日本最大のCVCコミュニティ「FIRST CVC」正式発足

合同会社ブルーサークル

From: PR TIMES

2023-01-18 17:16

スタートアップとの協業・投資に取り組む上場企業・大手事業会社・CVCのキャピタリスト150社、200名以上が参加

合同会社ブルーサークル(以下当社)は、オープンイノベーションやスタートアップ投資に取り組む事業会社・CVCが集い、学び合う日本最大のコーポレートベンチャーキャピタルコミュニティ(以下、CVCコミュニティ)「FIRST CVC」を正式に発足したことを発表いたします。

「FIRST CVC」は2021年よりクローズドなコミュニティ活動としてスタートし、すでに150社、200名以上のCVCのキャピタリストが参加する日本最大のCVCコミュニティとなっています。今後、CVC向け勉強会・ネットワーキングイベントの開催やCVCに関する調査・広報活動、スタートアップとのマッチングなど日本のCVC活動を促進する各種活動を、みずほ銀行、EY新日本有限責任監査法人、宝印刷などの賛助会員からの支援を受けて展開してまいります。

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合同会社ブルーサークル(以下当社)は、オープンイノベーションやスタートアップ投資に取り組む事業会社・CVCが集い、学び合う日本最大(※)のコーポレートベンチャーキャピタルコミュニティ(以下、CVCコミュニティ)「FIRST CVC」を正式に発足したことを発表いたします。

「FIRST CVC」は2021年よりクローズドなコミュニティ活動としてスタートし、すでに150社、200名以上のCVCのキャピタリストが参加する日本最大のCVCコミュニティとなっています。今後、CVC向け勉強会・ネットワーキングイベントの開催やCVCに関する調査・広報活動、スタートアップとのマッチングなど日本のCVC活動を促進する各種活動を、みずほ銀行、EY新日本有限責任監査法人、宝印刷などの賛助会員からの支援を受けて展開してまいります。

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■ 日本の事業会社によるスタートアップ投資の現状について

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近年、事業会社によるスタートアップへの投資件数は増加しており、2021年には9年前から約3.2倍となる764社となっています。また、CVCファンドの新設も相次いでおり、その規模は10倍に拡大しています。

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その結果、スタートアップ投資における国内資金の32%、金融機関を含めた広義のCVCで捉えると45%を占める最大の資金元に成長しています。これはグローバルと比べても高いシェアとなっています。加えて、事業会社が多くの独立系VCファンドの出資者(Limited Partner、以下LP)となっている事も考慮すると、日本のスタートアップ業界にとって事業会社の資金は極めて重要と言えます。

昨年には、新型コロナウイルス感染症による社会経済情勢の激動にも関わらず、過去最多となる30本のCVCファンドが設立されており、今後も新たにスタートアップへの投資やオープンイノベーションに取り組む事業会社は増加することが見込まれます。

一方で、文化面・人材面におけるスタートアップコミュニティとの距離の遠さや、投資活動を開始して期間の浅い組織が多いことなど様々な原因によって、資金量の割にスタートアップ投資におけるCVCの存在感は相対的に低く、起業家・スタートアップから投資主体としての十分な認知や期待を得られていない現状も存在しています。

※図表および文中の数値はINITIAL「Japan Startup Finance 2021」、CBINSIGHTS「State of Venture, State of CVC 2021」よりFIRST CVC分析


■ 「FIRST CVC」設立の経緯

オープンイノベーションの取り組みが広がり、スタートアップとの連携やCVC投資に取り組む事業会社が増える一方、その活動には様々なハードルがあります。

スタートアップは、事業モデル、組織形態、文化、スピード感など様々な点で事業会社と異なっており、双方の円滑なコミュニケーションや連携の実現には創意工夫が必要です。
また、事業会社にとってマイノリティ(少数株主)での投資活動は、特有の金融知識や経験が必要とされるため、通常の事業活動とは異なるノウハウの蓄積や体制が求められます。
さらに、事業会社のCVC活動の多くは、財務的なリターンだけでなく、事業面のシナジー創出も狙っているため、純粋な投資活動を展開するベンチャーキャピタルとは目的自体が異なっており、その活動は必然的に複雑になります。

一方、CVCに取り組む各事業会社は業界も企業規模も様々で、お互いに通常の事業活動では接点がありません。その結果、CVC活動を推進する人々が、CVC特有の課題やノウハウを横断的に共有したり、議論を交わす機会が無いという課題がありました。
そこで、2021年11月に当社の呼びかけをきっかけに少人数のCVC担当者が集い、情報交換を行うクローズドな交流会を設けたことが「FIRST CVC」立ち上げのきっかけです。

その後、ナレッジ共有とネットワーキングの場として活動を重ねる中で、CVC活動における連携を求めていた事業会社から続々と参加が相次ぎ、1年で150社、約200人のCVC・事業会社の投資担当者が所属するコミュニティへと発展しています。

