ワンダープラネット、スマートフォン向けゲーム『アリスフィクション』にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を採用

New Relic株式会社

From: PR TIMES

2022-12-20 15:16

~「地球の裏側のユーザー体験」までをリアルタイムで観測可能にし、エンジニアがそれぞれの責任範囲を超えて問題解決・サービス品質改善に取り組める体制を構築 ~

デジタルビジネスに可観測性プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 真一朗、以下「New Relic」)は、ワンダープラネット株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長CEO:常川 友樹、以下「ワンダープラネット」)が、新作スマートフォン向けゲーム『アリスフィクション』にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を導入したことを発表します。



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背景と経緯

ワンダープラネットは、『クラッシュフィーバー』『ジャンプチ ヒーローズ』などのヒット作を代表とするスマートフォン向けオリジナルゲームの企画から開発、パブリッシング、グローバル配信までを自社で手掛けています。2022年7月には、新作スマートフォン向けゲーム『アリスフィクション』において全世界同時配信・同時運営を実現し、配信開始から2カ月で100万ダウンロードの突破を実現しました。

同社では、『楽しいね!を、世界中の日常へ。』を企業ミッションに掲げており、移動中や就寝前などの時間でも楽しめる「日常に溶け込んでいくようなゲーム」を、スマートフォンというプラットフォームを通じて「世界中のユーザー」に届けていくことを目指しています。このミッション達成のために、「ワンダープラネットの技術ビジョン」を策定し、全社横断的な技術組織EDMO(Engineering and Design Management Office)の活動を通じて技術的競争力を研鑽しています。

スマートフォン向けゲームでは快適なユーザー体験がゲームの満足度を大きく左右しますが、ワンダープラネットでは、スマートフォンで実際にプレイするユーザーの体験を把握できないことに課題を感じていました。そこで『アリスフィクション』の開発段階であった2022年5月より、同タイトルの開発環境・サービス基盤にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームNew Relicを導入し、開発生産性の向上とユーザー体験の改善に役立てています。


New Relicの導入と今後の展開

ワンダープラネットがNew Relicを採用した大きな狙いは、バックエンドからスマートフォンアプリまで『アリスフィクション』のシステム全体のリアルタイムな観測を通じて、サービス品質の低下にいち早く気づき、迅速に対処できるようにすること、さらに観測されたデータをもとに、開発チームが共通指標を持って中長期的にサービス品質を改善できるようにすることです。

New Relicの導入により、リリース前の負荷テストでもAPIのボトルネックの特定から、コードの改修、パフォーマンスの改善までがスピード化され、工期の大幅な圧縮につながりました。また、運用段階においては問題発生時の初動対応も早くなり、原因特定から解決までに10~30分程度かかっていた作業が1分程度に短縮されるなど大きな効果を上げています。

また、何らかの問題が発生したときには、ダッシュボード上の簡単な操作でログを追跡し、ユーザーIDまで絞り込んでエラーの発生箇所を可視化できるので、クライアントエンジニアがバックエンドの不具合を特定するなど、インフラ、バックエンド、クライアントエンジニアが、それぞれの責任範囲を超えて問題解決・サービス品質改善に取り組めるようになりました。New Relicは、全社横断の技術組織「EDMO」のエンジニア全員がユーザー体験と向き合うための共通基盤・共通言語としても効果を発揮しています。

『アリスフィクション』のサービス基盤は、PHP/PhalconによるバックエンドアプリケーションをAmazon ECS/AWS Fargate上で稼働させ、スマートフォンアプリのコンテンツアセットをAmazon CloudFront(CDN)を介して全世界のユーザーへ配信します。ユーザーが使うiOS/Androidスマートフォンでは、ゲームエンジンとしてUnityが稼働します。New Relicを活用することで、『アリスフィクション』のインフラから、バックエンドアプリ、スマートフォンアプリまでのメトリクスを収集でき、さらにユーザーのプレイ体験の定量的な把握が可能になりました。

ワンダープラネットは現在、世界中のユーザーに新しいプレイ体験を提供するため、ユーザー端末上でのアプリのパフォーマンスを計測し、ユーザー体験の定量化・可視化にも取り組んでいます。世界中で使われているスマートフォンは5,000機種以上あり、スペックもOSのバージョンも様々です。また、テスト環境では快適にプレイできていたとしても、現地の通信環境によっては同時のレスポンスが得られないこともあります。こうしたあらゆる条件下でも、リッチな表現やアクションが安定的に動作するようプロダクトを磨いていくために、New Relicのオブザーバビリティを活用しています。

ワンダープラネット株式会社
執行役員VPoE/EDMO(Engineering and Design Management Office)
室長 開 哲一氏コメント
「New Relicは、端末情報、OS情報、ラストワンマイルを含めた通信時間、アプリエラーなどのメトリクスを即座に取得でき、想像以上に詳細な分析が可能なことに驚かされました。『地球の裏側のユーザー体験まで、リアルタイムで観測可能にする』という目標の達成は間近です。New Relicの導入・活用は、技術ビジョン実現のための大きな第一歩になったと確信しています。今後、段階的に適用範囲・タイトルを拡大していく計画です」

New Relic株式会社 代表取締役社長 小西 真一朗コメント
「ワンダープラネット様のスマートフォン向けゲームタイトルのプレイ体験の向上に、New Relicが貢献できることを大変光栄に思います。『楽しいね!を、世界中の日常へ。』という企業ミッションの実現に向けて、New Relicのエンドツーエンドオブザーバビリティ(可観測性)をお役立ていただけるものと確信しています」

■ ワンダープラネット様のNew Relicご採用事例の詳細は以下をご参照ください。
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■ その他のお客様によるNew Reilc採用事例は以下からご覧いただけます。
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■ New Relic株式会社のファクトシートやロゴ等は、以下からご確認いただけます。
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■New Relicについて
2008年に創業したNew Relic は、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOps チームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は15,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。

■オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」について
New Relic はお客様がより完璧なソフトウェアを作成するために構築された、最も強力なクラウドベースの観測プラットフォームです。世界中のエンジニアリングチームがNew Relic を利用して、アップタイムとパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、市場投入までの時間の短縮を実現しています。New Relic には、組織がオブザーバビリティを実現するために必要なすべての機能が含まれています。

Telemetry Data Platform: ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラストラクチャのデータを収集、可視化することができます。これは、すべての運用データの単一で正しいソースとなるように設計されています。
Full Stack Observability: APM、インフラストラクチャ、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体を1つのコネクテッドエクスペリエンスで簡単に分析し、トラブルシューティングを行います。
Applied Intelligence: インシデントを迅速に検出、理解、解決するための応用インテリジェンスが備わっています。


※New Relic は、New Relic, Inc.の登録商標です。
※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。


将来予想に関する記述
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