アイマトリックス株式会社が暗号化添付ファイル送信「PPAP」の抜本的対策で特許取得

アイマトリックス株式会社

From: PR TIMES

2022-09-13 10:48

ファイル共有時の情報詐取や漏洩を確実に防止

アイマトリックス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:小島 美津夫)は、安全性と利便性を両立させた新しいメール・添付ファイル配送方式を実現した製品「マトリックスエージェント」の基幹技術である、メール添付ファイルの安全な転送方法に関する特許を取得(特許番号 第7116972号)したことをお知らせします。



アイマトリックス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:小島 美津夫)は、安全性と利便性を両立させた新しいメール・添付ファイル配送方式を実現した製品「マトリックスエージェント」の基幹技術である、メール添付ファイルの安全な転送方法に関する特許を取得(特許番号 第7116972号)したことをお知らせします。現在広く企業や組織に要請されている脱PPAPを容易に実現し,ファイル共有時の情報詐取や漏洩を確実に防止する事を可能とする本特許技術は、日本のサイバーセキュリティー対策の大きな前進を約束いたします。
[画像1: (リンク ») ]

   
■ 背景
政府が暗号化添付ファイルの送信手順「PPAP」の廃止を発表してから2年が経過しました。PPAPはこれまで日本の企業、地方自治体や官公庁で広く利用されてきましたが、かねてより指摘される盗聴耐性の低さ、受信者の煩雑さに加え、2021年末からのEmotet再流行をきっかけに攻撃に悪用される事例もみられるようになり、受け取りの拒否を公表する企業も増加するなど、転換の動きがますます加速しています。

■ 代替候補の課題
PPAPの代替手段としてクラウドストレージなどの共有サービスを利用するケースも見られますが、共有用のURLとパスワードを同じメールまたは同一経路のメールで共有してしまうと、PPAPと同じく情報漏えいの危険性があります。また、メールボックスの送信履歴などにファイルが残らず、文面とファイルの紐づけが難しいなどの課題もあります。
クラウドストレージを利用したファイル共有は、アクセス制限やファイル管理が煩雑で、コミュニケーションに余計な時間的コストが発生しています。
海外で普及している公開鍵暗号方式によるメールの暗号化は、安全性が高い反面、事前の公開鍵の交換や、それぞれの公開鍵を管理する負担が大きく、国内企業への迅速な普及は難しい状況です。類似の仕組みで外部機関の証明書を利用したS/MIME方式も候補に挙がりますが、こちらもコストが大きく、受信側の対応状況も考慮する必要があり、利便性を軸として普及したパスワード付きZIP形式の決定的な代替とはなりません。
テレワークが定着し、企業間のやり取りがメールを中心とした形に変化している中、安全で利便性の高いファイル転送システムの必要性は高まっています。

■ パスワード付きZIP問題を解決するマトリックスエージェント
アイマトリックスのマトリックスエージェントは、クラウド中継サーバーによって、メールと添付ファイルの認証と転送を行う手法(特許取得)を用いた、PPAPの最も安全な代替手段です。メール添付ファイル転送のために併用するファイル共有サービス、公開鍵暗号方式、S/MIMEのセキュリティー上の懸念や利用の煩雑さを解決します。

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[画像2: (リンク ») ]


マトリックスエージェントは、「imatrix Security Platform」(メールゲートウェイ クラウドサービス)のセキュリティー構成製品であり、主要機能の「クラウド中継センター」および「添付ファイルゲートウェイ」よりなるセキュアファイル転送クラウドサービスです。

