クラウド導入で店舗スタッフの接客時間増へ--GLOBAL WORK

NO BUDGET

2017-03-10 12:41

 SPAブランドの製造、小売を展開するアダストリアは、「GLOBAL WORK」ブランドの店舗運営において、多店舗チェーン運営を支援するクラウドサービス「Shop らん」を導入した。今回の導入では、販売および導入支援をネクスウェイが、製品提供をドリーム・アーツが実施した。

 Shop らんは、海外を含め導入店舗数2万5000店、店舗での利用人数は25万人のクラウドサービス。流通・小売業の本部・店舗間のコミュニケーションに特化しており、情報ポータル機能、各種通知機能、商売カレンダ機能などを利用できる。ユーザーからの要望を、頻繁なバージョンアップでサービスに反映し、最新のベストプラクティスを提供する。


「Shop らん」を使ったコミュニケーションのイメージ図

 GLOBAL WORKの店舗と本部では、毎月240件以上の業務指示メールが発信され、店舗スタッフはその確認も含めてバックヤード業務に多くの時間を費やしていた。店舗ごとに多様な業務パターンがあるため、メールやポータルの使い方も、店舗によって異なっていた。

  Shop らんの導入により、本部・店舗スタッフ全員がその日にすべき業務を可視化できるようになり、本部側では、店舗や他部署への指示内容と進捗状況をリアルタイムで把握できるようになったため、店舗への業務指示メールが減少したという。また、指示メールの減少と、iPadでの指示確認により、バックヤードでの業務時間の節約ができ、店舗スタッフの店頭滞在時間を増やすことにつながった。売り上げにつながる接客時間増につながる取り組みと言える。

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