シリコンスタジオ、クボタに製品検査向け機械学習用CG画像合成ツールを提供

シリコンスタジオ株式会社

From: PR TIMES

2022-02-24 18:48

不良種CGデータのPoCを経て、不良種画像と背景画像を合成するソフトウェアを開発

エンターテインメント業界を中心に、自動車、映像、建築など、さまざまな業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梶谷 眞一郎、東証マザーズ:証券コード3907、以下「当社」)は、株式会社クボタ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:北尾 裕一、以下「クボタ」)に対し、製品検査向け機械学習用の不良種CG画像を制作。制作した画像のPoC結果から、学習用CG画像を生成するソフトウェアを開発、提供したことをお知らせします。



[画像1: (リンク ») ]

[画像2: (リンク ») ]

当社では『BENZaiTEN(ベンザイテン)』のブランドの下、人物(顔・表情)認識用CG生成、不良品判定用CG生成、組立て部品・パーツ認識用CG生成など、さまざまな機械学習向け教師画像用CG生成ソリューションを展開しています。
このたび、当社はクボタに対し、製品検査向け機械学習用に不良種画像(3D)と背景画像(2D)を合成し、学習用CG画像を生成するソフトウェア(以下「CG合成ツール」)を開発、提供いたしました。
クボタにおけるPoC※1では、当社が制作した不良種CG画像をAI分類モデルに入力し、推論結果が正しい不良種として信頼できることが確認されています。その結果を受けて、CG合成ツールはゲームエンジン※2(Unreal Engine 4)で開発されました。
CG合成ツールは、背景画像と不良種画像を選択し、画面上で画像を確認しながら貼り付ける領域や大きさ、角度、照明条件などの各種パラメーターを、GUIにより自由に設定することができます。生成する画像枚数を指定して生成・保存、設定時のパラメーターも設定ファイルとして保存することが可能です。
当社は今後もCGおよびゲームエンジンの活用により、日本のものづくり産業の生産性向上に貢献してまいります。

※1 PoC:Proof of Concept、概念実証、有効性の検証
※2 ゲームエンジン:コンピューターグラフィックスによるアプリケーションやコンテンツ開発において必要なライブラリやツールなどの機能がまとまったGUIベースの統合開発環境です。高品質な3Dグラフィックスを比較的簡単に作成できる仕組みが揃っているため、近年はゲームや映像コンテンツのみならず、自動車や建築、製造業などの産業分野で活用が進んでいます。米Unity Technologies社の「Unity」と、米Epic Games社の「Unreal Engine」が高いシェアを誇っています。


■ BENZaiTENについて

[画像3: (リンク ») ]

『BENZaiTEN(ベンザイテン)』は、シリコンスタジオが提供する、3DCGを活用した画像認識における機械学習向け教師画像生成ソリューションの総称です。外観検査、設備監視・認証、自律走行・運転支援、人物認識などの用途に教師画像として活用可能な3DCG画像データをリアルタイムグラフィックスで実現します。不良品判定用CG生成や人物(顔・表情)認識用CG生成、組立て部品・パーツ認識用CG生成、学習用シーン映像CG生成といった教師画像生成のほか、ツール開発、AIエンジン向けシミュレーション環境開発など、さまざまな製品・ソリューションを提供しています。
(リンク »)


■ シリコンスタジオ株式会社について
当社は、ゲームや映像制作スタジオ向けに加え、自動車、映像、建築など、さまざまな業界向けに3DCG技術等を提供する開発推進・支援事業と、クリエイター職の派遣・紹介に特化した人材事業の2つの事業を展開しております。企画、技術、人材、運営など、ゲーム企業が抱えるすべての課題をワンストップで解決できること、および、ゲーム業界で培った3DCG技術等を他業種にも展開できることが強みです。ポストエフェクトミドルウェア『YEBIS』、リアルタイムレンダリングエンジン『Mizuchi』、リアルタイムグローバルイルミネーション『Enlighten』といった、高度な技術をゲーム制作現場に提供するシリコンスタジオのミドルウェアは、これまでワールドワイドで数多くのAAAタイトルに採用されてきました。また、Unreal EngineやUnityなどのゲームエンジンを活用した非エンターテインメント領域における案件に対し、コンサルティングから企画、設計、開発、運用まで、ワンストップで対応できるスキルと体制を有しています。
(リンク »)
[画像4: (リンク ») ]

コンピューターグラフィックス(CG)は、無限の可能性を秘めています。
映像・エンターテインメント分野では表現の幅を拡げ、土木建築・自動車といった産業分野では、可視化やHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)などに活用されています。AI・ディープラーニングの分野においても、学習データとしての活用が進み、その成果が評価され始めています。また、5Gのような高速大容量で低遅延を実現するネットワーク環境やクラウドの活用は、ユーザーエクスペリエンス(UX)にさらなる変革をもたらすでしょう。
私たちシリコンスタジオは、自社開発による数々のミドルウェアを有し、CGの黎明期から今日に至るまでCG関連事業に取り組み、技術力、表現力、発想力の研鑽を積み重ねてきました。それら3つの力を高い次元で融合させ、CGが持つ可能性を最大限に発揮させられること、それが私たちの強みです。
Ideas × Art × Technology
私たちはCG業界をリードするソリューションプロバイダーとして、お客さまの課題解決はもちろん、付加価値のあるアウトプットの提供をお約束いたします。


※ BENZaiTENは、シリコンスタジオ株式会社の日本国内およびその他の国における登録商標または商標です。
※ その他、記載されている名称は各社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]