国の政策においてもスタートアップ担当大臣の設置を始めとするスタートアップ創出支援が強化される中、スタートアップとの連携は、日本の事業会社にとってもより欠かせないものになることが想定されます。「FIRST CVC」は、CVC同士が連携し共に学ぶ場を提供することで、日本のオープンイノベーションとスタートアップ投資を加速するコミュニティとして、多角的に活動していくことを予定しております。


■「FIRST CVC」代表 山田一慶のコメント

スタートアップと事業会社は、資金以外も含めた幅広い経営リソースを補完しあい、双方に新たなシナジーを生み出す可能性のある理想的な組み合わせです。日本には世界第三位の経済大国として優れた事業会社が多数ありますから、スタートアップという新たな経済主体とコラボレーションすることで、大きな成長を生み出すことが可能なはずです。

しかし実際の足元では、事業会社・CVC側では投資や協業のノウハウが不足していたり、スタートアップへの理解や社内の協力体制構築に課題を抱えており、一方スタートアップ側も、CVC側の狙いや提供できることが分からず、付き合い方に苦慮しているケースもあります。

「FIRST CVC」には、幅広い業種、規模の企業に所属する投資担当者・責任者が集まっています。各社のCVC活動で生まれた創意工夫を相互に共有し、業界全体のアセットに変えることで、“CVC活動の高速道路”として事業会社・スタートアップ双方の踏み込んだ連携を促進し、事業会社によるイノベーション創出とスタートアップエコシステムの進化に貢献し、日本経済全体の発展につなげていくことを目指していきます。


■ コミュニティの概要と活動

名称: FIRST CVC(ファーストシーブイシー)


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代表:山田 一慶(BlueCircle, LLC. 共同代表パートナー)
参加者:約150社、200名の事業会社・CVCの責任者および投資担当者(内訳以下)
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賛助会員:株式会社みずほ銀行、EY新日本有限責任監査法人、宝印刷株式会社、New Commerce Ventures株式会社、株式会社リブ・コンサルティング、株式会社ファイナンス・プロデュース、創・佐藤法律事務所

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活動内容:事業会社・CVC同士の相互学習・ネットワーキング機会の創出、CVC業界全体の活動に関する調査および広報活動、事業会社とスタートアップエコシステムとの接続・連携の支援

(主な取り組みの例)
相互学習・ネットワーキング
スタディセッション: CVC・事業会社の一線で活躍するスピーカーや、VCやスタートアップの有識者を招いた大規模勉強会
ラウンドテーブル: 各社の担当者が集まり、CVC特有のテーマを本音で議論する、クローズドな少人数勉強会
スターター研修: CVCの基礎と活動のノウハウが得られるスタートアップ投資の新任担当者や新設組織向け研修プログラム

CVCに関する調査・広報
Japan CVC Survey: 日本の事業会社によるスタートアップ投資活動の詳細を明らかにし、オープンイノベーションのベンチマークを提供する、日本最大級のCVC活動に関する調査活動(近日公表予定)
#CVCキャピタリスト: CVC・事業会社の担当者個人にフォーカスしながら、CVC・事業会社各社の背景、投資方針、協業の取り組みなど、CVCの今を伝えるオンライン連載記事

スタートアップとの連携
CVCオフィスアワー: スタートアップがCVC担当者に直接会える、話せる。協業が生まれるリアルマッチングイベント
Meeffee: グロースステージのスタートアップとCVC担当者がダイレクトにつながるカジュアルSNS

■ 参加メンバーからのコメント(順不同)

グリーベンチャーズ株式会社 代表取締役社長
相川 真太郎 氏

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「スタートアップ」と「大手事業会社」の連携はこれまで十分ではなく、もっと覚えたいことが山のようにあると思います。のびしろしか無いので参画企業の皆様との今後の連携に期待しています。当社が進めている「スタートアップ投資」「ファンド投資」もお役に立てると嬉しいです。

南都キャピタルパートナーズ株式会社 代表取締役社長
堺 敦行 氏

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弊社は地域金融機関として、地域とのシナジーを重視したCVCを運営しております。当コミュニティを通じて、様々な観点からCVCに取り組む皆様の取り組みが共有され、それぞれが果たすべき役割が明らかとなり、スタートアップと様々な地域・業種の事業会社が共に価値を創造する社会が実現することを期待しております。

静岡キャピタル株式会社 代表取締役社長
久野 託司 氏

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当社は、オールステージ、オールセクターのスタートアップの方々を対象とし、投資に限定せず、静岡銀行をはじめとするグループ各社やお取引先様との事業共創の橋渡しを積極的に推進しています。本コミュニティーを通じ、CVCの皆様がこれまで培ってきたノウハウ等を共有させていただくことで、オープンイノベーションによる新たな価値の創造が加速することを期待します。

