凸版印刷、メタバース上に美術館を構築する「MiraVerse(R)ミュージアム」を開発

凸版印刷株式会社

From: PR TIMES

2022-06-16 12:17

高精細のメタバースで作品の色や質感を忠実に再現新しい作品鑑賞体験を提供。第一弾として広重美術館をメタバース上に構築し、一般公開開始

 凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、メタバース上に高精細な美術館/博物館を構築するサービス「MiraVerse(R)(読み:ミラバース)ミュージアム」を開発しました。
 「MiraVerse(R)ミュージアム」では、オリジナル作品の色や質感の忠実な再現を追求するとともに、「ガラスケースがない」「作品の裏面を見ることができる」などバーチャル空間ならではの特徴や、アバターを介した友人や学芸員とのコミュニケーションを組み合わせた、新しい作品鑑賞体験を提供します。
 なお「MiraVerse(R)ミュージアム」の提供開始に先立ち、広重美術館(所在地:山形県天童市、館長:山口 元)をメタバース上に構築した「MiraVerse(R)ミュージアム 広重」を本日より一般公開します。広重美術館所蔵の浮世絵「東海道五十三次」や、貴重な歌川広重の肉筆画など、選りすぐった33作品を展示し、「歌川広重」が描き出した、美しい日本の風景をじっくり鑑賞することができます。



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■ 「MiraVerse(R)ミュージアム」開発の背景
 昨今の社会環境の変化に伴い、美術館/博物館において、リアル以外の新たな鑑賞のあり方が求められています。そのような中で凸版印刷では、建物/製品/アート/自然など、現実空間のあらゆるものを忠実に取り込んだ臨場感の高いメタバースサービス基盤「MiraVerse(R)」を2022年4月より提供しており、これを芸術鑑賞に活用。色味や質感を忠実に再現する作品のデジタルアーカイブや、アバターを介した双方向コミュニケーションの機能を活かし、ユーザーに新たな鑑賞体験を提供します。

■ 「MiraVerse(R)ミュージアム」の特徴
1. 現実空間では不可能な鑑賞体験を実現
 色や質感を高精細撮影・色彩計測などでデジタルアーカイブした作品のデータを、メタバース上で忠実に再現。ガラスケースが無いため、リアルの展示では味わえない実際に手に取ってみているかのような体験をすることができます。
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2. 名作を一堂に展示することも可能。多言語での紹介も実現
 繊細な版画作品は、保存のために常設されている例は少なく、複数の作品をローテーションさせながら展示していることが多いです。しかし、「MiraVerse(R)ミュージアム」では名作を一堂に会して展示することで、作品間のつながりや作風の変化などを体験することができます。
 また、日本語/英語で学芸員監修の作品解説を聴くことも可能で、海外の方や展示作品を詳しく知らない方でも楽しく鑑賞することができます。
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3. 複数人での同時鑑賞やギャラリーツアーなどのイベントが可能
 アバターを介して、鑑賞者同士や学芸員と会話することが可能。これによって、学芸員によるギャラリーツアーなどのイベントの開催や友達同士のグループ鑑賞など様々なコミュニケーションの場を提供します。

■ 今後の展開
 凸版印刷は、現在公開中の「MiraVerse(R)ミュージアム 広重」の展示作品を順次追加するとともに、デジタルコンテンツを活用した様々なサービスを展開していきます。また他の美術館作品とのコラボレーション展示やギャラリーツアーなどのイベント開催により、美術館と鑑賞者、鑑賞者同士でのコミュニティの形成を目指し、現実空間の施策と連動させることで「MiraVerse(R)ミュージアム」を地方創生に資するビジネス基盤として展開していきます。
 さらに、「MiraVerse(R)ミュージアム」を日本国内だけでなく世界中の美術館/博物館に展開させることで、鑑賞機会をあらゆる人々に届けるとともに、新たな鑑賞者との接点、集客を通じて美術館/博物館を支援できるビジネスの創造を目指します。

■ 「MiraVerse(R)ミュージアム 広重」の概要
 「MiraVerse(R)ミュージアム 広重」では広重美術館所蔵作品のうち、広重の代表作である「東海道五十三次」のほか、天童藩ゆかりの貴重な肉筆画「吉野之桜」「龍田川之紅葉」など選りすぐった33作品を一堂に展示しています。美しい日本の風景はもちろん、広重の目線で描かれるこだわりの描写、彫師によって表現される繊細な線、摺師の技が光るグラデーション、絵に味わいを与える和紙の質感など、実際に手に取ってみているかのような臨場感で、じっくり鑑賞することができます。

・広重美術館のwebサイトにて公開: (リンク »)
・鑑賞料 :無料(キャンペーン期間中)
※ 詳しくは上記Webサイトの「MiraVerse(R)ミュージアムページ」をご確認ください。

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以  上

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