橋梁点検や非破壊検査技術を有する有限会社丸重屋(本店:京都市山科区/代表取締役社長:平手克治)は、1997年に人間国宝に認定された青磁作家、三浦小平二(1933~2006年)の私設ギャラリー「Art House MIURA」(東京都国立市東4-3-29)の本年4月グランドオープンに際して、同ギャラリーのD X化を全面的にサポートします。
ギャラリーグランドオープンに先行して、2021年12月にスタートしたデジタルミュージアム「360 度Art House MIURA」( (リンク ») )にて、2023年1月10日(火)より三浦小平二の3Dデジタルアーカイブ(デジタルツイン)を公開します。
本来、青磁作品の鑑賞は手にとって360度、さらには内底、底裏も見ることで、その良さを深く味わうことができます。しかし、貴重な作品は破損の危険があり、誰もが手にとるわけにはいきませんでした。
Art House MIURAでは、人間国宝・三浦小平二の青磁作品を3D スキャンし、3Dデジタルアーカイブをネットで公開。誰もが貴重な作品を手にとるように自由に回転させて鑑賞できるようになりました。また、3Dデジタルアーカイブ化した香炉 ・花瓶 ・壺 ・盌(碗)・香炉の蓋など合計13点の作品は色褪せることも壊れることもなく、永遠に魅力を公開することができます。以下は、有限会社丸重屋のデジタルテクノロジーによって制作された3Dデジタルアーカイブ画像です。実物の質感、色合いなど、精巧に再現されており、360度回転も非常にスムースです。
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有限会社丸重屋は、2000年の創業より橋梁の点検技術を研磨しながら、急速に進展するDX化に取り組んでいます。これらのテクノロジーを活用し、文化・芸術領域における3Dデジタルアーカイブ化など、現在、土木以外の異分野への積極的な事業展開を図っています。
参考資料
◆Art House MIURA 人間国宝・三浦小平二の作品を次代に引き継ぐ
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人間国宝・三浦小平二の青磁器をはじめ、絵画やデッサン等を展示しています。2021年2月に仮オープンしましたが、2023年4月にグランドオープンを予定しています。展示面積を約2倍に拡張する見込みです。
<グランドオープン後の運営概要(予定)>
■グランドオープン日:2023年4月 ※2021年2月に仮オープン
■開館時間:月曜日~金曜日 10:00~14:00 ※開館スケジュールはお問い合わせください。
■入館料:500円(税込)
■住所:東京都国立市東4-3-29
■電話:042-572-3922
■交通:
1.JR中央線「国立駅」南口よりバス6番乗り場《立川駅南口》行き「第二住宅」下車すぐ
2.JR中央線国立駅より徒歩13分
◆360 度Art House MIURA ( (リンク ») )
館内を 360 度カメラで撮影し公開しています。専用アプリケーションは必要なく、PC 端末やタブレット端末を操作しGoogle ストリートビューのように移動しながら、いつでも一般的なブラウザーで閲覧することができます。今回、3Dデジタルアーカイブ化した作品(デジタルツイン)を、この360 度美術館の中に設置します。
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◆人間国宝・三浦小平二(1933年~2006年)
青磁に絵付けをするなどオリジナルのスタイルが海外で評価され、1996年には紫綬褒章を受章。1997年に青磁で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。2000年に東京芸術大学名誉教授に就任。社団法人日本工芸会理事等を歴任し次世代への指導教育に務めた。2006年に国立市の自宅で逝去。
◆三浦小平二の妻・三浦竹子よりメッセージ(学校法人 五浦学園 ママの森幼稚園 園長)
ミュージアムに併設する幼稚園では亡き夫・三浦小平二の使用していた窯で焼き物制作をおこなったり、人間国宝の作品に触れたりするなど、情操教育の一環として「本物体験」を取り入れております。今回の3Dデジタルアーカイブ化を機会に、世界中の皆様が三浦小平二の青磁作品に触れていただくことを願っております。
◆有限会社丸重屋 土木業界のDXノウハウを文化財保護に活かす
2000年12月に京都山科にて創業して以来「橋梁点検や非破壊検査技術などの職分を通し、地域に暮らす皆さまの安全、安心に貢献すること」「大切な社会資本を技術者の知をもって次世代へ引き継ぐこと」を理念に事業を展開しています。
■代表取締役社長:平手克治
■事業内容:道路構造物の調査、インフラ構造物・のり面・文化財等の3Dモデル化
■HP: (リンク »)
■本店所在地:京都府京都市山科区勧修寺平田町57
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土木業界から新領域へ
土木業界のコンサルタントとして社会インフラの調査・点検からスタートした弊社のノウハウを転用し、芸術作品、廃校になった学校、幼少期に住んでいた自宅、我が子の制作物等の思い出を永遠に保存する3Dデジタルアーカイブ化を行なっています。
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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