凸版印刷、図書館・書店向けに、子どもの個性に合わせた絵本おすすめサービスの提供を開始

凸版印刷株式会社

From: PR TIMES

2022-11-22 12:16

脳科学に基づいた個性診断と導入先独自の視点を組み合わせた絵本の選書サービス「conocoterrace(R) for Library」で、スタッフの業務を効率化し、利用者の来館を促進

 凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、2018年より独自に開発した8つの脳力指標(※1)に基づいた個性診断で、子どもの個性に合った最適な絵本を選書するサービス「conocoterrace(R)(読み:コノコテラス)」を提供しています。
 この度、図書館・書店向けサービス「conocoterrace(R) for Library」(以下、本サービス)を開発。本サービスは「conocoterrace(R)」で提供してきたアンケート回答による個性診断に、導入施設が保有する絵本を年齢別・個性別に分類・登録できる「選書登録機能」を付加。施設スタッフの選書ノウハウを活かし、利用者の個性にぴったりな絵本を提案することができます。2022年11月22日より図書館を運営する自治体や企業、書店などに向けて提供を開始します。




 本サービスの活用により、従来は施設スタッフが個別対応していた絵本案内を効率的に実施することが可能。また、図書館や書店の膨大なラインナップからどの絵本を選んでよいか分からないという利用者側の悩みも解消します。提供開始に先立ち、2022年8月に静岡県にある袋井市立図書館で実証実験を実施。本サービスを体験した利用者の9割が図書館への再来館意向を示し、来館促進への有効性も実証されました。
[画像1: (リンク ») ]



■ 開発の背景
 各自治体では「子どもの読書活動推進計画(※2)」の策定が進み、図書館を中心に地域全体で子どもの読書習慣の形成を推進するための様々な工夫が求められています。一方で、家庭では一人ひとりの子どもに合った絵本の選び方について手助けになる指標がなく、図書館や書店などを利用する際に、どのように選んだらよいか分からないことが悩みの種となっています。
 凸版印刷は、2018 年より脳科学に基づくアンケートに保護者が回答することで、独自に開発した 8 つの能力指標に基づき子どもの個性を可視化する個性診断を開発。子どもの個性に合った最適な絵本を選書するサービス「conocoterrace(R)」などを通じて提供してきました。
 このたび、「conocoterrace(R)」のアンケート回答による個性診断に基づき、導入施設独自の視点で利用者へ絵本をおすすめすることができる図書館・書店向けサービス「conocoterrace(R) for Library」の提供を開始。これにより、利用者は個性にぴったりな絵本を知ることができ、図書館や書店の膨大な絵本ラインナップとの新たな接点を創出。また導入施設における絵本案内の効率化や来館促進、利用者とのコミュニケーションを支援します。

■ 「conocoterrace(R) for Library」の特長
・図書館の蔵書や書店のラインナップの中から「個性にぴったり」な絵本を紹介
 2歳~8歳の子どもを持つ保護者を対象として、Web上で子どもの年齢別のアンケートに約3分程度回答することで8つの脳力指標に基づいた個性診断が可能。事前に登録されたおすすめリストに基づき、図書館蔵書や書店の品ぞろえの中から「個性にぴったり」な絵本を知ることができます。
[画像2: (リンク ») ]

・導入施設オリジナルのおすすめリストの作成が可能
 おすすめリストは施設ごとに蔵書を登録して作成します。施設スタッフ独自の視点でおすすめリストを作成することで、これまで個別に対応していた絵本案内のノウハウを活かしつつ、効率化を実現します。また、おすすめリスト作成にあたっては、凸版印刷が一般生活者向けに提供してきた「conocoterrace(R)」の知見や選書ノウハウによる作成支援も可能です。

・図書館や書店の来館促進、コミュニケーション支援にも寄与
 静岡県袋井市立図書館における実証実験では、本サービスを体験した利用者の9割が「また図書館を利用したい」との再来館意向と、施設スタッフ独自の視点に基づいたおすすめ絵本の表示により「スタッフへもっと話を聞きたい」との相談意向を示しました。この結果から、本サービスを活用することで導入施設における利用者の来館促進や、スタッフと利用者のコミュニケーション支援にも寄与します。

■ 価格
・初期導入費用:20万円~ ※おすすめリストの登録数により変動
・サービス使用料:年間30万円~ ※導入施設数により変動
※本サービスはWebサービスです。インターネットに接続可能な端末及び通信環境が必要となります。

■ 今後の目標
 凸版印刷は「conocoterrace(R) for Library」を含めた個性診断活用サービス全体で2027年度までに約10億円の売上を目指します。
 凸版印刷は今後も、絵本業界や書店・図書館の更なる発展に寄与するとともに、「ハードルのない教育環境の創造」を推進し、ふれあい豊かでサステナブルな暮らしに貢献していきます。


※1 8つの脳力指標
1980年代にハーバード大学・ハワードガードナー博士が提唱した知性の8分類を始め、最新の心理学や脳科学の知見を集約し、早稲田大学教育・総合科学学術院 本田恵子教授の協力のもと、凸版印刷が独自に開発した指標です。
具体的には、1.視覚・空間、2.身体・運動、3.音楽、4.対人、5.内省、6.論理・数学、7.言語、8.自然・博物学となります。

※2子どもの読書活動推進計画
「子どもの読書活動の推進に関する法律」(平成13年)に基づき、都道府県及び市町村はそれぞれ子供読書活動推進計画を策定するよう努めることとされています。特に図書館においては、情報拠点化を推進し、利用者に応じた多様な図書館サービスを展開する「新しい図書館像」の構築が求められています。


* 「conocoterrace(R)」は、凸版印刷株式会社が関連特許登録済みです。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。


以  上

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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