靴挿入型ウェアラブル歩行ナビのAshirase、プレシリーズAで3億円の資金調達を実施

株式会社 Ashirase

From: PR TIMES

2022-10-05 11:16

~2022年度内のコンシューマ向け販売の開始、BtoB向け協業を加速~

株式会社Ashirase(代表取締役:千野 歩、以下当社)は、リアルテックファンド※1とQBキャピタル※1の2社をリード投資家とし、本田技研工業株式会社、アシックス・ベンチャーズ株式会社、株式会社ゼネラルアサヒ、及び、レオス・キャピタルパートナーズ株式会社が運営するファンド※1を引受先とした第三者割当増資により合計3億円の資金調達を実施しました。
当社は今回の調達資金をもとに、2022年度内に販売開始に向けたチームの強化を進めるとともに、人の特徴に合わせた最適なルート評価アルゴリズムの開発などにより、時間効率だけではない移動価値の拡大に取り組んで参ります。



[画像1: (リンク ») ]



Ashiraseは、「人の豊かさを”歩く”で創る」というミッションを掲げ、本田技研工業株式会社の新事業創出プログラムIGINITION発第1号スタートアップとして2021年4月に設立しました。自動運転などの技術要素を応用し、視覚障がい者の方々の歩行にとって非常に重要な聴覚や保有視覚を邪魔しない振動インターフェースとナビゲーションアルゴリズムを構築、100名以上の当時者に協力頂きながら製品化を進めてきました。
今後、2022年度内のコンシューマ向け製品の販売をスタートさせると共に、BtoB、海外展開についてもPoCを実施し、社会実装を進めていくことで視覚障がい者の生活の豊かさを拡げて参ります。


資金調達の概要

調達金額:総額3億円
調達方法:第三者割当増資
シリーズ:プレシリーズAラウンド
引受先 :以下
・リアルテックホールディングス株式会社が運営する、リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(既存投資家)
・QBキャピタル合同会社、及び株式会社NCBベンチャーキャピタルが運営する、QB第二号投資事業有限責任組合(新規投資家)
・本田技研工業株式会社(既存投資家)
・アシックス・ベンチャーズ株式会社(新規投資家)
・株式会社ゼネラルアサヒ(新規投資家)
・レオス・キャピタルパートナーズ株式会社が運用する、RheosCP1号投資事業有限責任組合(新規投資家)


調達資金の使途

資金調達の大きな目的は二つです。
・2022年度内のコンシューマ向け販売の開始
・確実な事業開始と拡大に向けた体制拡充

まず、2022年度内のコンシューマ向け販売の開始に向けた、量産体制の構築を完了させます。また、事業拡大に向け、継続したアプリケーションのアップデート、ハードウェアのコストダウンといったプロダクトの開発と共に、旅行時の貸出など様々なモビリティと視覚障がい者の歩行移動を組み合わせたBtoB事業の構築も進めていくため、総合的な体制拡充を実施致します。また、これらの実現に加え、海外展開を見据えた現地実証を加速し、中長期的な売上規模の拡大を進めて参ります。


投資家コメント



[画像2: (リンク ») ]

永田暁彦氏
リアルテックファンド代表
「Honda IGNITIONでAshiraseと出会い、本気で社会課題に向き合う姿勢に共感して、シードラウンドで出資をさせて頂きました。彼らはそこから約1年で、多くの視覚障がい者の方々から直接フィードバックを得てプロダクトを磨き上げました。その熱い想いと実行力は改めて本物だと感じ、リード投資家として追加出資させて頂きました。彼らが目指す理想を実現するまで、リアルテックは全力で支援し続けます。」


[画像3: (リンク ») ]

本藤 孝氏
QBキャピタル合同会社 代表
「千野さんの原体験に基づく熱量と、Hondaの技術者としての経験を活かし仲間を集め全く新しい歩行ナビゲーションシステムを社会実装していこうとする姿に共感しております。Ashiraseが日本の視覚障がい者のQOLを向上させ、さらには世界中で普及していくことを期待し、起業家に寄り添った支援を行っていきます。」


[画像4: (リンク ») ]

青山 真二氏
本田技研工業株式会社 取締役 執行役専務 IGNITION審査委員長
「HondaのIGNITIONプログラムの第一号であるAshiraseは、チャレンジングスピリットを体現し、日々大きく成長しています。日本、そして世界中の視覚障がい者への新たな価値を創造し、世の中をより良く変えていくと信じています。彼らの夢の実現に向けて、私達も支援していきます。」