株式会社博報堂DYベンチャーズ マネージングパートナー / 取締役COO
武田 紘典 氏

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イノベーションを創発するためには、産業横断的な知の結合が重要となりますので、CVC同士の横の繋がりやナレッジのシェアを促進するFIRST CVCに大きな期待と可能性を感じています。コミュニティに参加する皆様と事業共創できることを楽しみにしています。

凸版印刷株式会社 事業開発本部 事業開発統括センター 副センター長
朝田 大 氏

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CVCの取組みを進めるほどに、CVC同士の横の繋がりの必要性も増しています。FIRST CVCは、オフライン/オンラインを跨いだ参加者主体のコミュニケーションを通じて、正にCVC同士の繋がりを基点にスタートアップとの共創を実現できるコミュニティです。起業家と事業会社の共創基盤を一緒につくっていけることを楽しみにしています。

住友生命保険相互会社 上席執行役員兼新規ビジネス企画部長 SUMISEI INNOVATION FUND事業共創責任者
藤本 宏樹 氏

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住友生命は、スタートアップ企業への投資・共創を通じて、お客さま、社会のウェルビーイングへの貢献を目指しています。コミュニティ参加の皆さまとの連携を通じて日本のスタートアップエコシステムの発展、イノベーションの実現に繋がることを期待しております。

セイノーホールディングス株式会社 オープンイノベーション推進室 室長
加藤 徳人 氏

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既成概念に囚われない異業種異分野との連携は、経営資源の「新しい結合」によって 生み出されるイノベーションのためには必要不可欠であり、まさにCVCという同じビジョンを持つメンバー間での強い連携関係が構築が出来ることを期待しています。

SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第四部長
安田 純也 氏

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代表の山田さんは常に高い視座で日本の経済を活性化するために自分たちが貢献できることは何か?という想いで活動を続けていらっしゃいます。その想いが結実し本コミュニティが発足したことを大変嬉しく思っております。本コミュニティが活性化し、日本のスタートアップとCVCがお互いに連携・共創する場となり、将来的には日本の産業発展のインフラとして不可欠な存在まで成長していくことを期待しております。

三菱地所株式会社 新事業創造部 主事
橋本 雄太 氏

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CVCを成功に導くためには、業界の垣根を超えてナレッジを共有できる横のつながりが大変重要だと感じています。FIRST CVCはCVCに特化した日本初のコミュニティであり、本活動を通じて日本のオープンイノベーション活動がアップデートされ、成長産業の創出に繋がることを期待しています。

株式会社ポーラ・オルビスホールディングス 総合企画室
岸 裕一郎 氏

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2018年にCVCを社内新規事業として起案し、CVC・事業会社の投資が増えてきた今、CVC・事業会社に特化して各社の経験とネットワークを共有する場「FIRST CVC」の存在に大きな価値と可能性を感じています。企業成長の原動力となるCVC活動を目指す仲間が増えること、そして日本の素晴らしい事業会社とスタートアップが組むことで新たな可能性が増えることを大変楽しみにしております。


■ 賛助会員からのコメント(順不同)

株式会社みずほ銀行 常務執行役員 リテール・事業法人部門 副部門長
大櫃 直人 氏

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商品・サービスのライフタイムサイクルが短縮化する昨今、スタートアップとの対等なパートナーシップによるオープンイノベーション推進が、新たな価値提供や新市場創出の重要な勝ち筋となっています。本コミュニティの活動が、事業会社とスタートアップの相互理解につながり、日本のエコシステムがさらに活性化することを期待しています。

EY新日本有限責任監査法人 企業成長サポートセンター IPO統括 パートナー 公認会計士
藤原 選 氏

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当コミュニティを通じて、将来の日本経済の成長を牽引してイノベーション創出に大きく貢献する主役であるスタートアップと、ヒト・モノ・カネの経営資源を潤沢に有する事業会社・CVCがお互いに協力し合い共創することで、新しい資本主義に貢献し、EYのパーパス(存在意義)である「Building a better working world~より良い社会の構築を目指して」を共に実現していくことを期待しております。


■ 当コミュニティーに関するお問い合わせ

事業会社・CVCの方のご登録: firstcvc_contact(at)bluecircle.co.jp

※CVCファンドだけでなく、自社からの直接投資を行っている組織(経営企画、事業開発、アライアンス部署など)の方や、LP出資を行う部署の方も対象です。また、金融系VCや大学系VCの方も母体資金の運用が中心であればご登録頂けます。

その他(VC・スタートアップ・支援者の方など)のお問い合わせ: firstcvc_info(at)bluecircle.co.jp

公式サイト:  (リンク »)


■ FIRST CVC 運営事務局

社名:合同会社ブルーサークル(BlueCircle, LLC.)
創立:2020年
本社:東京都渋谷区松濤1-28-2
代表:共同代表 山田 一慶、小野 敬明

※ VC/CVC業界における2022年12月時点自社調べ。

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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