マイクロソフト、ファイル共有サイト「Docs.com」を12月15日に終了へ

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-06-12 08:47

 Microsoftが米国時間6月9日、「Docs.com」のサイトでサービスの終了について発表した。2017年12月に終了するとしている。Microsoftは、「LinkedIn」に含まれる「SlideShare」や、「OneDrive」がDocs.comと重複することを、サービスを終了する理由として挙げている。Microsoftは2016年にLinkedInを買収した。

 Microsoftは、Docs.comで共有しているコンテンツを速やかに移行することを推奨している。

 Microsoftは2015年、Docs.comサイトを刷新し、「Sway」を含む「Office」文書をインターネットでユーザーが公開できるようにした。ユーザーはSwayに加えて「Word」「Excel」「PowerPoint」「Office Mix」の文書やコレクションをDocs.comのサイトに投稿することが可能で、投稿されたコンテンツは各種検索エンジンで検索できる。Microsoftは2010年当初、「Docs」をFacebookとの連携の一環として発表していた。Docsは、FacebookユーザーにMicrosoftの「Office Web Apps」を使用してもらうことを狙ったプロジェクトだった。

 6月9日をもって、新しいDocs.comアカウントは作成できなくなっている。既存のアカウントでは、既存コンテンツの表示、編集、公開、ダウンロード、削除が引き続き可能だ。8月1日には、Docs.comでのコンテンツの公開と編集ができなくなる。

 12月15日以降は、Docs.comが使用できなくなる。2018年5月15日以降は、Docs.comでほかのユーザーと共有し、OneDriveに移行されたコンテンツに自動的にリダイレクトされていたコンテンツのリンクは、動作しなくなる。

 Microsoftは、Word、PowerPoint、PDFのコンテンツをSlideShareで公開できるとしている。

 また、「カスタム共有のために、OneDriveでは、データとコンテンツを共有および保護するために役立つ追加のツール、アクセス許可設定、セキュリティが用意されている」としている。

Microsoft Docs.com 終了
提供:Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]