[画像5: (リンク ») ]

母里 明陽氏
アシックス・ベンチャーズ株式会社 代表取締役社長
「アシックスは、Ashiraseがアシックス主催のアクセラレータープログラムで優秀賞を受賞して以来、実証実験のサポートなどをさせて頂きました。世界中の視覚障がい者にこのサービスが届くよう、今後は出資者として最大限のご支援をさせて頂きたいと思います。」


[画像6: (リンク ») ]


藤 光広氏
株式会社ゼネラルアサヒ 代表取締役社長
「私たちは視覚に訴えることを事業としていますので、少し距離のある視覚障がい者の方に何か貢献したいとの思いから、毎年点字カレンダーを作成しています。Ashiraseがそのような方々の夢を広げてくれることを大いに期待しています。」


[画像7: (リンク ») ]


戸田 東宗氏
レオス・キャピタルパートナーズ株式会社 投資部長
「Ashiraseの事業は、視覚障がい者の単独歩行を支援し安全な外出を実現することで障がい者に豊かさを創造し、ひいては家族など関係者のQOL向上にも寄与すると考えており、積極的に支援して参ります。」


あしらせについて


【Ashiraseが取り組む課題背景】
ロービジョン※2を含めた日本の視覚障がい者数は、国内164 万人※3、アメリカや欧州を含めた先進国全体では、2,000万人にのぼると推定されています。
一方、盲導犬は国内1000頭程度しか存在しません。また、ガイドヘルパーは自治体ごとに利用制限が設けられており、単独歩行が求められています。

【Ashiraseが取り組む課題】
視覚障がい者の単独歩行には様々な課題があります。
私たちが注目したのは、下記三点です。
・安全確認とルート確認に追われながら歩いている
・歩行時は聴覚に頼ることが多く、音声ナビなどを使うと聴覚を邪魔され、不安を感じたり危険に遭遇したりする
・大変な思いをすることで、「外出がおっくうになる」といった心理的課題を発生させている
[画像8: (リンク ») ]

【Ashiraseの特徴とプロダクト】
当社が開発している「あしらせ」は、ルート情報を足元から直感的に伝えることが出来ます。これまで苦労していたルート確認の作業から解放されることで、歩行者は安全確認に集中することが出来ます。
[画像9: (リンク ») ]

あしらせナビゲーションの特徴は以下です。
・GNSS※4 測位情報と、ユーザーの足元の動作データから、視覚障がい者向けの誘導情報を生成
・白杖を持つ手、周囲の音を聞く耳を邪魔しない、足への振動によるナビゲーション
・振動の位置と振動させるテンポの組み合わせにより、直感的に理解可能な情報通知


事業拡大に向けた人材募集


【採用情報】
なお当社では事業拡大に向けた人材の強化をおこなっております。
採用詳細は以下URLよりご覧ください。
(リンク »)

【エンジニア採用コンテンツ】
AshiraseのNOTEを開設し、今後様々なメンバーの発信を進めて参ります。
今回エンジニアの採用コンテンツとして、「CTO/CDOによるあしらせの開発の裏側と今後の展望」と題し、Ashiraseの技術や開発について語ります。
(リンク »)


<株式会社Ashirase>
・社名 :株式会社Ashirase(アシラセ)
・代表者  :代表取締役 千野歩
・本店所在地:栃木県宇都宮市元今泉2-11-6 ROSETOWER元今泉307
・設立   :2021年4月
・資本金  :27,500,000円
・事業内容 : 歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」の開発、販売、運用
・HP    : (リンク »)


<お問い合わせ>
株式会社Ashirase 亘理
Email:info@ashirase.com

<注釈>
※1 正式な引受先名称は「資金調達の概要」に記載
※2 「【日本眼科医会研究班報告 2006~2008】日本における視覚障害の社会的コスト」において、「よく見える方の眼で、矯正視力が0.1を超えるが、0.5未満」と定義されています
※3 出展:【日本眼科医会研究班報告 2006~2008】日本における視覚障害の社会的コスト
URL: (リンク »)
※4 GNSSはGlobal Navigation Satellite Systemを指し、衛星測位システムの総称となります

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  5. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]