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マトリックスエージェントによるファイル転送は非常に簡単で、送信者は暗号化処理もパスワードの別途送信も行うことなく、普段利用するようにメールに送りたいファイルを添付し、送信するだけです。送られる添付ファイルは、「imatrix Security Platform」で分離・保存されます。 
受信者が、「matriXagent(マトリックスエージェント) クラウド中継センター」に対して認証情報とファイルリクエストを送ると、送信者が管轄するメールゲートウェイに保管された添付ファイルを、クラウド中継センターが取り次いで転送します。受信者は添付ファイルを受け取るために一度だけパスワードを設定する必要がありますが、送信者とパスワードを共有する必要もなく、送信者が受信者のアカウントを管理する手間もありません。
「matriXagent(マトリックスエージェント) クラウド中継センター」を用いることで、送信者が管理する領域に、受信者が直接アクセスすることがありません。転送の経路はSSL/TLSで暗号化され、暗号化添付ファイル送信の主目的であった盗聴耐性も万全です。ファイル自体の暗号化ではないため、マルウェアスキャンも有効であり受信者側の安全性も高くなっています。受信者は添付ファイル単体だけでなく、添付ファイル付きのメールをダウンロードすることも可能で、ファイルの取得方法は柔軟に選択できます。クラウドストレージを利用すると、メール本体と添付ファイルが別の場所に保存されるため、管理が煩雑になりがちですが、添付ファイル付きのメールとしてならまとめて保管でき、PPAP 対策のために今までのメール環境を大きく変更する必要はありません。

■ 製品情報
価格帯:¥150/アカウント/月 (標準的なシステム構成の場合。詳細はお問い合わせください。)
本年度売上目標:¥30,000万~¥50,000万

■ 特許情報
発明の名称:ファイル転送システム
特許番号:第7116972号
特許権者:アイマトリックスホールディングス株式会社
登録日:令和4年 8月4日

■ 特許技術概要
本発明は、従来のパスワード付きZIP運用にある盗聴の危険性、クラウドストレージにあるパスワード共有方法の課題や送信時の手間を解決するため、ファイルを分離するサーバー、ファイルの取得要求と取得者の認証情報を管理するサーバー、ファイルの転送中継を行うサーバーがそれぞれ独立した構成を持ちます。送信者は普段メールを送るようにファイルを添付して送るだけで、ファイルを分離するサーバーが自動的にメールとファイルを別経路に分け、ファイルを暗号化経路で送信します。ファイルを取得する受信者は、自身で認証情報(パスワードなど)を決定し、認証情報を管理するサーバーにファイル取得の要求を送り、転送中継を行うサーバーからファイルを受け取ります。
ファイルを分離・保持するサーバーと、受信者がファイルの要求のためにアクセスするサーバーが分かれていることで、ストレージ空間を不特定多数のユーザーが共有しないメリットを持っています。これにより、通信経路上の盗聴リスクだけでなく、ネットワーク上に保管されるファイルへの不正アクセスリスクの排除が可能です。

■ 特許取得キャンペーンについて
今回取得した特許技術が組み込まれたマトリックスエージェント クラウドサービスを利用し、より多くの業種・規模の企業の方々に、安全なファイル送信環境を実現いただけるよう、導入にかかる初期費用または初年度ライセンス費用がお得になるキャンペーンを実施します。
期限:2022年12月末までのお見積もり
内容:初期費用または初年度ライセンス費用の無償化・割引(*)
*詳細はアイマトリックスまたは下記キャンペーン協力販売店様にお問い合わせください

■ キャンペーン協力販売代理店様(50音順)
・エイチ・シー・ネットワークス株式会社
webページ: (リンク »)

・NECネッツエスアイ株式会社
webページ: (リンク »)
Symphonictブランドサイト: (リンク »)
マトリックスエージェント資料ダウンロード: (リンク »)

・丸紅情報システムズ株式会社
webページ: (リンク »)


【アイマトリックス株式会社について】

webページ: (リンク »)
2000年に創立され、主にEメール、システムセキュリティーに関連するサービス、技術・市場開発を行ってきたベンチャー組織。日本市場シェアNo.1の「マトリックススキャン」に代表されるメールセキュリティーソリューションの開発・販売を主軸とし、アイマトリックス独自開発技術によるハードウェア・ソフトウェア製品を発売しており、累計で約4500万件以上のアカウントのセキュリティーに貢献しています。国内大手通信事業者から、組織、大学、ISP と多岐にわたる多くの団体・組織を顧客としています。

このニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。製品・サービスの内容や仕様、料金等の情報は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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