株式会社SHIFT PLUS(本社:高知県高知市、代表取締役:綿貫健吾、以下「SHIFT PLUS」)は、ひとり親家庭を支援しているNPO法人GIFT(高知県高知市、理事長:田埜千晴、以下「GIFT」)と協働で、11月下旬より高知県在住のひとり親世帯を対象とした「デジタル人材育成プログラム事業」の運営を開始します。デジタル関連業務の経験がないひとり親家庭の方々へ、デジタル業務に携わるための基本・応用スキルのレクチャー、ITリテラシー向上に向けた講座を実施し、それぞれのスキルアップ、転職・就職を支援します。
また、受講者全員にPCが1台ずつ行き渡るよう、SHIFT PLUSは同SHIFTグループの株式会社エスエヌシー(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:中近芳樹、以下「エスエヌシー」)と連携し、GIFTへパソコン20台を無償提供します。受講者が講義の合間も自宅でパソコンを触るなどして、講義内容が常に近くにある状態を作り出します。
※自社調べ(2022年10月)
「IT企業とNPO法人の協働」による、「ひとり親世帯対象のデジタル人材育成事業」として
[画像1: (リンク ») ]
■なぜ、“ひとり親”へのITリテラシー支援なのか?
本プログラムの対象は、高知県内の“ひとり親家庭の母子、父子”。特に、収入アップのためにニーズが高まるデジタル関連への就職を目指したい方に向けて企画されています。
背景にあるのは、多くのひとり親家庭が直面している不安定な収入、就労状況です。
・就労収入の状況
令和3年度ひとり親実態調査結果概要によると、母子家庭では就労収入 200 万円未満の世帯が 46.3%。母子・父子家庭ともに 7割超の世帯が家計の苦しさを実感していると報告されています。特にコロナ禍においては、就労収入が一段と厳しい状況にあります。
・職業の状況
雇用形態では、「正社員・正職員」の割合は母子家庭が 46.0%、父子家庭が 62.1% 。
仕事の内容は、母子家庭は「専門的・技術的職業」(看護・介護・保育等)が最多で 25.1%。父子家庭は「建設・採掘」が最多で 19.4%。仕事に関して望む支援は、母子・父子家庭ともに「技術・資格取得の支援」が最多で約3割、次いで「仕事の紹介」となっています。
出典:令和3年度高知県ひとり親家庭等実態調査結果の概要について
(リンク先 (リンク ») )
[画像2: (リンク ») ]
■本講座のゴール
本講座の狙いは、ひとり親家庭が安定的な就労状況を得る第一歩として、PCを使ったデジタル業務の基礎・応用スキルを身につけることです。
普段PCを触る機会がない人、スマホを持っていても使いこなせていない人、またデジタルスキルを身につけたくても時間や費用の捻出が難しくあきらめている人。そういった人に、デジタル業務の基礎・応用スキルをレクチャーし、デジタルリテラシー向上に向けた講座を実施します。
PCを使う業務への苦手意識や、難しそうなイメージを払しょくするには、企業が求めているスキルを知って、実際に手を動かしてみることです。プログラムを通じて、受講者が「私でもできるんだ!」と自信を持ち、デジタル関連業務に携わる基礎スキルとマインドを備えることが本講座のゴールです。
■本講座のポイント
NPO法人にパソコン20台、贈呈
受講生が支えあえるコミュニケーション環境を醸成(モチベーションのサポートも万全)
受講後、デジタル業務の就職相談先を紹介
■プログラム概要
全6回講義 (3時間/回)
期間:2022年11月26日(土)~2023年2月25日(土)
会場:株式会社SHIFT PLUS内 bridge+(高知市駅前町1-8 第7駅前観光ビル1F)
第1回目の講座で高知県内にあるデジタル関連業務の企業を紹介し、受講者に具体的な就職・転職のイメージを持っていただきます。また、履歴書や職務経歴書をPCで作る方法、スマホを使用した証明写真の撮り方、メール・オンラインでの応募方法なども学習します。
■パソコン贈呈式について
日時:2022年11月15日(火) 15:00より
式場:株式会社SHIFT PLUS内 bridge+(高知市駅前町1-8 第7駅前観光ビル1F)
出席者
・田埜千晴氏(NPO法人GIFT 理事長)
・中近芳樹氏(株式会社エスエヌシー 代表取締役社長)
・綿貫健吾氏(株式会社SHIFT PLUS 代表取締役社長/株式会社エスエヌシー 取締役副社長)
■NPO法人GIFT 理事長 田埜千晴氏のコメント
ひとり親支援では、「負の連鎖」という問題が指摘されます。「負の連鎖」の根本的な原因の一つとして、収入の格差が学びの格差に直結していることにあります。
今、困難な環境にいたとしても、チャレンジできる機会が増えることで、その方自身の環境が大きく好転し「プラス連鎖」へと変わるように、今後ますますニーズが高まるデジタル人材としての一歩を力強く踏み出せるプログラムをひとり親家庭のお子さん(高校生)やお父さん、お母さんへお届けしたいと考えています。
■株式会社エスエヌシー 代表取締役社長 中近芳樹氏のコメント
当社は1997年大阪で創業し、IT関連のリユースを中心に事業を展開しています。主に企業において使用されたパソコン・タブレット等のIT機器を回収・買取し、メンテナンスを施した上で再販しています。大量生産・大量消費によって引き起される地球温暖化。この先の未来に向け環境と経済を両立する循環型社会への取組のひとつがリユースです。そしてまた今後予想されるデジタル人材の不足。スキルアップや資格取得のための環境が整わないためにキャリア選択肢が狭まっているひとり親家庭の方々のチャレンジの機会増加の一助になれば幸いです。
■株式会社SHIFT PLUS 代表取締役社長 綿貫健吾氏のコメント
弊社は高知県に本社を置くIT事業会社として、都市圏企業を対象とした事業展開に加え、ITによる地域社会課題の解決に取り組んでおります。本取り組みは、弊社が社内人材育成のために培ってきた「デジタル人材育成研修プログラム」(IT未経験者であってもデジタル人材としてのキャリアを構築できる育成プログラム)を、困難な環境にあるひとり親家庭の方々に開放させていただくことで地域社会課題解決の一翼を担ってまいれるものと考えております。
■参画団体紹介
NPO法人GIFT
設立 2011年9月
代表者 田埜千晴
所在地 高知県高知市万々519−1ー301
事業内容 ひとり親家庭支援センター運営、自然学び舎・リーダー育成事業
(リンク »)
株式会社エスエヌシー
設立 1997年7月23日
代表者 中近芳樹
本社所在地 大阪府大阪市中央区南船場1―18―17 商工中金船場ビル9F
事業内容 リユース事業、Web事業、ITマネージメント事業
(リンク »)
株式会社SHIFT PLUS
設立 2015年4月6日
代表者 綿貫健吾
本社所在地 高知県高知市駅前町1-8 第7駅前観光ビル
事業内容 ソフトウェア品質保証事業、カスタマーサポート事業、地方創生事業
(リンク »)
■お問合せ
株式会社SHIFT PLUS 経営企画部
広報・ブランディンググループ
担当: 黒川、國澤
電話: 088‐802‐5366(代表)
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。