界」において入職に対する離職の割合が増加し、人材の確保が難しい期間に突入したことがうかがえる結果となりました。
一方で、コロナ禍の二年目となった2021年は、2020年に低下した「人材業界」や「運輸・物流業界」は2019年水準に回復していることが読み取れます。また、「コンサルティング業界」や「金融業界」においては、2020年に若干の低下が見られましたが、2019年を上回る数値で推移していることが分かりました。
[画像2: (リンク ») ]


*入職者数と離職者数が同等の場合は1.0となり、離職者に対して入職者が多い場合には1.0以上となります。

2.業界間の入職の動向
2021年に回復傾向が見られている「金融業界」や「運輸・物流業界」、「人材業界」、「コンサルティング業界」へ、どの業界から入職しているのかを分析しました。分析結果は以下の通りです。
[画像3: (リンク ») ]


いずれの業界においてもIT業界からの入職者が多く、近年各業界が注力しているDX推進の上でも、IT業界で実績を持つ人材が即戦力として求められているのではないかと当社では考えています。また、コンサルティング業界は、入職も多い一方で、金融業界や人材業界への入職者も多く、人材が流動的な業界であることや業界の相性が良い可能性があることが分析結果から読み取れます。

■調査概要
調査対象期間:2019年1月1日から2021年12月31日
調査対象:調査対象期間内で転職のあったEightユーザー121,289人(対象の累計転職回数は142,345)
調査方法:Eightユーザーの登録名刺の履歴を、転職時期の分かるものに限定し、個人や企業が特定できないように匿名化した上で、Eightの利用規約で許諾を得ている範囲で使用・集計。
*本調査では、Eightに登録されている名刺の社名変更を「転職」と定義しています。

■プロフェショナルリクルーティング「Eight Career Design」
名刺アプリ「Eight」の法人向けサービスで、名刺情報やキャリアサマリ等のプロフィール情報、転職意向度をもとに候補者にアプローチができるダイレクトリクルーティングサービスです。

ウェブサイト: (リンク »)

国内最大のビジネスネットワーク
国内最大の300万人を超えるビジネスユーザーに直接アプローチ。名刺情報をもとにしたプロフィール情報から、エリアや職種等の条件をもとにマッチするユーザーを検索できます。既存の採用施策では接点を持つことができない層や、専門職種の候補者にもアプローチが可能になります。

つながりが採用の資産に変わる
候補者と自社社員のつながりを可視化。名刺を起点に社内の人脈を活用できるため、つながりが採用資産に変わります。候補者の経歴や人柄を確認することで、自社にフィットする人材を的確に採用できます。

採用のタイミングを逃さずキャッチ
タレントプールで候補者と関係性を構築、好機を逃さずダイレクトスカウト。プロフィールの更新や転職意向度の変化など、転職意欲が高まったタイミングをキャッチできます。候補者に直接スカウトを送ることで、他社より早く接点を持つことが可能です。

■Eight Career Designに、新プラン「Entry Plan」が登場

[画像4: (リンク ») ]

ウェブサイト: (リンク »)

2022年1月より、Eight Career Designの新プラン「Entry Plan」の提供を開始しました。本プランでは、契約期間内において(※2)、掲載費用無償・掲載期間制限なしの成果報酬型求人をEight上に掲出することができます。無料で5つまでの求人を掲載することが可能で、採用決定者の年収に関わらず一律の成果報酬で利用できます。また、条件に合致するユーザーに対して、優先的に求人を表示させ、求人に興味を示したユーザーとのメッセージのやり取りが可能です。

■Professional Recruiting Conferenceを開催
Eight Career Designでは、2022年2月24日(木)に、これからの採用・組織を考える「Professional Recruiting Conference Vol.3」をオンライン開催します。「人事の役割」「人材育成・活躍」「採用」をテーマにした講演やパネルディスカッションを通じて、事業成長を加速させる、いま求められる人材戦略についてご紹介します。詳細はウェブサイトをご覧ください。
(リンク »)

※1:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和3年11月分)について」(2021年12月)
※2: Entry Planの契約期間は12カ月で、その後自動更新となります。

(以上)

■名刺アプリ「Eight」
Eightは、名刺を起点とした国内最大のビジネスネットワークです。ユーザーは、名刺を正確にデータ化して、スマートフォンアプリで管理することができます。また、登録したユーザー間で情報発信ができる「フィード」、チャットのようにコミュニケーションが取れる「メッセージ」、名刺だけでは伝えることができない経歴やスキルを伝える「プロフィール」といった機能を持ち、ビジネスのためのSNSとして、300万人を超えるユーザーに利用されています。そのほか、Eightからアクセスできる名刺でつながるビジネスイベントメディア「Eight ONAIR」では、Eightのネットワークを活用して、ユーザーのイベントとの出会いを後押ししています。

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