SB C&S株式会社(以下「SB C&S」)は、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進に向けたAI活用促進のため、AIを手軽に「学べる・作れる・試せる」クラウド型AIプラットフォーム「AIMINA(アイミナ)」を提供しています。このたび、航空事業や調査測量事業を手がける中日本航空株式会社(本社:愛知県西春日井郡、代表取締役社長:二神 一、以下「中日本航空」)において、AIモデルの自社開発に「AIMINA」を活用いただきました。
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【「AIMINA」活用の背景】
これまで中日本航空の調査測量事業では、習熟が必要な測量機の操作や取得データの処理、マニュアル操作の属人化などの課題を抱えています。今後、インフラの老朽化や少子化などの社会問題対策に貢献できるよう、さまざまなシステムや膨大なデータを処理できることが求められています。そこで、作業の平準化と生産性向上を目的とした自社開発のAIモデルによるデータ処理を検討しはじめたところ、要望のヒアリングから具体的な構想に落とし込み、PoC※(概念実証)までをノーコードで行うことができる「AIMINA」を知り、AI手法として物体検知と画像セグメンテーションを利用できることが決め手となり、活用いただきました。
※ Proof of Conceptの略
【「AIMINA」活用の概要】
幅広い利用シーンに対応したAIを開発できる「AIMINA」において、中日本航空では、まず物体検知のAIモデルを作成しました。物体検知ではドライブレコーダーで撮影した画像データを用いて道路上の指示標識や道路標識、交通信号機などを検知し、データに写り込んでいる被写体がそれぞれ何かを識別しています。特に物体検知では、90%以上の精度で交通信号機を認識するAIモデルを作成することができました。ただし、異なるカメラや撮影地域ではうまく認識できないといった課題もあり、精度をさらに高めるため、AIモデル作成における改善のポイントなどを思索している段階です。今後、「AIMINA」で作成したAIモデルにより、作業者の経験やスキルに依存しない調査測量が可能になり、工数削減に繋がる見込みです。
今後もSB C&Sは、企業が抱えるさまざまな課題解決に貢献するため、誰でも手軽にAIを使うことができる「AIMINA」を通じて、業務効率化と生産性向上を目指す企業のDX推進をサポートしていきます。
【「AIMINA」に関するお問い合わせ】
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【「AIMINA」について】
「AIMINA」は、ビジネスの現場でAIを活用したい具体的なアイデアはあるものの、開発方法が分から
ない方が、お手元のデータで AI モデルの開発を試すことができるAIプラットフォームです。企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進に向けたAI活用促進においても、Python などのプログラミングが分からないビジネス現場の方々がノーコードで AI の活用にチャレンジすることが可能です。詳細はこちら( (リンク ») )をご参照ください。
中日本航空株式会社 調査測量事業本部 技術開発プロジェクト マネージャー 千田 良道氏からのエンドースメント
AIという言葉を耳にするようになって何年か経ちますが、なかなかAIが身近になっていない印象を受けています。AIをいざ始めようと思い検討する段階で、わからないことや不足するリソースの多さに気がつきました。「AIMINA」は、誰でもAIを手軽に「学べる・作れる・試せる」がコンセプトのクラウドサービスで初心者でも始めやすいと思いました。まず、物体検知(判読)のAI技術習得を目指し、そのための準備、AIモデルの作成、そしてAIモデルを実際のソフトへ活用する流れを、経験しながら検討しているところです。「AIMINA」は、さまざまなAIモデルを対象にしていますので、現在トライアル中の物体検知以外にも、言語処理や異音検知、時系列の解析にも期待しています。今後、「AIMINA」のAIモデル作成技術や学習環境を活用し、さまざまな課題を解決できる技術者を育成できればと思っています。
中日本航空株式会社について
中日本航空は、飛行機・ヘリコプターの総合航空会社として、お客さまのニーズに最適なサービスをご提供します。ドクターヘリや国・県のヘリコプターの受託運航、物資輸送などの航空事業、航空写真撮影・リモートセンシング・航空レーザ計測など高度な調査測量やデータの解析を行う調査測量事業など、全国規模のネットワークで航空に関する事業を幅広くサポートします。詳細はこちら( (リンク ») )をご参照ください。
SB C&S 経営理念・ビジョン
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