フィッシュレザーの開発・製造・製品販売を行う株式会社シンクシー(代表:野口 朋寿、所在地:富山県氷見市、以下「当社」)は、国連開発計画(UNDP)のUNDP Accelerator Labsと連携し、オセアニア・サモア独立国(以下、「サモア」)における魚の皮や廃棄物の有効活用法の開発を行います。
国連開発計画(UNDP)は世界91カ所にAccelerator Labsを展開(活動対象は115カ国)し、開発途上国における課題の新しい解決策を創出する活動を進めています。2020年からは、内閣府の拠出金を原資に、UNDP Accelerator Labsが日本の民間企業と連携し、途上国の開発課題に対する解決策を共に創案する「Japan SDGs Innovation Challenge」を実施しています。
2023年度はサモアとジンバブエでのプロジェクト実施が決定され、このうち当社はサモアでの連携企業としてUNDP Accelerator Labsおよび現地の政府機関やコミュニティと連携しながら、当社が保有する魚の皮をレザーにした「フィッシュレザー」の開発・製造技術を用い、課題解決に挑みます。
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当社が選ばれたチャレンジの対象国と課題の概要
対象国:サモア
解決する課題:魚の皮や廃棄物の有効活用
取り組む主なSDGs:
・1:貧困をなくそう
・9:産業と技術革新の基盤をつくろう
・12:つくる責任つかう責任
・14:海の豊かさを守ろう
サモアはオセアニアにある島国であり、主要産業の一つに沿岸漁業が挙げられます。その一方、漁獲量の40~60%は廃棄されていることから、経済的損失、そして環境配慮意識に基づき、国の課題の一つになっています。そのサモアで策定された「SAMOA OCEAN STRATEGY 2020-2030」では、魚の加工過程で出た廃棄物を資源に変え、減収が見込まれていた経済域を活発化させることを掲げています。
当社では、2019年の創業以降フィッシュレザーブランド「tototo」を創設。開発した技術により、これまで廃棄されていた魚の皮をレザーに変える「フィッシュレザー」の製造技術を有しています。サモアでの「Japan SDGs Innovation Challenge」プロジェクトでは、サモアのUNDP Accelerator Labsチーム等と連携し、この技術が根付くことを目的とした人材派遣・技術提供だけに留まらず、現地で暮らす人々が製造・販売できる環境構築を目指して、具体的な課題の解決策の検討や実証を行うため数カ月間のプロジェクトを実施します。
当社は本プロジェクトの実施により、サモアの経済発展に貢献するとともに、世界各地で問題になっている廃棄物による環境汚染に対する一つの解決策として、フィッシュレザーを提案していく考えです。
UNDP Accelerator Labsとは
国連開発計画(UNDP)アクセラレーター・ラボは、持続可能な開発に向けた課題解決のための世界最大かつ最速の学習ネットワークです。この事業は、ドイツ連邦経済協力開発省およびカタール開発基金との共同事業として設立され、115カ国で活動が行われています。地域のイノベーションを活用することで、実行可能な知見を生み出し、21世紀の持続可能な開発を再構築しています。
主催:UNDP Accelerator Labs( (リンク ») )
運営協力:SHIP (SDGs Holistic Innovation Platform) ( (リンク ») )
フィッシュレザーブランド「tototo」とは
「生命の恵みを無駄にしない持続可能なものづくり」を掲げ、廃棄されてきた魚の皮をレザーに変えるフィッシュレザーを開発・製造。2019年のブランド創設以降、環境負荷の低い生産方法にこだわった開発を続けており、その取り組みは、UNDPとシティ・ファウンデーション共催プログラム Youth Co:Lab(ユース・コーラボ)の SDGsビジネスコンテスト「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2021」 にてアイディア 賞を受賞。多くのメディアに取り上げられるなど、幅広く注目されています。( (リンク ») )
ブランドHP: (リンク »)
株式会社シンクシー会社概要
代表 : 野口 朋寿
所在地 : 富山県氷見市北大町7-4 シーパレス1F
設立 : 2022年
業務内容: 魚革製品の製造販売
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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